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131話 試合-4
「おらああああぁっ!!!」
「しゃあ! もらった!!!」
『ストライッ!! バッターアウッ!!!』
覇闘峯山高校の頭目、獅堂が空振り三振に倒れる。
いまだに、龍之介の球をまともに捉えることができていない。
「よし!!」
彼女は納得した表情を見せる。
「この辺で勘弁しといてやらぁ!!」
そして、捨てゼリフと共に去っていった。
「14-0。俺たちの勝ちだな」
「うむ!」
「やったぁ! マキちゃん、初めての試合で勝ちましたぁ!!」
勝利した桃色青春高校ナインが、マウンドに集まってくる。
こうして、龍之介たちは練習試合で見事に勝利し、合宿の成果を確認したのだった。
123456789 計
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桃色青春|312112031|14|
覇闘峯山|000000000| 0|
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試合終了
桃色青春高校の勝利