21話 初めての依頼
こんばんわ。ミントのアイスが好きです。投稿します。よろしくです。
冒険者ギルド受付嬢のミリアさんの説明をまとめてみると、冒険者に対する依頼は、主に2タイプである。1つは、常時依頼が出ているもの。例えば、木の実や薬草などは常に需要があるらしい。その為、いつでも持ち込める。途中で拾って、貯めておいてギルドに納めてもいいらしい。正式に依頼を受ける形はとらない。
もう1つは、難易度別の依頼である。討伐依頼や素材の取得依頼である。討伐依頼は、例えば深淵の森に現れたオーガの討伐である。Dランクの依頼で、Dランクの冒険者が受けることが多いらしい。
素材についても依頼者が、どうしても欲しい物を冒険者ギルドに依頼するらしい。正式に冒険者が依頼を受ける、受けないを報酬や難易度で決める事ができる。またダンジョンで手に入れたものなどは、冒険者ギルドで買い取りも行うそうだ。簡単な荷物や手紙の配達依頼もあるそうなので、自分にあったものを選ぶ事になる。例外的に、指名依頼もあるらしいが、今は気にしなくてよさそうだ。
いずれにせよ後者は、正式な依頼の受注になるので、途中で出来ないとなるとペナルティもあるらしい。依頼中は、他の人が受注出来ない為である。素材の買い取りカウンターは、冒険者ギルドの裏側にあるので、そちらに持ち込む。掲示板に依頼がランク別にたくさん貼り出されているので、後で見てみて下さいとのこと。
一通り説明を受けて、最後に冒険者ギルドに所属している事を証明するカードをもらった。5人ともFランク冒険者と記入されていた。念願の冒険者になることが出来た。「依頼をクリアしていく過程で、ランクが上がる事もあるので、その時はお知らせします。冒険者ギルドの登録料は、無料なので今日から頑張って下さいね。」とミリアさんが言っていた。
休みがあと2日あるので、明日いくつかシエルと依頼を受けてみよう。3人はやる事があるので、タイミングがあえば5人で組む約束をした。全員で帰ろうとした所、俺だけミリアさんに呼び止められたので、4人に先に寮に戻ってもらった。
おそらくアイテムボックスのスキルの件だろうとあたりをつけていた。案の定、その件で話があった。「スキルにアイテムボックスを持っているのは、間違いない?疑ってごめんなさい。それだけ希少なスキルなの。」とミリアさんが言うので、実際に木の実をアイテムボックスから出して見せた。顎が外れてしまうほど、口が開いていて、美人が台無しですよ、ミリアさん。
冒険者ギルドにたまに来る特殊な依頼で、運搬等を任せてよいか聞かれたので、内容を聞いて問題なければお願いしますと伝えた。アイテムボックスのスキルが露見する可能性についても2人で話した。冒険者ギルドが後ろ盾につくので、余程の事がない限り大丈夫だが、声をかけてくる人もいるだろうとのこと。その後少し話してから、また明日来ますと伝えて寮に帰った。
冒険者登録した次の日、シエルと2人で冒険者ギルドに朝早く向かった。中に入り、カウンターにいるミリアさんを確認して軽くあいさつした。依頼の為、朝は冒険者で混んでいた。夕方あたりも混むのかもしれない。
常時依頼を確認すると、薬草や木の実は、いつでも買い取り可と記入されていた。ボアやビッグボア、ウルフ、ホーンラビットなどは、1日の受付量が決まっている様だ。アイテムボックスにたまってきたら、売却しようと考えた。
次に依頼の貼り紙を確認した。初心者のF級冒険者は、1つ上のEランクの依頼まで受けられるので、何か手頃なものはないか2人で確認した。「まずは、一番簡単そうな配達の仕事をやってみるか?報酬は銀貨3枚の荷物運びである。工房から領都の教会まで女神の像を運ぶ仕事だって。Fランクの仕事だ。」「うん、すぐ終わりそうだからね。剥がして、ミリアさんの所に持っていこう。」とシエルが言った。
その後、ミリアさんに依頼書を渡した。その際に2人でやるならパーティーを組むと便利よと言われたので組んでおいた。お金の分配がされて、自動でカードに入るとのこと。実績もそれぞれにつき、報酬から人頭税も自動で天引きしてくれるらしい。
冒険者は、村人とは違い自分達で税を報酬から払うそうだ。ちなみに冒険者パーティーの名前は、安直にミリアンにしておいた。ミリアさんの名前を入れてみた。シエルも反対なし。後で3人もパーティーに入れてもいいな。
依頼を受注してからまず工房に向かった。場所は、ギルドで聞いていたので、すぐにわかった。工房でギルドから依頼を受けて来た事を伝え書類を見せた。確認してもらい、その後女神の像を預かった。2メートル位あり重さもかなりあった。
布に包まれており、工房の外まで何とか出した。まともに運んだら大変なので、シエルに周りを確認してもらい、アイテムボックスにしまった。ちなみに、金貨5枚の商品らしいので破損したりすると、冒険者の責任になる。「さっさと済ませてしまおう!」とシエルに言い、教会に向かった。
教会の入口付近でこっそり女神の像を出して、教会に持ち込んだ。教会の関係者の人に納めて、サインをもらい完了。すぐにギルドに向かった。ミリアさんに完了した旨を伝え、サインの入った書類を渡した。「初めての依頼、お疲れ様です。早かったわね。」と言われ、カードを返却された。2人とも銀貨1枚、銅貨3枚ずつ入金された。引かれた分は、人頭税である。
もう一丁いくぜ!




