第一回、アニメ向上委員会 議題「迷走しない為には?」
なんやかんやあって、迷走気味なスタートになってしまった。どうしたら面白くなるのだろう?
とりあえず、こんな会を開くことになりました。
「第一回、アニメ向上委員会~」 (≧∇≦)ノ
「さぁ、やって参りました。司会は発起人の私、桃花が。書記は夢。その他、意見出しの皆様となっておりま~す。」
「あの、本来委員会ってのは、機関とかから選任された議論や権限を執行する人が会議___。」
「山田さん、細かいことは気にしない。」
「さて、ズバリ聞きます。今回の議題は『迷走しないようにするにはどうすれはいいのか』です。夢さんや、現状をどう見ますか?」
「あたしはゴールが見えていないのが一番ダメな気がします。方針を立てづらくなっているのもそのせいだと思います。」
「確かに。何していいか分からなかったし。」
「はい、凛さん」
「介入する前のシナリオがどう進んでいるのかを、知っておいたほうがいいと思うわ。」
「目標設定と原作の展開を知る。どう思いますか、総合統括の城ケ崎さん。」
「桃花ちゃんや夢実ちゃんが主人公である都合上、細かなネタバレをしてしまうと新鮮なリアクショ
ンを引き出しづらくなると思うな。ただ、大体のあらすじを知っておくのはいい案だと思う。」
「どこまで伝えるのかが難しくないですか?」
「ま、それは要検討ということで。『ノリで何とかしろ』って放任するよりも、ある程度道は示した方がいいんじゃないかと思っただけさ。」
「はい、山田さん」
「質問です。目標設定と言っていましたが、現在関わっている作品はどうなるのでしょう。やはり、魔王討伐ですか?」
「いいですか?」
「はい、ストーりー整合の原田さん。」
「この作品はある意味あなたたちの介入ありきで成立すると思うんです。だから、ゴールも彼女たちの意見に沿ったものにした方がいいのではないですか?」
「今の段階で面白い展開を考えるのは無謀だから、原作通り魔王討伐でいいよね。」
と夢。
「ちょっと待って。今までの私たちの行動を全部放送すつもりなんですか?」
「今後の展開次第では、十分放送は可能だと思うよ?勿論、編集はするけどね。 でも魔王討伐・・・話としては弱いかな? 特徴のない勇者だけで12話をもたせるのは現実的じゃない。 ん~~そうだな~。色々なアニメを渡り歩いて、それをまるまる一つの作品とする・・・というのはどうだろう?」
と城ケ崎さんは言た。
「いいですね~。 いっそのこと『映像介入機』なんかも入れてみるのはどうですか?」
「いいね~」
「では二人がバイトとして働く経緯、現実側の描写も必要ですね___。」
会議はいい雰囲気で進行した。
帰着点 : 細かい目標(とりあえず魔王討伐) 大まかな全体の方針(複数のアニメの世界に介入。私たちの体験をそのまま作品に落とし込む)
介入時の映像を主軸として流し、私たちの生活が描かれる手書きの日常パートも挟まるらしい。いわば、ほぼ私たちの体験談アニメだ。個人情報には配慮するから安心・・・ってどんだけ金かけてんねん!!