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第12話 ニャハハ 良いことした後は気持ちが良いニャ?

「王宮じゃ....ニャイ?」

「王宮は黙認してるが.....ダメだ! これ以上は言えない!」



 てっきり王宮.....

 つまり勇者召喚した国自体が『黒幕』だと思ったんニャが。

 アサシンギルド長は完全に戦意を失ってるニャ?

 ドラのほうを時々見てはビクッとびくついてるニャ



「たしかにじゃあ召喚して何がしたかったって話にニャるがニャ? 黙認だとしたらニャ.....」

  


 良い感じで名探偵ドラ様ぶりを見せつけているニャこれ? 

 『体は子供頭脳は大人』もココまでいくとちょっと怖いニャ?

 夏休みに忙しくならニャイか心配だニャ? 

 また怪盗と共演しちゃうかニャ?



「勇者を即、旅に出させる投げっプリ。ばかりか護衛も付けずに暗殺されても騒ぎにすらならないニャ。これが『黙認』だとしたらニャ.....」



 こ、ここニャ!

 この一撃に全てを込めるニャ!

 ドラズ女優魂! ドラに力を! ニャオオオン.....



「謎は全て解けたニャ.....」

「......」



 つ、ついにドラが歴史を作ってしまったニャ!

 多分いま、ドコの誰よりもドラがバーローしてるニャ!

 ああ.....メガネがないのが心残りだニャ.....

 欲を言えばジェット付きスケボーも欲しいところニャ



「王宮を黙認させるほどの『組織』など、この国で1つしかないニャ.....」

「!!」

「たしかに王宮もイチ勇者と『ギルド全員』なら戦力としてどっちを取るか明白だニャ?」

「.....」



 ギルド。

 たしかにクサイところはあったニャ?

 初めの違和感は2人しか女勇者の仲間にならなかったとこニャ

 あれだけ人気だったのに関わらず



多分ギルド長辺りが裏で制限をかけてたニャ!



 そして仲間になった大柄な男と小柄な女。

 とりあえず.....



お前ら弱すぎだニャ!



「俺は......言えない...」

「ニャ....」



 『暗殺ギルド』がちっさい下請けだとしたら『ギルド』はデッカイ財閥みたいなもんニャ


 そりゃあこの暗殺ギルド長も言えないワケニャ?

 『仲間』.....

 しかも元請けを売るなんて真似、出来るはずもなかったんだニャ

 


ドラズ名推理の前には言ってしまったも同然だったがニャ!ニャハハハ!



 動機は『勇者を活躍させればギルドの立場がない』とかそんなトコかニャ?

 あくまで活躍するのは正規のギルド員でなければ、って感じかニャ?

 なんかしっくりこないニャ?

 

 に、しても殺すとかどんだけニャ!

 そして弱すぎる2人のギルド員は体のいいイケニエニャ!

 義理人情にアツいドラとしては......



割りとどうでもいいニャ! 醜い利権争いだニャ!



「.....暗殺は成功した。しかし回収に行かせたリカルドは死にアンも人が変わった様に! 勇者の死体は無く『肝心』の回収が失敗してしまったんだ」



 ニャ?

 そうだったのかニャ?

 アンに装備を剥ぎとらせた後、女勇者達は放置してたんニャが

 その辺の魔物に喰われたかニャ? 

 ニャハハ



「あの時からウチのギルドは.....おかしくなってしまったんだ.....まさかユニーク持ちの『アサシンコボルト』が殺られるなんて」



 まあいいニャ

 ギルドが『黒幕』って分かったからにはお前にはもう用はないニャ?

 ドラは約束は守る男だからニャ? 

 お前のメスブタだけは助けてやるニャ?

 

 ちなみに今のうなだれているお前は気付かぬうちにドラズスパイダーの【幻惑】の餌食になっているのだよ 

 ニャハハ



とりあえず死ねニャ! ドラズトリガー!O.....



(....ルド長.....ーケイ教団.....死者の情報.....世界各地....異世界の血肉....)



 ハッ!

 これあれニャ!

 『森羅万象』さんの危険察知アラームニャ!

 

 コイツを殺すとマズイ.....?

 生かしておいたほうが明らかにマズイ気がするんにゃが。 

 利用しろってことかニャ?

 

 よく分からないけどニャ?

 さすがのドラ様も『森羅万象』さんには逆らえないニャ ドラは無力だニャ



「【幻惑】......解除ニャ」

「.....!」

「いいニャ? 今日の出来事は無かったってことニャ?」

「お前....! みんなは.....無事なのか!」

「.....そのうち帰ってくるはずニャ? そこの女も一晩寝れば回復するニャ?」

「ムー....ア!」

「フ、フンニャ!」

「ムーア! 良かった.....良かった!」



 ニャハハ

 ギルド長がメスブタを抱いて泣いているニャ。

 いい事した後は気持ちが良いニャ

 どんな家畜にも慈愛の精神を併せ持つのがマリアドラの悪い癖だニャ?

 

 

「今日の事は言わない.....言えるはずもない....」

「ニャハ。それでいいニャ?」



 もうなんか飽きてきたニャ

 ギルドが『黒幕』とかチャチな事このうえ無かったニャ

 これだけチャチな『黒幕』にゃら違う国へ行けば異世界者のドラは安全ってことニャ

 

 さっさとこの国にオサラバして

 まだ見ぬネコミミちゃんに会わなければいけないニャ?

 

 帰りに迷惑料で

 暗殺ギルドの金でも根こそぎ頂いてくニャ

 優し過ぎるドラズ判決だニャ。最高裁も裸足で逃げ出すニャ

 とにかく.....



ドラの大冒険は今この時より大スタートニャ!

第1章終わりです

続いて第2章。ちょっとホラーな感じになります

よろしくお願いします

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