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第六話 幽霊講座 其ノ三

アクセス数 170件超えたーー。

この調子でいくぜ。

 お盆休み二日目の夜。

僕は昨日、歌穂・ロレスト・フォードと別れた場所のコ

ンビニ前にいた。なぜならまだ僕は、歌穂・ロレスト・

フォードに霊について少ししか教えてもらっていないか

らだ。

 家から出るとき、妹達にはもちろん黙って出てきた。

あいつらに話すとろくな事がない。

「お待たせーーーー。」と歌穂・ロレスト・フォードが

走りながらこちらに向かって来た。

 彼女の姿は昨日より、綺麗になっていた。別に彼女自身

が綺麗になったわけではない。昨日と今日の服装が変わって

いたのだ。

昨日は、男子がはくような半ズボンと上はピンクのジャージ

だったのに、今日は水色のワンピースだった。彼女の綺麗な

足がワンピースの下から出ている。半ズボンの時とは大違い

だ。

「全然…待ってないよ。僕も今さっき来たところだから」

三十分前からまっていた。

待ちきれなかった。

「そう?それじゃあついて来て…仕事の依頼があったの…

 これから現場に行くから。仕事、できる限り手伝ってね」

と歌穂・ロレスト・フォードは言った。少し深刻そうな顔

で、僕は少し怖かった。

 それに、さっきまで修行はしていたものの…全くと言える

ほど進歩してはいない。そんな何の役にも立たない僕は

歌穂・ロレスト・フォードの仕事を手伝えるだろうか…むしろ

足でまといに…邪魔になるだけじゃないのか…。

しかし、僕は『うん、わかった』と言ってしまった。



「それで、どこに行くんだ?この辺なのか?」

「ええ…この町唯一の神社よ。そこに迷い霊達が集まらない

 ようにこの特別な御札を貼りに行くの。依頼人は確か…

 神社の管理人だったわ」

「依頼って……?」

「ああ。まだ言ってなかったけ? 私のお母さんには沢山

 依頼がくるの…でもお母さんは都会で仕事をしているから

 家の近所は私がお母さんの代わりに依頼を遂行するの」

「そうなのか…。そういえば、ロレスト・フォードさんの

 お父さんは何をしてる人なんだ? 言いたくないなら

 別に言わなくてもいいけど…一様気になったから」

「歌穂でいいよ。長いでしょ私の名前…」

「まぁ、確かに長いけど…でも一様ファーストネームだし」

「大丈夫だよ。気にしないし…それにクラスのみんなは

 歌穂って呼んでるよ。」

「そうなのか…じゃあ次から呼ぶときは歌穂って呼ぶよ。」

「うん…次からね。えーと…それでお父さんのことだっけ?

 お父さんは海外で仕事をしているからあまり知らないの。

 私の名前からわかるとは思うけど…父親がアメリカ人だか

 ら…」

そういえば、そうだった。

「西ケ野くんの家族は、どういう人達なの?」

「僕の家族? えーと…両親はほとんど仕事であまり家には

 帰ってこなし、兄貴は今、部活の合宿だから家にいないし

 今、家にいるのは、妹達だけだよ」

「へえ…結構大家族なんだね、西ケ野くんは…。私は妹が一人

 だけだから、ちょっと羨ましいよ」

「妹は二人だけだから、それにみんなあまり家にいないから

 大家族って実感はないなぁ」

「私もだよ。妹はお母さんに見習いで付いて行ってるし、家は

 今誰もいないから…」

そんなことを言ってしまっていいのか?僕は一様、男の子なわけ

で、もし僕が野獣みたいな奴だったらどうする気なんだ。

もちろん僕は、そんな、彼女が一人だからと言って図々しく彼女

の家に行ったりなんてしない。ただ彼女が、もしクラスの男子に

それを言ってしまったら大変なことになることを恐れているだけだ。

 天然なのか、気が抜けているのか、バカなのか、つくづく心配を

してしまう。

 そんな会話をしてるうちに、目的地に着いてしまった。

いかにも幽霊が出そうな神社である。神社の裏には、暗い森林地帯

になっていた。

「さぁ、着いたわ。ここが依頼のあった場所よ。」

「こんなところに神社があったんだなぁ」

「この神社に来たことないの。若者の間では結構有名だと思うん

 だけど…」

「どうして?」

「だって、ここで肝試しをした若者達がいろんな意味で不幸になる

 噂がある神社なんだけど…」

来たくもない!

「で、どこにその御札を貼るんだ?」

「神社の裏。だけどそこには森林地帯があるから、西ケ野くんが

 囮になって悪霊を惹きつけておいてね」

「えっ!僕が…」

まぁ 仕方ない。彼女の頼みを引き受けちゃったわけだし…後戻り

はできる分けがない。

「わかった。」と僕はあっさりOKした。

そして僕は森林地帯へ、彼女は神社の裏へ向かったのだった。


これから面白くなりそう。

出てくるぜ…次の話で


続く


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