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49話 伯爵領リガンへ

夜分に遅く投稿します。よろしくです。明日も仕事なので、寝ます。(-_-)zzz

領都リアンプールに到着して、1番大事な村の税金をまず納めた。これを忘れたら大変な事になるからな。その後、冒険者ギルドから手紙を送り、ミリアさんに挨拶しておいた。


「来て早々ですが、しばらく伯爵領リガンへ行くと思います。」と伝えたら「石材を運ぶ仕事の依頼だけ1度受けてくれたら助かるわ。運搬の仕事が遅れているそうなの。お願い!」と可愛く頼まれたので、後でまた絶対来ることにした。ミリアさんには、世話になったから間違いなく来る。本当だよ。


宿をとってから、スラム街に向かった。「サイスとマリーと合流しよう。前に1度行った家にいるのかな?これから行くスラムにいればいいけど。簡単な依頼を2人で受けている可能性もあるな。」とシエルと話しながら歩いた。


スラム街に到着すると子供達が俺達に気付き、すぐに集まってきた。お土産のパンを渡しながら、サイスとマリーを見てないか尋ねた。


「さっき帰ったよ。明日また来るって!」と子供達が言っていたので、木を補充してから一度宿に戻った。無理やり会おうとする必要はない。採集をそろそろ始められるようで、また炭作りの方も順調らしいので安心した。


翌日、スラム街に朝食を食べた後で顔を出すと2人がいた。「久し振り!休みの間、問題なかったようだな。少し話せるか?」と俺が聞いた。


歩きながらマリーが、「スラムの炭作りをしている人達に、役人から税金の支払いを求められる様になったそうよ。これまで無視されてきたのに。」と言うので「仕方ないから払う方向で考えよう。」と伝えた。奴隷にされてはかなわないからな。


子供達は、冒険者ギルドに登録していて、天引きされるので問題ないだろう。炭作りのメンバーと子供達全員集まってもらい、大事な税金の話をしておいた。


また、サイスとマリーに伯爵領リガンへ行かないか聞いてみた。今年中にD級冒険者になってもらい、王都のダンジョンに挑戦したいと伝えた。4人でレベルアップして今より強くなろう。2人とも賛成してくれたので、1週間後に出発する事にした。出発までしっかりと準備する事になった。


2人と別れてから、シエルと冒険者ギルドに行き、石材の配達の仕事をミリアさんにお願いして受注した。「運搬が遅れているようだから、いっぱい運んでやろう。」と笑いながら、シエルに話しかけた。2人で歩きながら、採掘場所へ向かった。


「やっぱり馬車がほしいよね?」とシエルが言うので、「冒険者ギルドで、もう一度ミリアさんにお願いして1台買うか?」と話した。


最近は、お金もあり馬車の操作も出来るようになったので、歩くのが少し面倒になっている。もちろん必要なら歩くけどね。王都に行く時に、夜は馬車の中で休めるし、買うしかないな。


石材の運搬は、何度もやっている作業なので、問題なくアイテムボックスにあり得ないほどの量を保存して、リアンプールの現場に運び入れた。どんなもんじゃい。


運搬終了後、ミリアさんに金貨50枚もらい、馬車の購入の話をした。明日、もう1度来てと言われたので、宿に戻る事にした。この間買ったばかりで、申し訳ない。


翌日、勝手にパーティー資金で買うとダメかと思ったが、自分達の資金だけでも余裕で買えるのでお願いした。後で、サイスとマリーに話をすると、「移動が楽になるから維持費はかかるけどいいんじゃない。」とマリーが言ってくれた。言質とったよ。


最悪お金に困ったら、冒険者ギルドに買い取ってもらおう。2人を連れてギルドに顔を出して、交渉の末、馬車を金貨300枚で購入した。以前のものより、グレードが上だ。次の日の昼頃、1度スラムに顔を出してから、4人で伯爵領リガンへ向かった。


領都リアンプールから馬車に揺られながら数日後、伯爵領リガンに到着した。のんびりとした旅だ。道中は、ウルフやホーンラビットなどの低ランクの魔物が、こちらに襲いかかってきた程度だった。すぐにシエルが弓で対応したので、馬も問題なかった。


俺は、矢と魔物の回収を行った。矢も何回か使えそうなら使う。その判断は、シエルがする。あとは、周囲の気配察知である。馬車の操作は、主にサイスとマリーが交代でやってくれている。


夜は、俺とシエルのペア、サイスとマリーのペアで交代で見張りをした。昼間は、たまに俺とシエルも2人と代わり、馬車を操作した。2人にやらせてばかりだと、やり方を忘れるからだ。


冒険者ランクのアップやレベルアップするには、ダンジョンしかないのだろう。ダンジョン産のドロップアイテムを納品する事で、ギルドへの貢献度が上がるためだ。


また、平原や森の魔物を討伐しても、俺達はレベルが上がらなくなってきた。より強い魔物を討伐すれば、強くなれるだろう。焦っても仕方ないので、とりあえず、伯爵領リガンで依頼を受けてみよう。


リガンに到着してから最初に宿を探した。最低条件は、馬車を預けられることだ。大部屋で、ベッドが4つあるところを借りられた。


個人的には、残念なことにベッドが2つしかないという事で、俺とシエル、サイスとマリーの組み合わせで一緒に寝てもいいが、いや、その場合は、小さい部屋を2つ借りた方がいい。駄目だ。妄想はだめだ。


食事付きで1日金貨7枚である。田舎なら無料なので、かなり高いと思うが仕方ない。依頼を受けてリガンをすぐに離れれば、いいだろう。翌日、伯爵領の冒険者ギルドに顔を出した。


まずD級冒険者のパーティーが受けられそうな依頼を探した。いくつか掲示板を見てからリリーさんに相談してみた。


「お金が適度に貰えて、レベルアップ出来て、冒険者ランクが上がりやすい依頼はないですか?」と非常に面倒な聞き方をしてしまった。逆の立場なら、面倒くさい奴なので俺は嫌だ。自分達で考えろと言いたい。リリーさんは、笑顔で教えてくれた。その笑顔は、本物ですか?と邪推する。


「レベルアップは、王都のダンジョンがおすすめです。レベルが20以上のエリート冒険者は、例外なくダンジョンを利用しています。デメリットは、命の危険が高いことです。今はランクが上がりやすい依頼を受ける事をお勧めします。」と言われた。


「伯爵領では、運搬に関する依頼が多いので、数をこなせばランクもすぐに上がりますよ。」とリリーさんが言うので、まずは1年くらい前に受けた鉱山の依頼を受けた。


馬車を利用して、約1日で割と楽に鉱山に着いた。「すぐに終わるから待っててくれ。」と言い、3人には馬車で待機してもらった。鉱山に入り進むと作業員がいたので、ギルドから来た事を伝えた。どの岩をどこに運べばよいかしっかりと聞いて、1度で全体の半分を保存した。


岩を持って来たと伝え、運搬先の作業員に案内されアイテムボックスからすべて出した。その人は、アイテムボックスを初めて見たらしく、顎が外れていた。骨がはまらなくなるぞ。


「もう来なくていい。」と1回運んだだけで、言われたのでサインをもらった。帰りの馬車の操作は、俺は免除された。翌日、昼過ぎに伯爵領の冒険者ギルドに到着し、金貨30枚もらえた。実績は、4人で達成したことになっている。


宿を借りて、翌日以降も運搬の仕事に精を出した。中には嫌な仕事もあった。奴隷を王都に輸送する仕事だ。伯爵領で税金を払えなくなった者、人殺しなどの犯罪を起こした盗賊、詐欺や窃盗、強姦等もある。


親が子供を売るケースもあるらしいが、表向きは禁止されている。変態貴族や金持ちの商人が裏で取引しているという話だけ聞いた事があるが……今も昔も悪いことをする奴は、何も変わらないと思った。


ギルドの依頼で、伯爵領リガンから王都への輸送に参加する事になった。約20名を2パーティーで8人と奴隷商人が2人だった。馬車で2台走り、檻の中に入れられていた。奴隷に対する扱いはかなりひどく、完全な物扱いで、悪いことをしたのだから当然という感じだ。


奴隷商人の奴隷を見る目がまるでゴミ扱いだった。檻の中には若い女性、野獣の様な目つきの悪い男性、覇気のない男性など色々といた。俺達は、馬車の横を自分達の馬車で並走した。


王都まで5日ほどかかって到着した。途中、暴れだした男が奴隷商人に棒で死ぬ寸前まで殴られていた。王都につく前に死んでしまい、ゴミの様に穴を掘って埋められていた。奴隷イコール人間ではないのか?


今回、俺達は何も出来なかったが、奴隷に対する理解を深めていけたらと思う。盗賊よりは扱いはましだが、人と扱われていない。無力だが、何か出来ないかと思った。


例えば、密かに奴隷商人を暗殺するとかね。社会の構造を変える事は難しいので、出来る事しかできない。


王都に着くまでが依頼だったので、到着後依頼完了のサインをもらった。宿で1泊して、リガンに戻るが、その前に競りにかけられている奴隷市をのぞく事にした。場所と時間を奴隷商人から聞いていて、勉強の為に4人で見学する事にした。

ポテトチップス食べたら寝ます!最近は、3時とかに目が覚めて寝られなくなるときがある。

大ピンチだ!評価もよろしく、どぞ。

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