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婚約破棄の結末 ~婚約破棄に代償がないとお思いでしたか?~

作者: 文月 ふな
掲載日:2026/08/27


「カトリーヌ・ラクルテル! 今この場で私はお前との婚約を破棄する!」


 どこか芝居がかった抑揚をつけた声が響き渡り、直前まで流れていた音楽がピタリと止んだ。

 それもそのはず、声の主はアルフォンス殿下――この国の次期国王になる予定の王太子殿下だ。その王太子殿下の口から発せられたセンセーショナルな内容は、超一流の腕を持つ宮廷楽団の演奏を止めさせるに充分なものだった。


 そのアルフォンス殿下は、右腕をまっすぐ伸ばしてびしりと一人の令嬢を指さし、左腕は私の肩に回してぐっと引き寄せた姿勢だ。つまり私は現在アルフォンス殿下にしっかりと抱き寄せられ、その身に寄り添う形になっている。


 アルフォンス殿下に指をさされた令嬢――カトリーヌ・ラクルテル侯爵令嬢は、まるで彫刻のような無表情のままアルフォンス殿下を見返している。


 しんと静まり返ったホールは、まさに舞台のよう。アルフォンス殿下と私、そしてカトリーヌ様を囲むように、少し距離を開けて半円状に夜会姿の貴族たちが取り巻いている。

 そして上座の立派な装飾の施された重厚な椅子に腰掛ける、国王陛下と王妃陛下。更にはアルフォンス殿下の弟であるクリストフ第二王子殿下までいる。

 クライマックスにはおあつらえむきと言って良いだろう。


 私は普段は持ち歩かない扇を開いて、そっと口元にかざした。やっぱり今日は扇を持って来てよかった。これで思わず歪んでしまいそうな唇を隠すことができる。


 蒼穹を思わせる青のドレス姿で一人で立つカトリーヌ様と、レースやリボンをふんだんに使ったオレンジ色のドレス姿でアルフォンス殿下に寄り添う私。どこまでも対照的な私たち。


「――陛下。わたくしからアルフォンス殿下へ、いくつか質問をさせていただいてもよろしいでしょうか?」


 水を打ったように静まり返ったホールに、カトリーヌ様の静かな声が響く。決して大きな声ではないのに、その声は不思議とよく響く。私はあずかり知らぬところだが、王太子妃教育には発声練習も含まれているのかもしれない。


「構わぬ」

「恐れ入ります」


 衝撃が収まらないこの場においても決して表情を崩すことのない国王陛下が重々しく頷き、カトリーヌ様の温度のない視線がアルフォンス殿下にひたりと止まる。

 びくり、とアルフォンス殿下の体が一瞬震えるのを感じた。


「な、なんだ! 何か文句でもあるのか!」


「……まず、婚約破棄の理由をお聞かせ願えますか」

「ふん、そんなの決まってるだろう。可愛げのないお前でも我慢して婚約者として扱ってやっていたのに、お前は私に愛されるアンリエットに嫉妬し、アンリエットを散々いじめ抜いたそうじゃないか。そんな女が王太子妃にふさわしいわけがない! だからお前との婚約は破棄して、この心優しいアンリエットを私の妃にするのだ!」

「……わたくしはアンリエット・コルニュ男爵令嬢をいじめたことなどございません」

「言い逃れをする気か! アンリエットがお前にいじめられたと言っているんだぞ!」

 言いながら、アルフォンス殿下が私の肩を抱く手に力を込める。ここで言われているアンリエット・コルニュ男爵令嬢は、状況からも分かる通り、当然私のことだ。


「いじめられた……とは、具体的にどのように?」

「自分の行いすら思い出せないのか。呆れたものだ。まず、アンリエットが男爵令嬢だからという理由で蔑み、お前のサロンに招待すらしなかったそうじゃないか。お前がそのように仲間外れにしたらアンリエットが周りからどのように扱われるか分かっていただろうに。それに、アンリエットの教科書を破ったのもお前だそうだな。いじらしく勉学に励むアンリエットの邪魔をするとは、なんとも卑しいことだ。アンリエットの夜会用のドレスを引き裂いたのがお前だということも分かっている。極めつけは、お前がアンリエットを階段から突き落そうとしたことだ! アンリエットがいなくなれば私の寵愛が自分に向くとでも思ったか! お前のような女、こちらから願い下げだ!」


 アルフォンス殿下の言葉に熱がこもるにつれて、カトリーヌ様の視線がどんどん冷えていくのが分かる。

 まさに計画通りに進む状況に、扇の下でつい口の端が上がってしまう。

 なんとたやすいことだろうか。


「……そのどれも、わたくしは身に覚えがございませんわね」

「まったく見上げた根性だな、カトリーヌ。しらを切っても無駄だ。全てお前がやったことだという証言は取れているんだ」

「証言ですか。それは本当に証拠に足るものでしょうか」

「疑うのか!? 本当にお前は根性のねじ曲がった醜い女だな! アンリエットがお前にやられたと言っている! 他にも、アンリエットの教科書やドレスが破られたり階段から突き落された際に近くでお前の姿を見たと証言する者がたくさんいるんだ! お前が犯人であることは明らかだ!」


「……なんともお粗末な証拠ですこと」

 ずっと無表情だったカトリーヌ様が薄く嘲るように笑んだ。

 私の肩を抱くアルフォンス殿下の手に、痛いくらいに力がこめられる。


「……なんだと?」

「証拠というからには、それぞれの証言を証人を明らかにしたうえで正式な書面にまとめて提出していただきたいのですけれど」

「王太子である私が確かにこの耳で聞いたのだ! なによりの証拠だろう!」


「そうですか。わかりました。ではまず……殿下からの婚約破棄の申し入れ、ラクルテル家は謹んでお受けしたいと思いますが、よろしいでしょうか、陛下」


 ふぅ、とひとつ息を吐き、カトリーヌ様は上座の国王陛下へと向き直った。

 王族の――王太子であるアルフォンス殿下の婚約を破棄するには、国王陛下の承認が必要だ。


「……仕方あるまい。認めよう」

 表情を変えないままこの状況を見下ろしていた国王陛下だが、ほんの少しだけ眉間に皺を寄せ、重々しく頷いた。隣の王妃陛下も先ほどまではどうにか表情を保っていたようだが、耐えきれなくなったのか両手で顔を覆っている。


 周囲の貴族たちの間に驚きの声がざわりと広がる。

 国王陛下が承認した。つまり、アルフォンス殿下とカトリーヌ様の婚約破棄は今この時正式に決定したのだ。


「……っ」

 扇の下でますます私の唇が釣り上がっていく。どうにか声には出さないように堪えているが、今にも高笑いが零れそうだ。ああ本当に、面白いくらい計画通り。


 陛下からの承認の言葉を受け、アルフォンス殿下がまたしても芝居じみた抑揚で笑い声を上げる。

「ふははは! これでお前は私の婚約者ではなくなった! いいか、二度と婚約者面をするなよ! これより後はアンリエットに近づくことも許さないからな!」



「婚約破棄の件はたった今終了いたしました。では次に、アンリエット・コルニュ男爵令嬢へのいじめの件にうつりましょう」

 常と変わらぬ静謐な声で、カトリーヌ様が再びアルフォンス殿下と相対する。

 私、アンリエット・コルニュへのいじめの件――婚約破棄を決定づけた事案である。当然、このままあやふやにするわけにはいかないだろう。


「先ほどの殿下の話によりますと、アンリエット・コルニュ男爵令嬢から、わたくしからいじめられた旨の証言があったということで間違いありませんか?」

 どこまでも冷静なカトリーヌ様の視線が今度は私に向けられた。証言した張本人である私がこの場にいるのだ。私に証言の確認をとるのは真っ当な対応といえよう。


 カトリーヌ様の視線を受け、私は傍らのアルフォンス殿下をちらりと見上げる。うるんだ瞳で上目遣いを意識し、いつも以上に甘ったるい声音を心がけた。

「殿下、少し肩が痛いですわ」

「ああっ、すまない」

 食い込むほどに力を込めたまま私の肩を抱いていたことに気づいたのか、アルフォンス殿下は慌てて私の肩を解放してくれた。


「アンリエット、あんな性悪女に答えてやる必要はないぞ。私の言葉があれば証拠は充分だ。どうせあの女は悪あがきをしているだけだろう」

「いいえ、アルフォンス殿下。ここで全てを明らかにしなければ、あらぬ禍根を残すかもしれませんわ。きちんとお答えさせてくださいませ」

「アンリエット……っ! 君はなんてまっすぐなんだ」


 いじらしい女を演じながら答えてやれば、殿下は感極まった様子で恍惚とした表情を浮かべる。本当に、なんとも転がしやすい男だ。

 殿下の手から解放された私は、一歩二歩三歩と、前に進み出る。

 扇の下で今一度唇が釣り上がるのを必死に抑えどうにか表情を整えると、ずっと口元を隠していた扇をぱちりと閉じる。

 侯爵令嬢と対話をするのに、遥かに下の身分である私が扇をかざしたままでは不敬に当たる。

 さあ、ここからが大詰めだ。



「ご質問にお答えいたします。確かに私、アンリエット・コルニュは、アルフォンス殿下に申し上げました。『私をいじめているのはカトリーヌ・ラクルテル様かもしれません』と。ですが、私はあくまでそう申し上げただけです。カトリーヌ様にいじめられている、と断言した覚えはございません。全て私の憶測による言葉のみでございます」


 そう。私はただ、サロンに呼ばれなかったという話や教科書やドレスが破れていたという話などのいくつかの出来事と共に、涙ながらに『カトリーヌ・ラクルテル様かもしれない』と言っただけだ。決して一度たりとも『カトリーヌ様にいじめられている』なんて言ってはいない。

 そうして私は一歩、踏み出す。


「アンリエット……? 一体どうしたんだ、いつもと様子が……」


 いつものわざとらしい甘ったるい声音を抑えた私に、アルフォンス殿下の戸惑う様子が窺える。


「そう。では、アルフォンス殿下はあなたの憶測による発言を“証言”として扱い、それを証拠としているということでしょうか」

「はい、おそらく」


「では、他の方から得たという証言についてはどのようにお考えですか」

「いつも近くにカトリーヌ様の姿があったという証言ですが、そもそも私の教科書が破れていたのは学園での出来事です。カトリーヌ様と私は受講している授業の多くが重複しており、近くにカトリーヌ様の姿があるのは当然であると言えるでしょう。ドレスが破れていたのは学園の寮での出来事ですが、カトリーヌ様の部屋と私の部屋が近いことから、こちらもカトリーヌ様の姿が近くで目撃されるのも当たり前のことです。そして階段から私が突き落されたという事件ですが、この時、確かに私の近くにはカトリーヌ様がいらっしゃいましたが、他にも多くの令嬢がいらっしゃいました。その中でカトリーヌ様の存在だけを証拠として採用するのは、いささか論理的でないように思われます」


 一つ反証する度に一歩、また一歩と前へ進む。


「アンリエット、何を言っているんだ……? 君がカトリーヌにいじめられていると言ったんじゃないか。近くにカトリーヌがいた、と。ちゃんと他の令嬢にも確認したんだ、全てカトリーヌが近くにいた時に起きた事件だと……」


 少しだけ遠くなった戸惑いに揺れるアルフォンス殿下の声が、背中から聞こえる。

 今の私との距離は、アルフォンス殿下よりもカトリーヌ様の方が近い。


 カトリーヌ様は変わらぬ様子のまま、重ねて私に問いかける。

「近くにわたくしの姿があったという事実は、わたくしが犯人である証拠となり得るとあなたは思いますか、アンリエット・コルニュ男爵令嬢」


「いいえ。どの事象においても付近のカトリーヌ様の存在は当然のものであり、犯人を示す証拠たり得ません。常にカトリーヌ様以外に多くの令嬢が近くにおりましたから、カトリーヌ様一人が怪しいと結論付けるのは暴論でございます」

 一歩、二歩、進む。

「意気揚々と証拠と掲げるのであれば、少なくとも何らかの物的証拠が必要でございましょう」

 そしてもう一歩。

 そうして私はカトリーヌ様の目の前に辿り着き――くるりとアルフォンス殿下を振り返った。


「しかしながらどの事件においても物的証拠が存在するはずがございません。どの事件も私自身が起こしたことであり、階段から落ちたのも私自身によるもの――あえて多くの令嬢が近くにいる場で階段を転がり落ちましたので、たくさんの目撃証言が得られたはずです。私が独りでに階段を落ちた、と。どうやらアルフォンス殿下はそれらの証言は無視し、近くにカトリーヌ様がいらっしゃったという証言のみを採択されたようですが」


「な、なん、アンリエット、君は何を……」

 アルフォンス殿下は愕然と目を見開いて信じられないものを見るように私を見ている。

 ああ本当に、なんと愚かで転がしやすい男だったことか。


 私はその場で、上座の王族方とカトリーヌ様に向かい、腰を低く落とす臣下の礼をとった。


「恐れながら、陛下。王家の盾たるコルニュ家息女アンリエットが奏上させていただいてもよろしいでしょうか」

「許す」

「恐れ入ります。王太子たるアルフォンス殿下は、一介の娘の言葉だけを信じ、己が目と耳で真実を見破る能力すら備えていらっしゃらないとお見受けします。ましてその偏った言葉を大義名分とし、自身の婚約者を貶めることすら厭わない、君主たる器を持たない王子であると言わざるを得ません」

「コルニュ家がそう判断したのなら、その通りなのだろうな」



 私の生家であるコルニュ男爵家は身分は低いが、その役割は『王家の盾』である。

 有事の際には他のどの家よりも身を削り、言葉通り盾となる為の家。そして時として、王位継承権を持つ王太子に不安要素がある際に、その器を見定める為の家。それがコルニュ家だ。

 身分が高いとできないことでも、男爵家ならできる。たとえば今回のように。

 王家とコルニュ家の間には決して揺るがない絶対の信頼があり、王家はコルニュ家の判断を決して蔑ろにはしない。


「アルフォンスよ。お前の要望通り、カトリーヌ・ラクルテル侯爵令嬢との婚約は破棄された。併せてお前の廃太子をここに宣言する。残念だが、お前は王の器に相応しくなかったようだ」

「父上! 何を仰ってるんですか!? 私を廃太子にするなど……王位はどうなさるおつもりですか!」


「案ずることはない。第二王子のクリストフがいる。お前と違い、クリストフは目を曇らせることなく、王家として正しい判断と対処ができる。より王に相応しい器であると言えよう。クリストフを王太子とし、カトリーヌ・ラクルテル侯爵令嬢との婚約を認める」

「なんだって……!?」

「お前だけだ。お前だけが、正解を選べなかったのだ」

「なにを……」


 今回、試されたのはアルフォンス殿下だけではない。私がアルフォンス殿下に近づいて親密になることで、将来王太子妃となるカトリーヌ様と王位継承権第二位のクリストフ殿下がどう動くか。それも重要だった。

 そして二人は国を支えるべき王家として正しい対応をした。


 カトリーヌ様は早々に私と密会をする機会を設け、私に対して側妃とならないかと提案をした。

 男爵家出身の私では王太子妃になることはできないし、そもそも王太子妃になるには長年の教育が不可欠だ。その為正妃の立場を譲ることはできないが、私の身分でも側妃になることは可能である、と。

 私が側妃になることで次期国王となるアルフォンス殿下の心の支えができるなら、その為の最適な手段を選ぶ――それが王太子殿下の婚約者であるカトリーヌ様の判断だった。

 私情ではなく、広い視野を持って国の為に最適な道を選ぶ。それはまさしく王太子妃――ゆくゆくは王妃となるものの器と呼ぶに相応しい。


 そして、第二王子であるクリストフ殿下もまた、適切な対処をした。

 クリストフ殿下は、王太子殿下とその婚約者であるカトリーヌ様、そして私の三角関係に直接関わることはできない立場だ。しかし、それでも己ができる範囲でよりよい方策を模索し、私に接触してきたのだ。

 クリストフ殿下は、国の未来の為にどうか兄上は諦めてくれないだろうかと私に訴えてきた。これはカトリーヌ様の提案とは正反対の提案だが、この提案もまた間違いではない。国の未来を憂える第二王子殿下としては、私がアルフォンス殿下に固執することはマイナスにしかならない。これもまた次代を担う王家の人間として、正しい対処法だった。


 合格点が出た時点で、カトリーヌ様にもクリストフ殿下にも、コルニュ家の真実を明かしてある。そのうえでアルフォンス殿下がどう動くのか、国王陛下夫妻ともども見守っていたのだ。万が一アルフォンス殿下に国王の適性がないと判断された時の次善策を用意しながら。

 

 アルフォンス殿下がカトリーヌ様やクリストフ殿下のような判断が出来ていれば……少なくとも公平な目と耳でいじめに関わる証言や証拠を見極めることができていれば、結末は違っただろうに。

 ――いや。そもそもコルニュ家が引っ張り出された時点で、国王陛下はアルフォンス殿下の人格に懸念を抱いていたということに他ならない。結局のところ、この結末は避けられないものだったのかもしれない。



「アンリエット……嘘だ、嘘だと言ってくれ……そうだ、誰かにそう言えと言われているんだろう……? そうに違いない……君はあんなにも私のことを慕ってくれていたじゃないか……」

 現状についていけないのか、衝撃を受け止め切れないのか、アルフォンス殿下はよろよろとふらつく足取りで私に近づいてくる。


 ああ本当に、どこまでも愚かだ。

 王太子という身分は、己が好き勝手にしていいというものではない。その立場だからこそ、より広い視野と的確な判断力、そして事態を収拾する能力が求められる。何より、国の為、国民の為に滅私の精神がなくては、誰も忠誠を誓ってついてきてくれたりしない。

 この愚かな王子はまだそれがわからない。


「だから、殿下は国王に相応しくないのですよ」


「そんな……」

 温度のない私の言葉に打ちのめされ、アルフォンス殿下はその場でがくりと膝をついた。


 アルフォンス殿下は廃太子となるが、決して王族の身分が剥奪されるわけではない。これからの殿下次第では相応の人生を歩むことだって不可能ではないはずだが、今の彼を見る限り、それはなかなか難しそうだ。



「――アルフォンス殿下」

「カト、リーヌ……」

 決して怯むことなくまっすぐこの場に立ち続けたカトリーヌ様が、無様に膝をつくアルフォンス殿下を見下ろした。その横には、冷めた目で兄を見るクリストフ殿下が寄り添っている。


「国の未来を担うべきわたくしたちの婚約破棄に、代償がないとお思いでしたか?」


 氷のような凍える視線と言葉に、アルフォンス殿下は両手をついて今度こそ完全に崩れ落ちた。


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