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125話 2番に強打者

「……2番に強打者? ヤンキーみたいな連中なのに、ちゃんとしたオーダーを組んでいるじゃないか」


 龍之介が呟く。

 2099年の今、プロ野球にはセイバーメトリクスが浸透している。

 だが、高校野球は必ずしもそうではない。

 1番が出塁して2番が送り、3~5番が帰す。

 それが、高校野球のセオリーだと考える監督や選手も少なからず存在していた。


「油断できないね、龍之介」


「そうだな、アイリ。……しかしそれはそれとして、この試合は是非とも勝ちたいところだ。合宿の成果を試すには、絶好の相手だしな」


「うん。ボクもそう思うよ。だから……勝とうね」


「ああ!」


 2人は頷き合う。

 そして、7人全員で円陣を組んだ。


「俺たちの力を見せる時が来た! 全力で挑もうぜ!」


「「「おーーっ!!」」」


 桃色青春高校野球部の部員たちは、気合いの入った返事をするのだった。

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