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97話 マキの課題-4

「な、なななっ!? なんでそんなこと言われないといけないんですかっ!?」


 ようやく我に返ったらしい。

 顔を真っ赤にして、龍之介に抗議する。


「なんでって……。エロさが足りていないのは問題だろ? 男子生徒を欲情させるには、エロさが大切だ」


「よ、よくじょう……!? マキちゃん、そんなの要りませんっ!!」


 マキが泣きそうな顔で叫ぶ。

 そして、体育館から走り去ってしまった。

 そんな彼女を見て、女性コーチは溜息を吐く。


「やはりこうなるか……。私が言っても、いつもああなるんだ。男子生徒から言われると納得してもらえるかと思ったが、逆効果だったようだな」


「そうだったのですか。……俺が追いかけてフォローしておきます」


「ああ、頼んだ」


 龍之介は、体育館を飛び出す。

 そして、マキを探して走り回るのだった。

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