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スタディ.その2 ようこそ実力主義の世界へ

俺の名前は涼宮陽(すずみやはる)

花の高校2年生だ。


……ハ〇ヒに似てるけどハル〇じゃねぇからな。ハレハレしねぇから。


ま、それはおいといて。


俺は数十分前に退学宣言された。

うん。ビックリだよね。

この物語、序盤で終了しそうになったもんね。


んで。退学を回避するために、日本一の大学である成都大学に合格しなくてはならない。


そして、現在。俺は成都大学の情報を得るために、本屋に向かった。


三ぺん堂書店。俺が通う私立城北高校徒歩3分にある本屋さんであり、城北の生徒によく利用されている。外観だけでなく、内装も綺麗で、店の中には城北生が勉強を出来るようにと粋なはからいで自習スペースも用意されている。オマケに飲み物や軽食、文房具なども購入できるちょっとしたコンビニもある。学生からしたら、こんなにも勉強しやすい環境はないだろう。


俺は成都大学を調べるため、受験関連の本が置いてある場所に向かい、「サルでも分かる!大学受験案内!」という本を手に取る。そして、成都大学のページを開いてみる。


「うはぁ…すげぇな…」


本の中身には成都大学の基本的な情報以外にも合格者の生の声、入試の出題傾向など様々なことが書かれていた。


「えーと。ちなみに偏差値はどれくらいだぁ?」

みんなも気になっているだろう偏差値!

俺ももちろん気になっていた。

しかし、俺は見たことを即後悔することになる。


…………………………………………ん?


俺の目に写ったのは…



合格最低偏差値88



………………………???

どういうこと?あれ?

俺の目がおかしいんだよね?

は?合格するのに最低でも偏差値88必要ってこと?そんなのありえるの?


この大学に通っているのは本当に人間なのか?という疑問を持ってしまうほどのレベルであった。


俺はにこやかな表情でそっと本を閉じ、


「むりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!」

と大声で叫んだ。その咆哮は半径500メートルにいた人達全員に聞こえるだろう。

聞いた者は直ちに耳を塞ぎ、体を硬直させる。それはさながらライオンのそれと大して変わらない。


なんだよこれ!なにが合格最低偏差値88だよ、馬鹿野郎!こんなん、合格してる奴はあれか!?バケモンなのか!?脳みそを100個くらい持ってる奴なのか!?血界〇線に出てるアレか!?


「あのぉー。どうかしたんですかぁ?」


1人の少女。俺と同じ城北高校の制服を来ている少女が俺に話しかけてきた。


この少女こそ、いや、このオトコの娘こそ、城北史上最高といわれる蒼井要との出会いだった。





オマケ!

本屋行く前に?


「うーん、少し小腹空いたなぁ。お?精肉屋見っけ!精肉屋のコロッケってチープな感じだけど揚げたてでうめぇんだよなぁ!おじさーん。コロッケ1つくれ!」


「アイヤー、ケバブ1つネ!」


「え?いや、コロッケ1つ!」


「ケバブネ!ワカタ!ケバブネ!」


「いや!分かってないじゃん!コロッケ1つ!」


「ケ?ケバブ?ワカタ!ケバブネ!」


「だぁかぁらぁ!なんでケバブなんだよ!コロッケとケバブって全然似てねぇじゃねぇか!コロッケ!わかる!?コロッケ!」


「ケ?ケバブ?」


「コ!コロッケ!」


「ケ?」


「コって言ってんだろぉーがぁ!なんだ?ここはケバブ屋なのか?ちげぇだろ!精肉店でケバブ頼まねぇだろ!」


「アイヤー、ゼンゼンワカラナイネ。

くそガキはケバブ買ってろよ」


「そこだけなんで流暢なんだよ!」


結局、涼宮はケバブを買ったとさ。


「ケバブうめぇぇぇぇ!!」


おしまい




常に前進、日々精進!どうも幻想ショコラです!お待たせして申し訳ございません!勉意味第2話書かせてもらいました!ま、どうせ待ってる人なんていないだろうけど(´;ω;`)。これからどんどん成都大学や涼宮が通う城北高校について明かされていきます!また、新キャラ登場!彼は一体何者なのか。涼宮にどのような影響を与えるのか!ということで第3話お楽しみに!

以上、幻想ショコラでした!

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