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3挿入目

 姫騎士の隣の部屋も姫騎士の部屋と同等クラスに豪華な部屋だ。そんな煌びやかな一室、異常な事態が起こっていた。なんとベッドに聖也が拘束されているのだ。もちろん目隠しと猿轡付きである。


「んっ、んっ、んッ―!」


 聖也はなんと拘束を逃れようとするが手も足もでない状況である。


「んあっ、んあっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あぁん、あんあん!」


 激しくそして妖艶な勇者の喘ぎ声が部屋中に響き渡る。逃れられない、手も足も出ないのも当然だ。勇者がすでに聖也に対しグラインド騎乗を行っているからだ。


「くっ、どうしてお前のアソコは俺の金属みたいな聖剣を挿入して平気なんだ?」


 鋭利な金属を体内に入れて傷つかないのは不自然だからである。グラインド騎乗の衝撃で猿轡が外れ聖也は喋れるようになった故に開口一番質問した。


「はあ、はあ、何バカなことを言ってるの? 傷つくわけないじゃない、セックスじゃないんだから」


「えっっ? これセックスじゃないのかよ?」


「汚らわしい男ねアンタ。すぐにエロい方にもっていこうとするんだから、んあっ! 魂の回路にアンタの魂そのものの聖剣を挿入して、わたしの魂に魔力液を注ぎ込もうとしているのよ、あんっあんっああああぁぁぁぁんっ!」


 話しながらもグラインド騎乗を意地でも辞めない勇者。


「魂の回路、どうみても女のアソコに刺しているようにしか見えないんだが……」


「ちょっ、バカ変態すけべ、あっあっあっあっあっ!」


 勇者は聖也を罵りながらさらに激しく腰を振る、振る、振る。ワンツーサンシーパンパンパン。二ーニースリーフォーパンパンパン。


「確かにこんなバカでかい俺のアソコを突き刺したらおまえは生きていられるわけないし、その魂の回路ってとこに俺のアソコが入っているに違いなさそうだ」


「だからそう言っているじゃない、これは聖なる行為なんだからあっあっあっあっ! 健全な行為であっていやらしい行為と一緒にしないでくれるうぅぅぅぅぅぅぅぅ?」


 話しながらも絶対に杭打ちピストンをやめない勇者エリィ。


 隣の部屋の姫騎士と聖女は壁に耳を押し当て興奮していた。


「はあはあっ、それにしてもなんて強靭な聖剣、はあはあっ、並みのウェポン男子のアソコならすでにへし折れているはずよ、んあああああぁぁぁぁぁぁっ!」


「百戦錬磨の俺のアソコがおまえ程度でどうにかできるわけあるまい、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ!」


 伝説のホスト――聖也の反撃が今幕を開ける。


「かはっ……」


 幕を開けるかと思われたが、一瞬で勇者は気絶してしまった。聖也の突き上げテクニックがまさに伝説のホストにふさわしいものであり勇者には耐える術がなかったのだ。


「ふう、女は始末したがこの拘束をどうすれば……ふんっ!」


 聖也が力を込めると拘束をいともたやすく引きちる。


「なんだよ、とってももろいじゃないか、今のうちに逃げよう」


 聖也は自分の上に跨ったままの勇者を吹き飛ばし、いざ逃げようとした時だ。


「あら、どちらにいかれるのかしら?」


「わたしたちの相手もしてもらうぞ」


 なぜか顔の赤く呼吸も荒い聖女と姫騎士が気付いた時には聖也の前に存在していた。


「ホスト神剣奥義〈挿入斬光剣〉!」


 〈挿入斬光剣〉それは神をも絶頂させる光速の一突きである。


 二人の存在に気がついた瞬間、聖也は光速動きで己のアソコを聖女と姫騎士に突き刺す。


「あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんああんっ!」


 聖女も姫騎士もただただ喘ぎ倒れる。そこにいたのはただのメスなのだ。ただ土手っ腹に聖剣を突き刺され出血もしないというのはどういうことであろうか。


「感覚をつかんできたぞ。相手の魂を捉えつつその方向ぐいぐいっとすればいいのか」


 聖也は勇者とひとつになった時の感覚をたよりに聖女と姫騎士ともひとつになったわけだが、勇者の時と比べ窮屈さや遠さのようなものを感じていた。それもそのはず、女のアソコがもっとも魂に近づきやすい場所だからだ。


「さて、どこかもわからないがどこの世界も女は変わらないなあ……」


 ナンバーワンホストである聖也はモテてモテて仕方がないため、元の世界でも何度も何度もこれでもかというぐらい女に襲われている。それゆえ対処法もある程度確立されていたのだ。聖也のアソコを求めて次々と現れる女たちを正面からアソコで打ち倒すのだ。その経験がこの世界で活きてくるとは聖也も驚きである。


 ベットのシーツ引き抜き羽織る聖也。


「あっ」


 そこで聖也は気づく。大きすぎる聖剣がはみ出してしまうことに。


「はあああああああぁあぁぁぁぁぁぁっ!」


 聖也が聖剣を小さくなるように念じるとあら不思議、小さくなったのだ。聖也にかかれば聖剣のサイズなど自由自在――サイズフリーなのだ。これでマントのように羽織っているシーツの中に隠せる。


 さらに聖也は室内のカーテンをいくつも結んでつなぎ合わせロープの代わりとしてそれを用いて王城から脱出をはかる。それはまさにステルスアクションというやつだ。聖也は伝説のホスト、あまりの人気に女たちに追いかけまわされるというのは日常である。そのため、どこぞのエージェント・スパイも驚愕するほどの身のこなしなのだ。


 そのまま聖也はシーツをフードのようにして被り顔を隠し城下町に繰り出した。その際中王城の方から騒がしい音が聞こえてきたため、勇者、姫騎士、聖女が倒れているが発見されたのだろうと聖也は思い、歩幅を早める。


 しかし、だ。聖也は城下町で、ある異変にようやく気がついた。道行く人々が女性、女性、女性。女ばかりなのだ。


「どういうことだ、ここは女だけの国だとでもいうのか?」


「違うニャ」


 いきなり見ず知らずの女が返事をした。しかも聖也に対し後ろから抱きついており頬ずりをしながら腰をカクカクと激しく振っている。


「誰だお前?」


「ニャーはニャーニャって言うニャ」


 どこぞのスパイのファミリーのような名前をしているような気がしないでもない名前で、猫耳の獣人である。


「アレおにーさんの仕業じゃないかと思ってニャ」


 そういってニャーニャは王城を指差した。


「何だ? 俺を捕まえに来たのか?」


「違うニャ、取引に来たニャ」


「取引……だと?」


 聖也は訝しむ。


「い……、一発……ヤらせてほしいニャ!」


「へ?」


 思わず素っ頓狂な声を出してしまう聖也であった。


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