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東方人獣妖鬼  作者: 狼天狗
第参章 悪魔の目論見
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第127話 とある兄弟との手合わせ

「——で、帰るのは明日になると」


 博麗神社にて、一人の青年が腕を組みながら話す。その青年は、例の別世界の幻想郷から来た儚月であった。


「そうなのよ〜。だからそれまでの間、この世界を楽しんでいったら?」


 彼の話し相手であった女性は、事の重大さを考える様子もなく、笑顔で彼に言う。彼は呆れて、溜息を吐くだけであった。


「と言っても、今夜どこで休むかだが……」


「それなら、ここに泊まっていったらどうかしら?」


 鳥居の方からしたその声の主は、先程までの女性の声ではなく、この神社の巫女——博麗霊夢より背が高い女性であった。儚月は少し間を空けてから彼女に問う。


「……俺は坂上儚月。訳あって、別の幻想郷から来た者だ。貴方は?」


「博麗霊妙。この世界の霊夢の母親であり、先代の巫女でもあるわ。と言っても、あの子にとっては只の母親だけれどもね」


 歩きながら自己紹介した彼女は、スキマから上半身だけを出す紫の横へと歩み寄る。そして、包帯の巻かれた右腕を彼に突き出し、また彼の目を鋭い目付きで見て言った。


「その代わりとしてだけど、私と一戦してくれないかしら? 勝敗は問わないわ」


「珍しくやる気があるわね〜。それで、貴方はどうするのかしら?」


 霊妙とは対照的に暢気な様子を見せる紫は、その決断を彼へと促す。彼はその様子に、またもや呆れたのか溜息を吐いて、同じようにして拳を突き出した。


「その勝負、受けてたとう」


 彼らの勝負は成立し、お互い間合いを開けた位置へと着くのであった。








 ——妖怪の山。昼食を取り終えた彼らの内、火御利と竜神がお互いの距離を開けた状態で対峙していた。一方で彼らを除いた三人は、縁側でその様子を観戦していた。


 雨雲は残っていたが雨は既に止んでおり、彼らは天候に気を配ることなく戦いをすることができる。


 火御利が腰に備えられていたナイフを三本ほど抜いて指に挟んで構えたのに対して、竜神は自身の得物を持つことなくその様子を見ていた。


「私には素手で十分ってこと?」


「いいや、そうじゃない。俺の戦闘スタイルだ」


 竜神の冷静な様子に、静かに息を飲む火御利であったが、彼女が息を飲んだと同時にお互いの距離はいつのまにか縮まっており、先程彼らがいた丁度真ん中程度の場所でお互いの得物をぶつけていた。


「斬馬刀……その名の通り、馬ごと人を斬る事ができる。案外、そのナイフは頑丈なようだな」


「随分嘗められているようね。でも、前だけ見てたら串刺しにされるわよ?」


 その言葉を言った後、火御利は竜神から離れて彼の頭上から何本ものナイフを降り落とす。その様子にタダじゃ済まないだろうと見ていた椛であったが、彼女は目を疑う事となる。


「斬符『全てを切り裂く怒りの剣』」


 彼はナイフが降り注ぐ僅かゼロコンマ何秒の間にスペルカードを発動し、どうにか相殺させていたのだった。更には、その時に出されたであろう斬撃が火御利の元へと飛んでいく。


 彼女は咄嗟に飛んで避けたが、それは消滅する事なく彼女だけを狙って追尾する。それが自動追尾型であると認識した彼女は、再び向かってくる斬撃に自身の得物から出した斬撃で相殺しようと試みる。見事成功したが、爆発が起こった事により彼女の視界は遮られてしまう。


「雷符『サンダースパーク』」


 爆煙の中から聞こえる、竜神がスペルカードを唱える声。彼女は疑問に思った。相手も自分の姿が見えていないはず。いったい何を頼りに、その攻撃を行ったのか。しかし、その答えは直ぐに判明した。


 背後から迫り来るレーザーに気付いた彼女は、咄嗟に攻撃を避けるものの、片腕を少し負傷してしまう。しかし、彼女の身に異変が起こった。その負傷した箇所から全身に向けて、彼女の体を麻痺が襲ったからだ。


「この技は金属類に敏感でね。最も、君は腰に金属製のナイフを装備している。例え手に持っていなかったとしても、君を必ず追尾していた。そして、今負っている状態異常——麻痺。掠っただけでもその効果を発揮する。この勝負、貰ったかな——」


「悪いけど、そうはいかないわよ」


 彼は目、そして耳を疑った。先程まで目の前で麻痺によって動けなかったはずの彼女が、彼の背後にナイフを突き付けながら立っていたのだから。


「どうやら喋りすぎたみたいね。覚悟してもらうわよ。唱符『亡霊の名残』」


 その詠唱と共に、辺りには薄暗い霧が立ち込む。その状況に、相手の気を探ろうとする竜神であったが、突如腹部を鋭利な刃物で刺される。次々と至る所を刺され、遂には膝を突いてしまう。


 霧が晴れ、膝を突く竜神の元に歩み寄る火御利。彼女は彼を見下ろしながら言った。


「勝負あったかしらね。久し振りに本気で戦えた気がしたわ」


 しかし、竜神は俯いたままである。火御利は疑問を感じる。そして、ある事に気付いた。だがそれは、時既に遅し。


「悪いな。これが最後だ。禁忌『俺を怒らせた罪』」


 いつのまにか彼女の周囲全方位に出現していた、見えない弾幕。見えないながらも僅かにその気を感じ取っていた彼女であったが、その攻撃を避ける事は敵わなかった。


 竜神は地面に倒れた火御利に手を伸ばす。しかし、彼女はその手を取る事はなく自力で立ち上がった。


「少々手荒になってしまったな。まあでも、俺も良い戦いだったと思う」


 その言葉に彼女は不貞腐れながらも、彼の手を握るのであった。








 ——博麗神社。こちらも同じようにして、二人の戦いが繰り広げられようとしていた。


 観戦者たちはその勝負を見届けようと、縁側に腰を掛けていた。因みにその場にいたものは、先程呼び出されていた紫、そして彼女の式神である藍の二人である。


 藍の式神である橙は、現在寺子屋にて勉強中。また、この神社の巫女である霊夢も何かの用事か、神社を留守にしていた。


 それらの事をあまり気にすることなく、彼らの戦いに幕が上がった。


 儚月は自身の得物である大太刀を背中から抜き、相手に向けて両手で持って構える。一方の霊妙は、特に武器を構える事なく拳を握って格闘技を繰り出せる状態にする。紫は、ぽつりと呟いた。


「懐かしいわね……」


 ゆっくりと主人の方を見る藍であったが、戦闘の始まる音がしたと同時にそちらの方へと目がいってしまった。


 大太刀に対して拳で対抗する霊妙。彼女の拳は霊力によってコーティングされており、普通の硬度を優に超えている為、拳が負傷することはまず無いだろう。対する儚月も、それならばと言わんばかりにスペルカードを発動させる。


「斬魂『東縛異空』」


 彼は自身の能力を行使する事によって空間を意図的に斬り、その作り出された空間に彼女を吸い込ませようとする。彼女は抗って見せるものの、その吸引力には敵わず作り出された空間へと飲み込まれてしまう。


 真っ暗闇のその空間に飲み込まれてしまった彼女は、脱出方法を探し出す。その空間が自身を捕らえている形なら、内側から壊せばいい。彼女はありったけの霊力を拳に込めて、気迫と共に何も無い暗闇に向けて放つ。


「ふむ。さすが博麗の者だ」


 その空間から脱出した彼女は、再び儚月と対峙する事になる。彼女は自分の番と言わんばかりに、スペルカードを唱える。


「夢符『零封想砲』」


 白い光の霊力を纏ったその二本のレーザーが彼へと迫り行く。しかし、彼はその攻撃に怯える事なく立ち向かう。得物である大太刀を振りかぶって。


 彼はそのまま二本のレーザーを横一線に斬り裂き、残心の構えを取る。それを見た藍は、関心の様子を見せた。一方で彼女の主人はというと、口元に扇子を当てながら機嫌良さげに見ていた。


「貴方の能力かしら?」


「ああ。隠す必要も無いだろう。だからと言って、俺の敗北を意味するわけでもない」


 彼は表情を変える事なく自分の得物を構え直し、相手である霊妙へと視線を向ける。彼女も同様にして、拳を握り直して体勢を整える。


「だからと言って、貴方に勝利を譲る理由も私には無いわよ。霊符『陰陽陣』」


 彼にそう告げた彼女は、スペルカードを発動させて相手の足元に陰陽玉が描かれた魔法陣を展開。その後レーザーが空に向けて放たれる——はずだった。


 彼は何かを感じ取ったのか、自身の得物で空間を斬って自身と相手を異空間へと引きずり込ませるスペルカードを発動させたのだ。その為、彼女の攻撃は不発。彼らはお互いに異空間での戦いを繰り広げる事になる。


「東縛『異空跋扈』……今の攻撃は危なかった。さあ、ここでケリを付けよう」


「ええ、望むところよ」


 彼の言葉に賛同するように、彼女もまた勝敗を付けるためにより一層、本領を発揮する。


 何も無い暗闇の空間にて、暗闇の地を蹴り、互いの距離を縮めていく。儚月は大太刀を脇構えで迫って行き、一方の霊妙は自身の周りに白黒と赤白の陰陽玉を出現させ、また右手にはお祓い棒、反対の手には赤いお札を持って迫っていた。


 ある程度距離が縮んだところで、彼女は二つの陰陽玉を飛ばして攻撃を仕掛ける。その攻撃に対して、彼は自身の得物を振り上げて陰陽玉を弾き、振り下げる事によってもう一つを地面へと叩きつける。


 しかし、それは彼女の思うツボ。彼の足元には赤いお札が散りばめるように配置され、また彼女のお祓い棒によって腹部に打撃を加えられる。


 そしてその後、配置されたお札が爆発を起こし、彼の身を爆煙で包み込んだ。


「——流石、としか言えないな。だが、いい加減勝負を付けさせてもらう。『武神の加護』」


 彼がそう唱えると、神の力が付与された事によって彼の攻撃力は大幅に増幅する。彼女もまたそれに答えるようにして自分の得物を収め、霊力を込めながら再び拳を握る。


 二人は同時に歩み始め、次第に速度を上げて間合いを詰める。ある程度詰められた間合いにて身を勢いに任せ、お互いに拳と刀を振るわせた。






「——どうやら、戻って来たみたいね」


 儚月の作り出した異空間から戻ってきた霊妙と儚月を見て、紫は呟く。彼らはボロボロの状態でありながらも、残った力を振り絞ってその場に立っていた。


「勝負はそこまで。結果は引き分けってところかしら。藍、彼らに肩を貸してあげて」


 藍は両裾に手を入れたまま小さく頷き、彼らの元へ寄って行って肩を貸す。そのまま中へと向かっていくのであった。








 ——妖怪の山。時刻は夕方。先程まで狼の家にいた火御利と想起は帰宅し、現在家主の狼含む、椛、竜神の三人がいた。彼らは今から夕食を取ろうとしていた。もちろん料理人は竜神。椛はついでにといった感じで、彼の料理を頂いていた。


 今宵の晩餐は、昼とは違う具材で作られた炊き込みご飯に、山菜の天ぷら、山菜の味噌汁、そして焼き鮭が三人前だった。


 山菜は、春が旬の蕗の薹や土筆といったものだった。


 しかしながら、相変わらず彼の料理振る舞いは素晴らしいものであった。彼らは美味しそうに食べながら、それらを平らげてしまった。


 晩餐を終えて片付けを椛が担っている間、竜神が先に入浴する事になった。


 脱衣を終えた彼は浴場へと入り、一通り全身を洗った後、彼は湯船へと肩まで浸かった。湯の温かみが、彼の全身を次第に休める。


 しばらくして、彼は長風呂を避けるために湯船から上がり、体を拭いて先程脱衣した衣服を再び着用した。


 彼が脱衣所から戻ってくると、椛と狼の二人がお茶をしていた。彼が戻って来たことに気が付いた椛は彼のお茶を淹れて、彼女が使った茶碗を洗ってから二人に見送られて家を去っていった。その後で、狼も入浴しに脱衣所に向かって行った。


 竜神が椛に淹れてもらったお茶を飲みながら考え事をしていると、縁側にある人物の姿が目に映る。その人物は、常に肌身離さずカメラを持っている文であった。風の噂でも聞いたのか、彼女は別世界から来た竜神に会おうと狼の家に来たのだ。礼儀正しいのか、将又彼にとっては迷惑となるのか。


 そんなこんなで他愛もない話をし終えて文がこの場を去った直後に、狼が脱衣所から髪を拭きながら戻って来る。それに気付いた竜神は、彼に日本酒の入った徳利を彼に見せ、杯を共に交わすことにした。






「——へぇ〜、そっちでもそんな事があったんだ」


 みたらし団子を被り付きながら竜神の話を聞く狼。その食べっぷりに驚かせられつつも、話を続けていた竜神。


 因みに、彼らはいったいなんの話をしていたのか。それは、竜神の世界にも別の世界から訪問者が来ていた事についてだ。その訪問者の中に、飛び抜けて変質な者が紛れていたりと、散々な目に合ったと呆れた様子で話していた。


 その話を聞いてか、狼は竜神に聞こえないような小さい声で呟く。


「まあでも、その人も根っからの悪い人じゃないと思うけどね」


「ん? 何か言ったか?」


 杯に入った酒を口に運んでいた竜神は、それを一旦飲んだ後に狼に問う。しかし、彼は首を振って再びみたらし団子に齧り付いた。


 その後、狼は二人分の敷布団を用意して、彼らは就寝するのであった。








 ——玄武の沢。一人の男が、そこへと訪れていた。


「青年よ、こんな真夜中にどうしたのかな?」


 彼の背後から話しかける、一人の幼い男の声。しかし、どこか古臭さを感じた彼は横目で様子を伺う。すると、彼の瞳にはその声の主であろう一人の幼子の陰が映った。


「僕は桃花。君は知っているかな? 山神様を」


 視線だけを幼子に向けていた彼は体ごとそちらに向け、その質問に興味を持ったかのように彼の言葉を待つ。


「山神——それは、一般的に山の神様として祀られている。農民の間では、春になると山の神様が山から降りてきて田の神様となって、秋には再び山に戻るという信仰があるんだ。因みに、山の神様は女神様である事が多いんだって」


 彼はそのまま、話を続ける。


「この話を聞いただけだと、良い神様だと思うでしょ? でも、僕はそうは思わない。神様の中にも、悪い神様だっている。罪を犯した神様だっている。例えば、そう——僕のように」


 その言葉の意味を疑問に思った男だったが、続けて話を聞く。


「山の神様は非常に生殖能力の強い神様とされていて、一年に十二の子を産むとされているんだ。でも、山の神様は禁忌に厳しかった。十二にまつわる日は山の神様が木の数を数えるとして山に入ることが禁止されていて、この日に山に入ると木の下敷きになって死んでしまうんだ」


 その幼子がそこまで離し終えた直後、雲に隠れていた月が姿を現し、陰であった彼の姿を明るく照らした。彼のその様子を見た男——竜神は、銀杏の髪飾りを付けた茶色い瞳から涙を流す幼子の姿を見る事となる。


「——俺の知る情報なら、この妖怪の山には無数の神がいるとされている。紅葉の神、豊穣の神、厄神、神霊、土着神……上げればまだまだいるだろう」


 彼は言葉を続ける。


「俺が何を言いたいかって、気に病む事はないんじゃないかって事だ。辛くなったら、誰かに頼ればいい。お互いに手を取り合って生きていけばいい。簡単そうで難しい事であり、難しそうで簡単な事でもある。何事も、やる事が大事だと俺は思う」


 彼はそのまま元来た道を戻る為、幼子の横を通り過ぎる。幼子は俯いたまま、彼に拾ってもらえるほどの小さな声で呟いた。


「僕は……僕はいったいどうしたらいいのかな」


「さあな。俺にもハッキリとはわからない。だけどな、わからない分一つ言える事はある。やらないで損をするより、やって損をした方がいいってな」


 その言葉を聞いた幼子は、遂にはその場に泣き崩れてしまう。彼はその様子を横目で見届け、コートに手を入れてから夜闇の中へと姿を消した。








「ん……あれ、どこ行ってたの?」


 布団の上で眠い目を擦りながら問う狼。相手は、今晩この家に泊まっていた竜神。彼が隣におらず、外からその姿を現したので狼は寝惚けながらも彼に聞いたのだ。


「目が覚めてしまってな、夜風に辺りに少し散歩へ。起こしてしまって悪いな」


 彼は謝って、再び布団へと潜り込む。狼はその様子を見て、寝惚けた目で挨拶をして布団に潜り込んだ。


「うん、おやすみ……」








 時は暁の頃。こんな朝早くから、博麗神社に集う者たちがいた。異世界からやって来た兄弟、そして眠そうに欠伸をする大賢者。


「何もこんな早朝じゃなくてもいいじゃないの」


「悪いな。他の者たちにも世話になったと伝えておいてくれ。それじゃあ、また機会があれば」


 最後は何も話さなかった儚月の後に続いて、紫によって開かれたスキマを潜ろうとする竜神であったが、突如空から降って来たフードを被った人物が彼の隣に片足で降り立ち、顔を見せる事なく言葉だけを残した。


「また来てくれよな」


 その人物はもう片方の足で地を蹴って、再び空へと消えていく。竜神もまたその人物に振り返る事なく、鼻で笑って呟いた。


「なんだよ……お前の世界だったのかよ……」


 彼は誰にも見られぬようにニヤリと笑って、スキマの中へと消えて行った。








「——え⁉︎ あいつら来てたのか⁉︎ なんで教えてくれなかったんだよ〜」


「おいおい、忘れたなんて言わせないぞ? 散々向こうで迷惑かけたって事を。まず、お前なら気付けたはずだろうに」


「いや〜、こいつの事もあったしな〜」


 暢気に話す青年は、肩に乗った小さな生物の頭を指で撫でる。その生物は嬉しそうに、彼の指に頰を擦り付けた。


「そう言うお前だって、何であいつらに顔を合わせに行かなかったんだよ。お前らしくないぞ?」


「俺には俺の事情がある。お前なら分かってくれると思ったんだが、俺の計算違いだったかな?」


「はいはい、お熱い事で。そんじゃ、俺はこの辺で。コイツの世話があるんでな」


 青年はそう言って小さな生物から指を離し、既に昇っている太陽の方へと飛んでいく。もう一人の男はその様子を見届け、自分の住まいへと帰っていくのであった。

コラボお相手【坂上儚月先生】

登場キャラ《坂上竜神さかがみりゅうじん

     《坂上儚月さかがみぼうづき

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