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ノアの冒険者~スローライフを目指して、冒険者になります。ヒロインや学園、盗賊討伐、ダンジョン攻略もあるよ!  作者: 社畜チョコ


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10話 盗賊襲来 その2

こんばんわ。少し文章が長くなり読みにくいかもしれませんが、どうか温かい目で見て頂けたら嬉しいです。よろしくです。

ルーンからノアの村に向かって俺とシエルの2人でゆっくりと歩いている。時々休みを入れては、足をマッサージした。1日休んだが、行きで足を少し痛めていたので、まだ痛く回復もかねていた。


「村までもうすぐだ。」とシエルに伝えた。「私達は十分に役目を頑張ったよね。」とシエルが言っていた。俺自身もその思いでいたが、村が見えてきた時にその判断が間違っていたことに気づいた。2泊も野宿したせいだ。村に着くのが遅すぎた。


村に近付くと、いつもと様子が違い、明らかな異常を感じた。ところどころ村から煙りが上がっていたのだ。嫌な予感がして、緊張して手が震えはじめ、呼吸が早くなるのを感じる。シエルには警戒して、矢をクロスボウに装填しておくように言った。様子を見ながら村の入口まで来ると、扉が無理やり壊されたように、転がっていた。


村に入り、周りを見渡すと燃えている家が複数あった。入口に割と近い俺の家も燃えていて、走って駆けつけた。俺だけ中に入り見渡したが、誰もいなかった。唖然としたが、外に出て前を見ると、矢が背中に刺さった状態でうつ伏せにシエルが倒れていた。シエルに近付くより先に前から盗賊と思われる小汚い男が近付いてきた。


「まだ生き残りがいたのか。死ねや!」と言って弓をこちらに向けて狙いをつけてきた。12歳を躊躇なく殺しに来るあたり盗賊で間違いない。とっさにダガーを抜いて俺から接近する。弓の射線に入らない様に的を絞らせない様にジグザグに動いた。放たれた矢がかすったが、相手の手首を斬りつけた。


「ぐぁ、この、くそガキがー!」と喚いていたので、喉元にダガーを突き刺した。「うるさい、黙れ。」といい、後ろに倒れた盗賊の心臓に再度突き刺さした。とどめを刺した後、すぐにシエルの所に駆けつけた。初めての人殺しだが、怒りが爆発して何とも思わないし、こいつは人でもないゴミなので後悔もなければ、可哀想とも思わない。こいつが同情する様な幼少期を過ごしていたとしても俺には関係ない。


「シエル、シエル、大丈夫か?起きてくれ。」と声をかけて、肩を軽く叩くが反応しない。血の出血が多い。首の頸動脈に反応がない。胸を矢が貫通していた。心臓の近くを触ってみたが、心臓も動いてなかった。不意打ちで、即死だったのかもしれない。


「そんな、信じられない。」と独り言を言い、悲しみがこみ上げてきた。悲しみから激しい殺意に変わるのに時間はかからなかった。涙を腕でぬぐい、立ち上がった。「ぶっ殺してやる。盗賊は皆殺しだ。」シエルをその場に置いて、村にいるだろう盗賊を探した。


少し歩くと広場の近くに人の集まりが見えた。地面に転がって、足で踏みつけられている人は村人か?はっきりと見えないが、何人かで笑っているのが見える。もう少し近付くとさっきの盗賊と同じ服を着ていたので、シエルから借りてきたクロスボウで打つことにした。


1射目は外れたので、すぐに矢を装填してまた打った。武器屋で俺も練習しておいてよかった。適当に狙っても2本に1本は当たった。シエルなら1本も外さないだろう。矢の出し惜しみはない。矢が頭に刺さり、そのまま前に倒れたりした。なるべく的が大きいので、胴体を狙って打った。「うぎゃー」と汚いわめき声が聞こえる中、何人か矢で倒した所で、後ろから眼帯をつけた男が出てきた。


こいつが親玉か?クロスボウで打つと、短刀で弾き飛ばした。もう一度打った。しかし、また弾かれた。こいつは、矢で倒せない。「死ね」と言いながら、となりの奴に矢を放ち殺した。


眼帯が一人になったところで、走って近づきクロスボウを投げ付けた。その間にダガーを取り出して、斬りつけた。クロスボウを短刀で弾かれ、さらに後ろにとんで、短刀の一撃も躱された。


「こいつ、速い…」と思い、前を向いたらナイフが正面に何本か飛んで来ていた。とっさに避けたが左腕に1本刺さった。「くっ、」と痛みに耐えた。歯をかみしめれば、我慢できる。まずい。勝ち筋が見えない。


こいつだけ他の奴らより段違いに強い。今のやり取りだけで俺より数段上の実力だとわかった。たぶん父親のマイクより強い気がする。運がないな。


「あれ、投擲スキルを使ったんだけど……。やるじゃんお前。さっき殺してきた男もそれなりに強かったけど。」と眼帯の男が言った。内心では焦りつつ、村人の中で強いのは、父親とリュークおじさんだったと思った。


こいつは、次で殺さないとやられると判断して、一か八か突撃した。アイテムボックスから全ての木を取り出して、投げつけた。相手は、一瞬驚いて怯んだように見えたが、すぐに冷静に対処して避けられてしまった。眼帯の男にダガーで突きを出したがかわされ、すれ違い様に俺は、首を斬られた。頸動脈を斬られてしまい、俺は血を吹き出して倒れた。


痛いというより、斬られたところが熱い。体に力が入らない。あまりの痛みに逆に痛みを感じないのかもしれん。次第に寒くなり、意識が薄れてきた。目の前を流れる血が止まらない。俺は死ぬだろう。お父さん、お母さんがどうなったか分からない。


シエル、許してくれ。敵を倒せなくてごめん。こいつは、また人を多く殺すだろう。もう終わりだ。神様が、せっかくスキルを授けてくれたのに。こんなに早く死んでしまって申し訳…?こんな時に時の腕輪を使えないか?最後なので、使ってみようと思い念じた。時の腕輪が砕け散った。


「ロイ、ロイってば。どうしたの?何ぼーっとしてるの?村に戻るんでしょ。」とシエルの声が聞こえた。「えっ?何?ここはどこだ?」と言い振り向くと目の前にシエルがいた。体が動く事を確認すると涙が溢れ、シエルに思いっきり抱きついた。


「どっ、どうしたのよ!」と言っていたが、落ち着くまで、ひたすらシエルに抱きついて泣いた。あとで「ごめん。」と謝っておいた。「一体どうしたのよ?急に泣き出して。」と言っていたが、答えられなかった。悪い夢を見たと言って、適当に答えておいた。


すぐに状況を確認した。今は、ルーンの町を出た所で、ノアの村に手紙を持って帰る所だった。慌てて帰る必要はないと話をしていたところだった。「すまないが、状況が変わった。村が心配だから、急いで帰ろう。」と言って、気持ちを切り替えた。シエルは、「えっ?何で?」という感じだったが、とりあえず納得はしてくれた。


俺自身は、気持ちが焦っていたのか足の痛みをあまり感じなかった。途中、休憩を入れつつ、シエルの様子を見ながらぎりぎりまで、歩いた。行きよりも少し早く、次の日の夕方前には、村に到着した。村の様子は、柵が強化されていて、それ以外は変わりなさそうだった。


シエルと一緒に、俺の自宅に戻り、「ただいま。」と父親のマイクに声をかけた。ルーンの町長から預かった手紙を渡した。盗賊が1日以内に村に来る可能性が高いことも伝えた。理由は言えなかったが、適当にルーンで盗賊の目撃情報があった事にした。


大噓だけど、父親はすぐに家を出て、リュークおじさんと一緒に村長の家に向かった。シエルは、家に帰るので預かった荷物を渡しておいた。母親のフレアが作った夕食を食べて、かなり疲れたのですぐに寝てしまった。


朝、5時頃に目を覚ました。盗賊は、まだ来てないようで、生活魔法で身だしなみを整えた。前回の様子だと日中昼までには来るだろうと予想した。両親も起きており、3人で朝食を食べた。昨日の村長との話で、戦えない女性、子供、高齢者は村長宅で預かるとのこと。戦えるものは、入口から広場にかけてフル装備で待機となった。警戒をとりあえず3日間だけするそうだ。


子供だけど俺とシエルも広場で待機する事になった。広場は、マイク、フレア、ロイ、シエル、リュークおじさんと他3人の大人で守る事になった。シエルの母親のメイおばさんは、戦えないので村長宅にいる。残りのメンバーは、弓を構えて入口付近で待機した。無理せず戦い、広場に誘導させることになった。


昼過ぎに「盗賊だ〜」という声が聞こえた。入口付近の誰かが鐘をならした。盗賊が来た事が確定した段階で、マイクが「ロイとシエルちゃんは、後方支援にまわって前に出ないように。」と言った。「わかった」と言ってシエルはクロスボウを俺はダガーを抜いた。


入口から抜けてきた盗賊が6人いた。こちらに向かって全員走っている。母親のフレアが弓のスキルのムーンショットを打った。上空に向けて打たれた矢が大きな孤を描いて盗賊の一人の頭に刺さり倒れた。もう一度ムーンショットを打ちもう一人倒した。


シエルに「盗賊は、人だと思うな。打てそうなら打て。」と言った。20メートルまで近付いたところで、リュークおじさんが斧を投げつけた。盗賊にあたり1人倒した。シエルが放った矢も頭にあたり、盗賊を一人倒した。


残りの2人の内1人は、3人の方に向かったので任せる事にした。フレアがムーンショットをもう一人の眼帯の男に向けて打った。上空に放たれた矢が吸い込まれる様に男に向かったが、短刀で弾かれた。


リュークおじさんが、フレアと同時にスキル投擲で投げた斧も避けられた。シエルの放った矢も短刀で弾かれた。父親のマイクと母親のフレアが青ざめた顔をしていた。両親のこんな顔を初めて見た。やはり相当な使い手なのだろう。今のやり取りで明らかにこの中で一番強い事がわかる。「下がっていろ。」と父親のマイクが言い、剣を抜いて前に出た。


挨拶がわりに振り下ろしたマイクの剣を短い短刀で難なく受け止めた。どれだけ技術があれば長剣を受けられるのか。両者がいったん離れた所でフレアが矢を放った。首をひねるだけで躱して、投擲スキルを使ってナイフを投げつけてきた。


フレアの顔をめがけて飛んできたナイフが刺さる寸前に、身代わりスキルを発動させたマイクの肩に刺さった。接近戦以外で勝てないと判断したマイクは、フレア、リュークおじさん、シエルにもう一度「下がれ。足手まといだ。」と叫んだ。


マイクが、スキル気合いを発動させて相手に迫る。初めて本気の父親を見たが、身体強化に近いスキルなのだろう。相手を防戦一方にしているが、相手の顔色は悪くない。それに対して、マイクは手札を全て出して、全力に近い感じがする。


このままでは、父親がやられると思い、これまで影に徹していたが、参戦する事にした。一度見ているので、眼帯をつけている左側の死角からゆっくり接近して突きを出した。


俺の攻撃が想定外だったのか、少し体にかすり傷を負わせた。2人がかりで殺してやる。殺しに来たのだから、当然殺される覚悟もあるんだろう。投擲スキルでナイフを俺の方に投げてきたが、一度見ていたので、躱す事が出来た。マイクが出来た隙を狙い斬りつけた。眼帯野郎が腕に傷を負っていた。ざまぁみろ。


俺が相手を休ませない為に、ひたすら眼帯側から攻めて、マイクが隙を攻撃してダメージを与えていたが、突然均衡が崩れた。マイクの剣を短刀で大きく弾いて、相手が何らかのスキルを発動させた。


マイクが装備していた鎖かたびらの上から十字に攻撃を受けて片膝をついた。敵も焦っていて、奥の手を出してきたと思われる。怪我もして、肩で息をしている。


眼帯の側から連続攻撃をして、注意をこちらに向けさせた。こいつを倒せるのは父親しかいないので、絶対にやらせない。お互い短刀使いだが、相手の方が技術が数段上なので、すぐにダガーを弾き飛ばされてしまった。


後ろに転び、手を地面につけた。「やばい、やられる。」と思った瞬間、眼帯の男に向かって矢が2本、斧が1本飛んできた。躱されたが、後ろを向いた大きな隙にアイテムボックスから取り出したナイフを眼帯の男の後ろから刺した。


「ぐぁ〜」と喚きながら後ろ蹴りをしてきた。右手で受けたが後ろに吹っ飛ばされてしまった。ナイフも刺したままなのでもう得物がない。その時、何とか立ち上がったマイクが上段から一閃を眼帯の男にくらわせて勝負がついたのが見えた。化け物退治完了だ。

明日、雨で気分が憂鬱。明日も良い1日になりますように!お休み(-_-)zzz

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