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幸せになりたい。






59.さよならを言い聞かせた夜に




 最近彼と喧嘩続きで、別れた方が良いのかなとよく考える。


 でも、「美味しい」私のご飯を喜んで食べてくれたり「ははっ」私の言葉に笑ってくれる彼を思うと、いつも「さよなら」の声が出ない。



 ——そんな私の、優柔不断な心に気づいてたのかな。



「ばいばいしよっか」



 別れを切り出したのは、彼の方だった。











60.好きだった人




 ずっと好きだった彼に彼女ができた。



「奇跡だと思う」



 彼女の話に胸が痛む。



「でも私と2人で会うのなんて彼女は悲しむでしょ」



 彼女ができても2人の時間を作ってくれることに、少しの望みをかけようとする自分がいた。


 しかし



「うん、だからもう、最後だよ」



 笑った彼に、寂しさは微塵も感じられなかった。






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