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東方人獣妖鬼  作者: 狼天狗
序章
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第3話 種族について

 人間——普通の人間は里の外ではまともに暮らせないが、妖怪からの恩恵を得ながら豊かに暮らしている者もいる。


 妖怪——広い意味では、妖精や幽霊や神なども含めて人外はみんな妖怪。少々狭い意味なら、魔法使いや妖獣なども含めて妖怪。


 精霊——いわゆる毛玉。人格は無く、妖精以下の存在。


 妖精——自然そのものの正体。精霊以上、人間以下の存在。消滅しても復活するが、ある程度の時間——遅いものでは数ヶ月復活せず、早い場合数十秒——はかかる。


 大妖精——妖精の中でもチカラのあるもの。


 悪魔——強大な種族。悪魔はみんな自分中心でわがままなものと決まっているため、人間からも妖怪からも無条件で嫌われる。


 魔法使い——生まれつき魔法が使えるもの。または、捨食の魔法を習得したものを指す。魔力で自給自足できるので食事がいらない。身体能力は人間と大差ない。人間と同様に寿命がある。捨虫の魔法を習得するとなくなる。


 吸血鬼——カリスマの具現、らしい。初めて現れてから数百年程度と比較的歴史が浅い妖怪の中では最も強大なチカラをもつ。


 驚異的な身体能力と魔力を誇り、樹齢千年を越える大木を片手で持ち上げ、瞬きする時間で人里を駆け抜け、一声かけるだけで大量の悪魔を召喚し、自らを大量の蝙蝠に分解し、更には霧状にまで細かくしどこにでも入り込み、頭以外が吹き飛ぶ怪我を負っても一晩で元通りになるという。ただ、その驚異的な能力ゆえか弱点は多い。


 まず日光に弱いため、昼間はおとなしい。流れ水を渡れないので雨の日もおとなしいし、河も渡れない。イワシの頭や折った柊の枝にも近づけない。


 小悪魔——悪魔の中でもチカラの弱い者。


 妖獣——妖怪化した動物。種族としての妖怪と違って存在が肉体に偏っているので、精神ダメージには強い。しかし、肉体ダメージで致命傷を受ける。


 旧地獄の動物——灼熱地獄に棲む鴉や火の中に棲む猫など。人語は話せない。


 式神——式が付いたもの。命令されたことは効率よく熟す。主の近くだと一段と強い妖力を持つ。主の命令下で戦うと、主と同等のチカラを持つ。


 幽霊——物をすり抜ける。冷たい。温度の一例として、マイナス十四点七度の幽霊の話がある。お札で閉じ込めたりは可能。


 体は気質で構成されている。気質は外部情報を感情に変換する器官であり、幽霊も精神に影響を及ぼすことができる。


 怨霊——幽霊の一部だが、未来永劫幽霊のままの存在。人間の悪意が生んだ霊。幽霊より弱いくらいだが、人間と妖怪の両者にとって危険。


 怨霊は人間に取り憑き、人間同士で怨み合い闘い合うように仕向ける。すると、妖怪に敵対する人間がいなくなり、敵対関係が人間同士だけで完結する。つまり「外の世界」と同じような状態になり、妖怪の存在意義も危うくなる。


 半人半霊——半幽霊は普通の幽霊と違って、あまり冷たくない。逆に半身は普通の人間より体温が低め。死んでも生きてもいない。半身部分が死んでも元から冥界の住人なので、彼岸には行かない。


 騒霊——騒霊が立てる音は物理的な音ではなく、音の幽霊。そのため耳を塞いでも精神に直接響き、精神に影響を及ぼす。


 亡霊——穢れがない。完全な霊体。しかし、幽霊ほど希薄ではないので触れることができる。反対に物をすり抜けたりすることは苦手。ただ、触れられると言っても、やはり肉体ではないので怪我を負ったりすることはない。死体が残っていて、この死体が弱点。


 鬼——ある者が言うには、幻想郷のどの妖怪よりも単純に強い。幻想郷最強の人間の敵。怪力で妖力も高く、幻想郷では最高の力を持つ。炒り大豆や鰯の頭が弱点だが、致命的な弱点ではない。鬼退治には特殊な方法が使われていたが、いまではその方法は失われている。鬼退治の刀も特別な刀が使われていたらしい。


 月の民——紫が言うには、遥かに進んだ科学力、強靭な生命力、妖怪には手に負えない未知のチカラを持つ。穢れがなるべく付かないように生きているので寿命が長い。地上の生き物とは別種と言っていいほど高貴な存在である。


 玉兎——月に住む兎。他の玉兎たちの念を受信したり、波動を送信して互いに会話可能。伝えたくないことは話題に出さなかったり、取捨選択は可能。


 蓬莱人——蓬莱の薬を飲んで、魂のみが本体になった人間。魂は不滅なため不死。魂には大きさが存在せず、新しい肉体を好きな場所に作れる。人間が飲むと、長生きしても普通の人間のように種族が仙人になることができず、人間のまま。


 天狗——彼らは強い力を持つが、その力を見せびらかすことはない。身体能力も妖術能力も、幻想郷のどの妖怪にも引けを取らない強さを誇る。スピードも、匹敵する妖怪は吸血鬼くらいという高速。


 鴉天狗——天狗の中でも移動速度が速い。


 死神——彼岸の住人。船頭、案内、事務職、狩り取りなど、様々な職種がある。


 閻魔——彼岸と地獄を支配する十人の閻魔王である十王と、裁判官たちが閻魔と呼ばれる。閻魔は古いお地蔵さんをスカウトして、地元の幽霊を担当してもらってるケースがほとんど。ほとんど以外は、十王のことなのか、古くないのに神になった地蔵がいるのか、地蔵じゃないのがいるのかは不明。


 幻想郷担当ならヤマザナドゥといったように職業名がある。二交代制で、業務は中断されることなく行われる。


 地蔵——道祖神ではないので、お地蔵さんに境界の守り神である塞の神は宿っていない。地蔵菩薩は人々が作りあげた架空の存在なので実在しない。お地蔵さんは元々ただの石像なのだが、塞の神と地蔵菩薩が習合した地蔵信仰が集まることによって神様のようになっていく。信仰がなければ石人形でしかない。


 神——信仰で神徳が増す。忘れ去られると消えてしまう。自分の神社であればいつでも好きに瞬間移動可能。神社は鳥居のある建物や神棚に限らず神様の宿る器であれば、それが神社。


 阿求式分類による八百万の神——「物に名前が付く前の物の実体」=「八百万の神」。物に名前が付いたとき、「物」≠「八百万の神」になる。しかし、物には僅かに同一存在だった「八百万の神」の影響が残る。


 また、「八百万の神」に名前が付いた物にも宿る。利用価値が高い道具は宿っている神の位も高いが、利用価値の高さで位が高まるのか、位の高さにより利用価値が高まるのか不明。長い年月で神性が変化した挙句に捨てられると神ではなくなり、ほとんど妖怪に近い付喪神になる。


 阿求式分類による神霊——神格化された亡霊。亡霊に対して、一時的な祟り神信仰を集めた「流行神」という亜種もある。災いの大元に仕立てた神を封印することで、災いが収まる。やがて信仰が失っていくことで封印されていた災いも自然消滅し流行神は神ではなくなり、巫女くらいにしか認識不可能でなんのチカラもない希薄な存在になる。


 霊夢式分類による神霊——神霊は分裂増殖が得意で、いくら分けても同じ力を持つ。神霊とは精神であり、考え方が伝えわっても元は減らないように無限に増殖可能で、性格が宿った物が元の神と同じチカラを持つことになる。


 土着神——月の民に逆らった土着神は注連縄(フェムトファイバー)で封印されている。土着神は異形であることから、元は妖怪の可能性がある。


 天津神——天津神は注連縄(フェムトファイバー)という道具を持つとされている。天津神は大国主から国を略奪した際に、大国主の反乱を恐れて注連縄(フェムトファイバー)で封印した。


 天人——成仏した幽霊や悟りを開いた人間や仙人が、天界で天人になる。






「わかったかしら? だいたいこんなもんよ」


 霊夢はそう言って、大きなあくびをした。


「へぇ〜、たくさんいるんだな〜」


 幻真は頷きながら感想を述べる。とりあえず、様々な種族がいるということを彼は知った。

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