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SF小説

信号停止

作者: オリンポス

お目汚しですが、よかったらぜひ。

 年々増加傾向にある軽微な犯罪「信号無視」は、総理大臣を始め、多くの政治家達の頭を悩ませていた。

「割れ窓理論ではないが、治安が悪ければ国家も確実に衰退する。なんとかせねば……」

 というのが、彼らの当面の課題である。

 政府は日雇いで、交通整理役員を用意した。

 しかしいくら役員が手信号で誘導しても、全く相手にしてくれないドライバー達。

 そこで総理大臣は思いきった施策にうってでた。

 信号無視をしたら心臓が停止するようなマイクロチップを体内に埋め込もう。そんな作戦である。

 さっそく、実行に移された。

 最初は死亡者が続出し、交通麻痺が起きた首都圏も、しだいに穏やかになってきた。

 新たな週を迎えようというときには、信号無視をする者はだれひとりとしていなくなった。


 ある日。

 国外の首相と親交を深めるための会議が開かれた。

 総理大臣は海外に赴き、その会議に参加しようとした。

 道路はありえないくらいの渋滞で、車よりも徒歩で会場に向かった方が早そうだった。

 総理大臣は歩いて会場へと向かった。

 それにしても今回はよく信号にかかる。

 10ある信号を10個全部、見事に引っ掛かったのだ。

 急ぎの用ではないが、いらいらしてきた総理大臣は、人目がないところで、信号を無視した。


 その瞬間……。


ひとカラに行ったとき、すこし困ることがあります。

一般的には稀有な事例でしょうが、歌の採点できないことがあるんです!!


デンモクの操作を間違えたからとかじゃなくて、なぜか採点モードが入らないという……。しかも音階グラフすら出てこないときもあります。

ひとりなんですよ!? ドリンクバーはめっちゃ高いし、いろいろと苦労します。


ちなみに十八番は、「木山裕策」の「home」です。

ビブラートをがっつりかせげます。ロングトーンもちょうど良い長さなので、個人的には気に入っています。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 短い! ですが、おもしろかったです笑。 けっこう思いきりましたね! 私も信号無視するドライバーにはイライラしますがこの政策はヤバイ笑。
[良い点] こ、こんな法律作っちゃう!?この総理怖っ!!…と思わされた点w [一言] 面白かったです! すんごい短編発見!m9(´∀`) カラオケの採点モード故障はひどいな… うん、カラオケの機械…
[良い点] 自分で仕掛けた罠に自ら引っかかってしまった哀れなトップを見事に書いた点 [気になる点] お目汚しではないです、絶対。 [一言] お久しぶりです、 「リバウンド」以来ですね。 最近忙しく「…
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