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アカーマント  作者: ユーザー様
1/3

世界最強の男

アカーマント連載開始!!


世界最強の男の物語が、幕を開ける!


ブックマークやポイントを振ってくれると嬉しいです。


では本編をどうぞ。


強盗犯達が銀行に立てこもっていた。


「オラオラオラオラァァァア!!!もっと叫べよぉ〜!?」

「「「きゃぁぁーー!!!」」」


銀行強盗の一人が銃を乱射する。銀行員や来客達は怯えながら悲鳴をあげる。


「お前ら人間の悲鳴はいつ聞いても最高だなぁあ!?」

「ママぁ....」

「大丈夫よ...お母さんがいるから...」


男の子が泣き、それを母親が男の子を撫でて落ち着かせようとしていると


バァン!


親子の間に銃弾が通り過ぎる。


「うぇぇぇぇーーん!!!ママァァァー!!!」


男の子は更に泣き叫ぶ。母親は男の子を抱く。


「黙れガキィイ!!!」


すると、テロリストが親子を蹴ろうとした、その時。


「ふぁぁ~...」


突然、場違いな欠伸が銀行にいる人々に聞こえた。欠伸が聞こえた方を見ると、そこには髪の毛がボサボサで青いスーツを着ていて、赤いマントを着けている男がイスに座っていた。


「なんだお前は...?」


流石の強盗犯達も呆気を取られていた。そして、目立つ衣装を着ているのに誰一人、彼が椅子に座っている事さへ気づかなかったのだ。


「おはようございます...」


彼はそんな寝惚けた事を言っていると、段々状況が読めてきたのか。


「あ...もしかして...銀行強盗ってやつ?」

「そうだが、だがらどうしたァ!?お前も早く金よこせやぁ!?」


強盗犯の一人が、男に近づこうとした時。


「おい待て。お前は引っ込んどけ」

「あぁ?!なんだてめ──」


バァン!!


強盗犯は頭を撃ち抜かれてしまった。強盗犯の一人を殺したのは...


「ボスになんて口利きやがるんだこのアホが!」


強盗犯の一人が死んだ仲間を踏みつけた。


そう。強盗犯の一人を殺したのは──この強盗犯の中のボス。名を『ヤンギ』。ヤンギに口答えした奴はすぐ殺される。そして逃げようとしても逃げられない。この強盗犯達の組織の名を『サソリ』と言う。ボスのヤンギはサソリの様に毒を銃弾に仕込み、毒で長く苦しませようとする狂人でもある。


「おいそこのお前、名をなんという?」


ヤンギは銃口をマントを着た男に向けながら問う。


「俺の名は──“ハチオ”だ」

「ハチオか...よしお前──俺の仲間になれ。拒否権はない」


ヤンギはハチオに勧誘をした。それも拒否権はない。しかしハチオは言い放つ。


「無理」


ハチオは鼻をほじりながら答えた。その返答を聞いてヤンギは理由を聞く。


「拒否権はないと言ったはずだ。それになんだ?何がダメだと言うんだ?」

「そうだな...」


ハチオはまたもや言い放つ。


「お前らクサイから」


その言葉で強盗犯達はキレてしまう。


しかしハチオが言うのも当たり前だ。なぜなら強盗犯達は一週間お風呂にも入っていなかったのだから。臭うのは当たり前だろう。しかし、強盗犯達は自分の臭いに全然気づいてない。


「くだらん理由で...気が変わったぞ...お前を殺す...!!」


するとヤンギは何処からかナックルを取り出し、自分の指にはめていく。


「このナックルは特殊な金属で造られている...そして、俺好みの毒がこの刃に『付与』されている...そしてぇ...!!!」


ヤンギの身体がどんどんムキムキになっていく。


「これがぁぁあ!!!『身体強化-改-』!!!俺の『異能』だぁぁあ!!!」


ヤンギは巨体になっていく。それも銀行の天井を超えるぐらいに。

ハチオはと言うと...

「うわ...でかくなった...それにナックルはめてる指痛くないのか?」


巨体になったことにより、指も太くなる。しかしナックルを着けたまま巨体化した事でキツくて痛いんじゃないかと言うのを気にしていたが、どうやらナックルは“大きさを変えれる”みたいだ。


「ごちゃごちゃうるせぇぞ!」


ヤンギは毒付きのナックルを着けている両手で自分より遥かに小さいハチオを打撃する!


しかし、ハチオはヤンギの打撃を──受け流していた。


「俺の攻撃を受け流すたぁ、流石、俺に気配の一つも感じさせない様な奴だ...だがな、俺はお前より遥かに強い。お遊びはお終いだ。さあ、絶望をしれ...!!」


するとヤンギは先程より素早い打撃でハチオを追い詰めていく!


「オラオラオラオラァ!!受け流すばかりじゃなく攻撃しなきゃ、死──」

「おいおい。どこを狙ってるんだ?」

「っ!?」


すると突然後ろから聞き覚えのある声がした。それは──ハチオだった。咄嗟にヤンギは距離をとる。


「いつの間に...!?」

「いや、最初っから後ろに居たぞ?お前ずっと床殴ってたぞ」

「そんな馬鹿な...っ!?何故人質が居ない?!それにアイツらも!?」


ヤンギは人質と仲間が居ないとこに気づく。何故居ないのかというと。


「そんなのお前が、床殴ってる時に人質達は外に避難させたよ」

「じゃあ仲間達は!?」

「え?あそこにいんじゃん」


ハチオは仲間達がいる所を指差す。すると、そこには──既に『聖騎士』達に捕まっていた。


「いつの間に人質と仲間達を追いやった!?」

「いつの間にって言ってもな...さっき?」

「ふざけるなぁ!!」


ヤンギはハチオを完全に捉え、殴った──つもりだった。しかし、その腕は自分より小さいハチオの腕によって拳は止められてしまう。


「とりあえず、諦めろ。大人しく牢屋に入っとけ」

「このぉ...!!」


ヤンギは腕に思いっきり力を入れて離そうとするが、ハチオに掴まれたまま、びくとしもしない。


「なんなんだお前は...!!」


そんな事を言うことしか出来なかった。ハチオが何者なのか。それが一番ヤンギが知りたいことだった。


「そうだな...俺は───





“正義のヒーロー”に憧れた者ですが何か?」


ヤンギはその言葉を聞いた直後、ハチオに殴られる。

そしてヤンギは気絶をする。






これを機にヤンギは牢屋を出て真面目に生きようと決意したとか。



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