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106話 冬合宿-2
チェックインを済ませた龍之介たちは、早速部屋で荷物を下ろす。
そして、必要な荷物だけを持って旅館の外に出た。
「さて……。みんな集まってくれ」
集まった少女たちの前で、龍之介は説明を始める。
「この合宿の目的は2つある。1つは、練習での個々の課題点を改善すること。2つ目は、みんなの仲を深めることだ」
「はい! 質問です!!」
ミオが挙手する。
龍之介は頷いた。
「いいぞ、ミオ。何が聞きたいんだ?」
「私は龍様と、これ以上ないくらい仲を深めていると思います! さらなる進展を目指すとなると、その方法は限られてくるのではないでしょうか!?」
「はは……。そうだな」
ストレートに好意を伝えてくるミオに、龍之介は苦笑する。
だが、すぐに表情を引き締めた。