虫が何を考えているのか分からない(当たり前だ)
以前書かせていただいたが、僕は虫にとにかく好かれている(と感じる機会が多い)。
あまりに多すぎて、細かい出来事は覚えていないが、昨日も仕事中、工場内の奥まった所でショベルを運転していたのに、ヒラヒラと舞い込んできた「羽黒蜻蛉」が、二の腕に止まった。
「おいおい、大丈夫か? いま急いでるから相当荒く前後に運転してるし、キミは普通のトンボみたいに速く飛べないから、車体にぶつかるぞ」
ショベルに乗った高さまで上がってくるのも、珍しい。
…まあ、すぐどこかへ飛んでいったのだが、ヒラヒラ舞っているのに、ほんとに車体をぶつけそうになった。仕事だから遠慮できないし、してたら製造(包装)ラインに間に合わない…
他にもカナブンや蝶やセミ、蛇やカエルなど、とにかく近くに寄ってきては逃げない、どころか、逃がしたのについてくるような動きをされることがよくあった。
そして本日、さっきのことである。…ヒマだから書いてしまうのだが、(スマホゲーム(育成シミュレーション?)をやめたため、時間が余っているw 申し訳なし!)一匹のアブらしきものが居間に入ってきていた。
シッポがとがってて人を刺しそうだから、アブではないのかもしれない。
…まあ、山裾に建っている家だから、あまり見かけない小虫が出るのも珍しいことではない。
はじめはよく彼らがするように、網戸のところでワチャワチャしていたのだがーー出ていきたいのかな?と思うがそうではない。また帰ってくるのであるーーついに美味しいものを見つけたのか、ゴミ箱に入っていたバナナの皮に取りついて、チュッチュと舐めはじめた。
そこそこ嬉しそうである。
「良いものを見つけた!」という気配が、何となく伝わってくる。
しかし、特にそれに執着するわけでもなさそうだし、「今のうちに、網戸の外に出してやろう」と、ゴミ箱を外に持っていって、アブ的な何かを、山に放ってやった。
もちろん、喜び勇んでどこかへ飛んでいったーーなどということにはならない。
「何で!? 私のエサ! そして私の部屋!!」
という風に、まためちゃくちゃ入りたそうに網戸にぶつかってくるのである。
タイミングよく、その後ろから同じ種のアブが飛んできて、こちらはしばく中を窺ったあと、普通に飛んでいった。
そう、それが当たり前なのだが、どうもやはり、虫には特定の人と「縁」がある者がいるのでは、とも思えてしまう。
何かの統計データで、「自分はイケメン(または美女)と信じている人間は、実際のイケメン、美女より人生の幸福度が高い」とあった。
僕は、動物や虫に好かれる人間は「魂のレベルが高い」というのをネットで知って、“そうかあ! 僕は魂のレベルが高いんだな”と、自称「虫イケメンw」を気取っているわけである。
しかし、虫の気持ちが分からないのは、その賢さにおいてである。
よく言われることだが、動物や虫の危機感知能力においては、すさまじいものがある。
人類の叡智の結晶を学んで来られ、今もおそろしい速度で進歩し続けておられる地震学者や、最新鋭の機材すらまだ気づかないレベルで、地震を察知したりするその超感覚は、「命を左右する事態への超反応」なわけだが、なぜ「僕の部屋の居間にいても未来がない(死が待っているだけ)」というのにはのっそりとでも気づかないのだろう、と、さほど意味はないが思ってしまうのである。
…そして数日後には死んでいる。
地震とか雷とかからは、圧倒的な反応速度で対処しそうなのに、なぜ目の前の“巨大生物(まあ人間)”には、「わ〜い♪」みたいな感じでよって行ったりするのだ、としばしば考えてしまうのである。
今日の朝など、玄関を掃いていたら、小さな犬の置き物(もらい物)の頭にアマガエルが乗っていた。
「ウチの玄関がアマガエルに好かれているーートビラによじ登って張りついたり、隙間に1日じゅういるーーのは知ってるが、オマエはなぜ逃げない」
近づいてもゴソッと向きを変えただけで、どうやらその小さな犬の頭が気に入ったようであった。
ーー動物王国ならぬ、虫王国の住人として、僕はこれからも生きていかなければならないようである。
その立ち位置は、平民と騎士の間くらいーーけっこう高く見積もったな!ーーでも心は将軍(爆)で、やっていこうと思うのだ。
時にアブに恋しがられ、時に蝶にまとわりつかれながら、「ラピュ◯」のロボットのように、ささやかな優しさの中で長生きしたい。
いつかテレビ出るからね!w(健康長寿者として)
みんな見てね〜!!w




