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123話 覇闘峯山高校-4
「はいはいはーい! 2人の世界を作らないでね!!」
「龍先輩! わたしたちもいるってことを忘れないでもらいたいです!!」
「ごめんごめん。忘れてたわけじゃないんだ。みんなのことは頼りにしているし、守ってみせるさ。だから、安心してくれ」
「ふふ……。頼りにしますよ、龍様」
最後にミオが声をかけてきた。
彼女はウェイトリフティング部を掛け持ちしており、ずば抜けたパワーを持つ。
喧嘩において助けなんて要らない気もするが、龍之介はあえてそれを口にしなかった。
「それじゃ、オーダーを確認しておこうか」
2099年の今、AIや機械の技術が向上し、練習試合でも電光掲示板を活用するようになっていた。
手間も費用も、100年前とは比べ物にならないくらいに抑えられている。
彼は仲間と共に、電光掲示板に視線を向けた。