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愛してる
最後の恋をするなら私より後に死んでくれる人がいい
私を恨む悲痛な顔と
それでも湧き出すどうしようもない愛しさに
諦めたあなたが笑えるように
私は無邪気に腕枕をせがむだろう
大好きなあなたを後に残してただ我儘に眠りたい
最期くらいそれを望ませてくれるあなたがいい
彼女の愛はまるで凶器のように僕を刺す
退く事は許されず受けてしまうより他ならない
僕だけを目掛けて彼女の愛が僕を貫く
この猟奇的な衝撃がなければ僕も狂ってしまうだろう
狂気を纏う怖しい程の愛をぶつける彼女の
あの無邪気な笑顔がたまらなく可愛いと思う
そんな僕もある意味猟奇的なのかもしれない