バイト、やりませんか??
暇だったら投稿する予定。素人なので温かい気持ちで読んでください。
私は桃花、花園桃花。この春、高校生になりました。 ( •̀ ω •́ )✧
学校に行かなくちゃいけないので、急いで支度。
「行ってきま~す。い~い天気!何だかいいことありそ~だ。」
「あ桃花、おはよ。」
「おはよ~、夢~。」
話しかけてきたのは、親友の夢実。夢実だから夢。メガネがかわいい、アニメ好きの女の子。
二人で今日も登校だ。
とある休み時間、夢が
「ねぇ、一緒にバイトやらん?」
と言ってきた。
この学校では、成績が悪くなければバイトをしてもいいという校則がある。私たちは二人ともなかなか良い成績。いい部活が無いって嘆いていたところだから、ちょうどいいかな。
「いいね! どんな仕事?」
「アニメ制作会社のバイト。特別な技術は必要ないけど、少し頭は使う。あたしの親の紹介やから怪しくはない。」
ホントに~?
「何と時給1500円! 成功報酬あり。税金も考慮してくれる。一般募集してないから穴場なんよ~。お願い。」
「1500円!仕方ないな~。」
こうして人生初のバイトをしようと決意しました。
数日後、大きなビルの前にやってきました。面接です。
このアニメ会社は有名らしく、結構傑作を作ってきたのだとか。今回の仕事募集は、夢の親のコネだそう。女性も多いし、怪しくはなさそうだ。
「やぁ、夢実君。今日は面接なんだって?」
知らないおじさんが話しかけてきた。
「そうなんですよ、山田さん。頑張ってきます!」 ♪(´▽`)
「あの人誰?」
「アニメーターの山田さん。普段からお世話になっとるんよ。」
夢実は知らない人には人見知りが発動するけれど、慣れると可愛い方言。ついでに、目上の人には敬語。
気を取り直して、いよいよ面接。 いざ行かん!!
「お、夢実ちゃん。こんにちは。」
「こんにちは。城ケ崎さん。面接受けに来ました。」
人事部?の人とも知り合いなのか。お前は何者なんだ、夢!
「君は・・・花園さんですね。私は城ケ崎。よろしく。」
「はい、よろしくお願いします。」
「さて。花園さんのために、面接前に仕事内容について詳しく説明しておこう。ついておいで。」
言われた通りついていくと、そこには猫型?ロボットがポッケから出してきそうな、大きなヘンテコ機械があった。
「映像介入機だ」
この機械は、アニメの中に入れるものらしい。これでAIが作り出した作品に介入し、面白い作品を作ることが仕事だ。
「さて。面接をしようか。」
いくつか質問を答え、面接はあっという間に終わった。
「夢実君の人となりは十分知ってるし、花園さんもしっかりしてる。うん、君たちを採用しよう。」
即採用なんて嬉しい。
部屋から出ると、さっきの山田さんがいた。
「二人とも受かったね。 おめでとう」
気さくな人達がいて、いい職場。これから楽しくて面白くなるぞ。明後日から仕事だ!
___明後日、放課後。
今日は初仕事! がんばろ~
社員証片手に、二人でビルに入っていった。