表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/35

親孝行だと






63.彼の1番




「好きです」


「ごめん」



 好きな人に告白した。見事玉砕。



「友達でいたい」



 彼の言葉に、複雑な気持ちになった。仲良くなりたくて彼と距離を縮めて、それでも、友達止まりなのか。


 ――1年後、彼に彼女ができた。



「どんな人?」


「1番大切な人で、1番の友達」



 彼は私を、友達の中でも1番にはしてくれなかった。











64.私の知らないあなた




「暑さでおかしくなったの?」


「え?」



 夏休み明け、久々に想い人に会うと彼はやけに優しくなっていた。



「前からこんなに気遣いが出来る人だったっけ」


「失礼な」


「ごめんて」



 確かに失礼である。彼は溜息を一つ吐いた後少々照れながら



「……彼女できたからかも」



 はにかんで、私の知らない顔を見せた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ