100/170
100話 愛情クロストレーニング・マキ-1
「さぁ、今日の特訓を始めようか」
「はい! 今日もよろしくお願いしますぅ!!」
龍之介とマキは、第二体育館で向かい合っていた。
今日は2人での特訓である。
この場には龍之介とマキの2人しかいない。
「今日はどんな特訓をするんですかぁ? 前回は、かなり恥ずかしかったんですけどぉ……」
「そうだな……。前は全裸でリボンを振ってもらったが、そろそろ次の段階に行ってもいいかもしれん。というわけで……今回はこれを着てもらおうか」
龍之介はそう言うと、袋に入った衣服を手渡した。
「これはぁ?」
「特注のレオタードだ。今日はこれを着て、演技をしてみてもらおうと思っている」
「裸よりはマシですけどぉ……。これはこれで恥ずかしそうですぅ……」
マキは恥ずかしがりつつも、龍之介の目の前でレオタードに着替えていく。