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118話 合宿最終日の朝
合宿最終日の朝――。
「いよいよ、今日は練習試合の日だ。みんな、準備はいいか？」
旅館のグラウンドに集まった少女たちに、龍之介が声をかける。
彼女たちはみな、真剣な眼差しで頷いた。
「相手は中々の強敵だと思うが、全力を尽くして戦ってほしい。俺たちなら大丈夫だ！」
「「はい！！」」
龍之介の激励に、少女たちが頷く。
この合宿を通して、彼女たちは見違えるほど成長している。
龍之介の言葉は、ただの気休めではない。
「さて、それでは試合前に俺たちの現状の最終確認をしておこう。ロボ1号。恒例のやつを頼む。俺たちの成長を言葉で表現してくれ。そして、現状の能力もな」
『ピピッ。承知しました。スキャンを始めます……』
龍之介から指示を受けたロボ1号が、7人の体をスキャンしていく。
そして、その結果を発表した。
