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39話 愛情クロストレーニング・ユイ

 龍之介とユイがバレーボールで一騎打ちを行った数日後――。


「りゅ、龍さん……。その……恥ずかしいのですけど……」


「おいおい、ユイ。何を恥ずかしがっているんだよ? 俺たちは恋人同士じゃないか」


 桃色青春高校の第一体育館で、龍之介は金髪碧眼の少女・ユイを辱めていた。

 今、この体育館に他の生徒たちの姿はない。

 既に練習を終え、帰宅しているからだ。


「こ、恋人……」


「そうさ。一騎打ちでなかなか諦めない俺の姿に惚れ込んだんだろ? ユイが俺の勝ちを認めてくれたんじゃないか」」


「そ、それは……」


 ユイは顔を真っ赤に染める。

 1対1で、10点先取の変則バレーボール対決。

 ユイは高速のサーブやスパイクで、何度も龍之介の顔面にボールを叩き込んだ。

 しかし、龍之介は決して諦めることなく粘り続けた。

 そんな龍之介の姿に感銘を受けたユイは、彼の根性を称えて自分の敗北を認めたのだ。


「俺たちは恋人で、共に甲子園を目指す仲間でもあるんだ。そんな俺たちの間に、隠し事なんていらないだろ?」


「だ、だからといって……こんな恥ずかしい格好をしなくても……」


 ユイは恥ずかしそうに顔を赤らめる。

 彼女は上半身に何も着ていない。

 その白い肌と胸の膨らみを、龍之介の前にさらけ出しているのだ。


「恥ずかしくなんてないさ。とても綺麗だよ。素晴らしいバレーボールが2つも揃っている」


「そ、そういう恥ずかしいこと言わないでください……」


 ユイが顔を真っ赤にする。

 そんな彼女の胸を、龍之介はまじまじと見つめた。


「最初に会ったときの俺の目は、節穴だったな。ユイは貧乳じゃなくて、巨乳だった。どうやって隠していたんだ?」


「さ、サラシです……。昔から、胸の大きさにはコンプレックスがありまして……」


「なるほど、サラシか……。しかし、なぜコンプレックスに思うんだ? そんなに立派な胸をしているのに」


「そ、それは……。昔から男女問わずジロジロと見られることが多かったので……。それに、バレーボールの激しい運動には邪魔ですから……」


 ユイが胸を両手で隠す。

 そんな彼女の手を、龍之介は優しく掴んだ。


「俺はユイの胸が好きだよ。金髪碧眼に、この巨乳。まさに俺の理想とする女の子だ」


「あ、ありがとうございます……」


 ユイは顔を赤らめる。

 そんな彼女の左胸に、龍之介の手が触れた。


「ちょ……!? りゅ、龍さん!?」


「これからは、胸の大きさを隠す必要なんてない。むしろ、自慢していこうぜ」


「そ、そうは言いましても……」


 ユイは困った表情を浮かべる。

 そんな恋人に、龍之介は顔を近づけた。


「あっ……!? りゅ、龍さん……!!」


「こんな素敵なバレーボールなんだ。みんなに見せてあげないと悪いだろ?」


「そ、そういう問題じゃ……」


 ユイが困った表情を浮かべる。

 そんな彼女の胸を、龍之介は背後から鷲掴みにした。


「ひゃんっ!?」


 ユイの口から可愛らしい悲鳴が上がる。

 龍之介は彼女の胸の柔らかさと弾力を楽しみながら、彼女に告げる。


「この状態で、バレーボールのサーブを打ってみてくれ」


「えっ?」


「イメージしろ。この体育館にはたくさんの生徒がいる。みんながユイの胸に注目している……とな」


「ど、どうしてそのようなことを……」


 ユイは顔を真っ赤にしながら戸惑う。

 そんな彼女の胸を背後から掴んだまま、龍之介が優しく諭す。


「ユイの胸の素晴らしさを伝える、予行練習さ。俺1人だけで独占するのは勿体無い」


「で、でも……恥ずかしいです……。胸をみなさんに見られるなんて……」


「安心しろ。本番では、ちゃんと服を着てもらうからな。ユイの胸を直接見られるのは俺だけさ」


「も、もう……。りゅ、龍さんのえっち……」


 ユイが恥ずかしそうに呟く。

 そんな彼女に優しく微笑みかけながら、龍之介は彼女に指示を出した。


「さぁ、ユイ。向こうのコートにサーブを打ってくれ」


「……わ、分かりましたわ。みなさんにわたくしの胸を見せつけてあげます……」


 ユイは覚悟を決めたように頷くと、ボールを片手に持った。

 そして――


「とりゃー!!」


 可愛らしい掛け声とともに、サーブを放った。

 彼女の高速サーブは、真っ直ぐ相手コートに突き刺さる。


「よし! いいぞユイ!!」


「当然ですわ。このくらい、朝飯前です」


 龍之介が褒め称えると、ユイが嬉しそうに胸を張る。

 そんな彼女の胸を背後から揉みながら、龍之介は言葉を紡いだ。


「俺も学ぶことがあるよ。サーブの動作をするユイの胸を掴んでいると、筋肉の動きがよく分かる」


「なっ……!? りゅ、龍さん! 揉むのは止めてくださいまし!!」


 ユイが顔を真っ赤にして訴える。

 そんな彼女の訴えを聞き流しながらも、一度彼女の胸から手を離した。


「次は俺もやってみようかな。バレーボールにおけるサーブの動きは、野球における投球の動きと共通するところが多いからな」


「そのようですわね。では、わたくしは横で観察を――って、ええっ!? どうして龍さんまで服を脱いでおられますの!?」


 ユイが驚く。

 それも無理はない。

 龍之介は全裸の状態になっていたのだ。


「どうしてって……。俺ばかりが学ばせてもらうつもりはないぞ。逆に、俺からユイに伝えられることもあるはずだ」


「そ、それはそうでしょうかど……」


「ほら、遠慮せず俺のここを握ってみてくれ。最初は優しくな」


「は、はい……」


 ユイは言われるがまま、龍之介のとある部位に触れる。

 こうして、2人のトレーニングは続いていくのだった。

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