表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初めに戻って繰り返す  作者: 山都光
2章-真・迷宮ガルダ編
79/86

泉探索に行こう!…【マナ/ヴァニラside】

====================


村の奥にある森。

その森の奥にある泉を目指して二人の少女が歩いている。


一人は魔人族の少女、マナ。

普段は幼女の姿なのだが、今のマナは惶真の固有魔法”変成”の力が籠められた指輪から何時でも少女の状態に変化する事が出来るのだ。

ただ、力によって変化した状態(姿)は、自分の魔力を多少消費しまうので、普段はここぞと言う時にしか使わないようにしている。

つまりは戦闘とかの時とかである。

今回の目的の泉のある森には魔物は出現しないと聞いているが、獣の類(狼とか)は出る事があるので少女モードになっている。

そのマナの手には”収納”効果が付加されている指輪から取り出した、今では愛剣となっているクロスレイピアを手にしている。

武器を持っているが特に緊張もしていないし一応の警戒程度しかしていない。

だらんと持っているが相応しい。

今のマナのレベルなら少女モードでいる限り獣程度では脅威にはならない。

【迷宮ガルダ】での経験がマナの自信につながっていた。


そしてもう一人はこの迷宮ガルダの近くに位置する村の住人である獣人族の兎人少女、ヴァニラ・ノーム。

ヴァニラは既に目的の泉まで一度行ったことがあるのでマナを案内人として会話をしながらマナを案内している。

ヴァニラも特にこの森に出る獣くらいなら倒すことが出来る実力を有している。

ヴァニラは人族の父と兎人族の母であるリムルとの間に生まれた人族と獣人のハーフである。容姿は母の兎人を受け継いでおり頭には髪の色と同じ黒い兎耳がある。

そして彼女にはハーフとしての特性を持っている為か、本来獣人族が有さない『魔力』をその身に宿している。

だから彼女は人族の『魔力』、獣人族の『自然力(エナジー)』の2種を操る事が出来る可能性を持っていた。

ただあまり頭は良くないらしく『魔力』の扱いは下手で、『自然力(エナジー)』は何となくの感覚で使っているらしい。

戦いにおいては『自然力(エナジー)』を応用した獣人族が得意とする力『獣氣』を纏う近接肉弾戦が得意で用いる。

特に蹴り技、跳躍してからの飛び蹴りの威力は、不意を突いたとはいえ全力の籠めた一撃で脅威ある魔物≪ブラッド・オーガ≫を倒すほどである。


二人は会話をしながら歩く。


「マナはさぁ、てか、カナもだけど、あのお兄さんのどこが好きなの?」

「えっ!?なに、いきなり?」


ヴァニラに惶真のどこに好意を持っているのかを聞かれ、マナは顔を赤くする。


「えぇ、だってあの人、すごく意地悪だし、なんだか冷たいし……主に私に」

「あぁ…」


そう言われ、確かに普段の彼は、他人に興味がなく自分本位と見える。

けどそんな彼にも優しいところがあるのをマナは知っている。


最初はマナ達の同行を拒絶したけど、勝手付いて着たら良いと言ってくれた。

自分たちの身にあった”呪い”を除去してくれた。それだけでなく戦う術も与えてくれた。

迫害も偏見の思想もない。

そして本人は助けるつもりでなかったとしても、結果的に助けてくれる。

傍に居るだけで心が安らかに満たされる。

そんな彼に好意を持たない方があり得ない!


マナ、そしてカナはそう想っている。

例え惶真が拒絶しても絶対に傍に居る。

着いて行く。

それはもう絶対である。


「むぅ…そうなんだ…」

「うん。だから、どこが好きって聞かれたら全部と答えるしかない、かな」


あはは、と笑うマナ。そんなマナに恋する乙女だと思うヴァニラだった。


そんな風に会話しながら歩いていると目の前に広い場所に出た。

森の木々で暗い印象だっただけに、開けたその場所には日の光が当たっているのかその場所は明るい。そして中央には大きく透明感のある、まるで鏡の様な印象がする泉だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] お久しぶりもうやらないのかと思っていだけど再開嬉しいです。 無理をしない程度に頑張ってください。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ