ホモじゃありませんよ
大半の人はここらで離脱するんだろうな~。分かる。 とはいえ、なんとか繋げなくては!
普通に話しかけるとパーティーに深く潜り込めないので、策を練ります。
魔獣に追いかけられながら、助けを求めるというのはどうだ? 女の子みたいな美男子なら、助けてくれるに違いない。魔性の女は演技が上手なのよ~ ( ⓛ ω ⓛ *)
「助けてく~だ~さ~い~!!」
巨大トカゲに追われながら迫真の演技。
「大丈夫か? 今助ける。 ライトニング~、スマッシュ!」
英語をくっつけただけの技ww。 このネーミングパターン改善して欲しいものです。
「あ、ありがとうございます~。」
「けがはないか」
「連れが足をくじいているみたいで。この子は回復魔法に耐性があるからどうしようかな~?」
「じゃあ、近くの町まで一緒に行こう。」
お人好しヘタレ君はちょろい。
勇者と私で担架を持ち、他の人に荷物を持ってもらった。夢実さんはめっちゃ楽していらっしゃる。
襲ってくる魔物を討伐しながら、街へ行く。勇者の視線が妙だ。二丁拳銃スタイルが珍しのか?素人だってバカにしてるのだろうか?
街の診療所に到着
夢が診療を受けている隙に、勇者一行と仲を深めるとこう。
「助けていただいてありがとうございました。」
「いえいえ。それよりも、君本当に男?どことなく女の子の雰囲気が__」
「男ですよ。二人とも!」
「二人? ええと、お二人は仲いいね。というか仲良すぎでしょ。色々怪しいんだよ、休憩した時とか特に。 まるで出来立てほやほやのカップルのよう__」
「ちがーう!!」
「ラブラブじゃないの?」
ホモ認定されてしまいました・・・。
女の子の距離感というものは、男からすると、愛し合っている様に見えていたのかな?ネタ、そうネタですよね? ホモネタは「やらないか」くらいしか知らないですよ? 時と場合によってはホモネタは面白いですけど、今それを出されても何も面白くないですよ? 第一私そんなに腐ってないですからね! これ全年齢向けなのに___。
インカムからは盛大な笑い声が。まだ何もしてないくせに。今に見てろよ、凛とやら!!!