子供と声
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:子供と声
私は或る人と再婚した。
私も相手もバツイチで、
私には子供がなかったけど、
相手には連れ子が居た。
可愛い男の子で、名前は俊太君。
俊太君は本当に素直な子で、
新しく来たお母さん…つまり私の事を
本当のお母さんの様に受け入れてくれ、
いつも笑顔を絶やさない、明るい子だった。
「(俊太君がこんな子で、ほんとによかった)」
その気持ちが正直にあった私。
でもある日から、
その俊太君の様子が
少しずつ変わっていった。
独り言を言うのが多くなって居た様で、
家にひとりでいる時も
誰かに調子を合わせる様に何か喋ってる?
一緒に住む様になってすぐだったから
この子の事がまだよく分からない。
多分こう言う癖が昔からあったんだろう…
そう思うことにして、それからしばらく
それまで通りに時を過ごした。
(数週間後)
でもやっぱり気になる。
俊太君の独り言を言う癖は
だんだんエスカレートして行ってた様で、
壁に向けて喋りかけたり、
電気を消したトイレや風呂場の
暗闇に直接話しかけたりと、
一緒に過ごして居て
少し奇妙に感じることが多くなった。
パパは仕事がいつも忙しく
家に居ないことが多い。
元からこんな生活だったらしく、
前の奥さんは
それに嫌気がさして逃げたとか。
「子供を放っぽらかして逃げるなんて…」
私はその前の奥さんの事を
少し軽蔑していたところもあって、
ただ子供を愛する善雄さんの事が好きになり、
それなりに同情から関係が生まれ、結婚した。
でもそれは本当に同情なんかじゃなく
純粋にあの人を愛することができたから。
そしてあの人の子供・俊太君を、
自分の子供の様に愛することができたから。
その俊太君の様子が少し変わってきたので、
私は日頃からパパに相談する様にもなり、
「なんでこんな癖が始まったのか?」
それを自分なりに追求しようとしていた。
でもパパはやっぱり忙しく、
朝から夜にかけてほとんど家に居らず
ただ私と俊太君のためだけに
一生懸命働いてくれる。
「こんな時こそ、私がしっかり支えなきゃ」
そう思った私は、
つい俊太君に聞いてみた。
「ねぇ俊太君、いつも誰と喋ってるの?だれかお友達かな?」
俊太君はキョトンとした目で私を見てくる。
「ん?」
前の奥さんと別れてからすぐに引っ越し、
新しい場所に来たので
俊太君には今ほとんど友達が居ない。
全く居ないと言ってもよかったほど。
だからおそらく
イマジナリフレンドでも作って、
その相手と架空の中で喋ってるんだろう…
そう思った私はその事を前提に、
俊太君の心を少しでも和ませ、開け、
私が今の俊太君の心の支えに
なろうとしてあげたんだ。
すると俊太君は、
「誰と喋ってるか知りたい?」
といつもの明るい口調で言ってきて…
「じゃあ僕がいつも喋ってる人の声、聞かせてあげるからちょっと待ってて」
と改めて私に言った後、
パパの部屋へ行き、
カセットデッキを持ってきた。
そして、
俊太「ちょっとここで待っててね。すぐだから」
と自分の部屋に入ってドアを閉め、
私はそのドア外で待つことに。
しぃんとした後、またドアが開いて、
俊太「入ってきて♪」
と俊太君は私を部屋に入れ、
テーブルの前に座らせ、
そのテーブルに置かれた
カセットデッキを再生した。
声「アンナジャマモノトイッショニイルナ オマエトカアサンノスペースヲ イズレトリモドスノニジャマダ ソッコクアノオンナヲオイダセ オマエノケイカクガダメニナル」
録音された声が
部屋と、私の心に響き続けた。
その声は子供のモノとはとても思えない。
ひどく重低音の…
まるでこの世の人の声では
無いものの様だった。
(後日)
数ヵ月後。
私はあの家族と別れ、今、
都内のマンションで1人静かに暮らしてる。
あれから事の真相が分かった。
奥さんは逃げたんじゃない。
度重なる夫の暴力で、
自らこの世を去って居た。
あの男はやはり始終家を空けており、
浮気こそ無かったが、仕事に真面目人間。
子供のことを放っぽらかして
ずっと奥さんに任せっきりで、
ある日それに耐えられなくなった奥さんが
つい文句を言ったら
怒涛のごとく怒る様になったらしく、
家庭内でのパワハラでついに…。
あの子があの日、
あのカセットテープで聴かせてくれた声。
やはり別れた後もずっと残ってくる。
あの男、いずれはおそらくあの子に…
でも、1つだけどうしても不可解なのは、
あの子があの日、テープにどうやって
あの声を録音したのか。
あの子の心の声…だったのか。
…にしても、超常現象に変わりない…?
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=y4is-JJO2jM&t=76s
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬




