世界情報
(マスターこのスキルの説明欄見てないんですか?)
「そうな欄あったか?」
(はぁー、なんだかマスターをサポートするのは大変だと聞いていましたがこれ程とは)
と、呆れた声でユキナは言ってきた。
でもさぁ、あのじいさん説明とかまったくしなかったし俺が悪いみたいに言ってるけど全く知らないからね。
そのスキルの使いたかとか。
(まぁ、そこのとこは置いておい無知すぎるマスターこの世界の情報をマスターに教えますね、猿でも簡単に理解ができるように説明しますね)
「お・・・おぅ」
いちいち嫌味を言ってきたぞ、このAIやっぱ性格悪いな
もうちょい可愛げがあってもいいのにもったいないよなぁ〜
(マスターがバカなのでこの方がいいと思いましてこの様な言い方にしましたが何か文句でもあるんですか?)
ユキナが煽ったように喋り出してしまった。
これを作った人は俺になんの恨みがあるのやら。
(マスターのせいで話がかなり脱線してしまったのですが話を戻します。この世界は転移者が支配をしています。マスターは創造主様から聞いていますよね)
「一応ね…」
と言って殺気を向けて来たけど俺なんかしたか?
(話はここからです、この世界には転移者に支配されてない国がまだあります。それは、ここから東側にある国だけです。)
って言うかまだ国残ってるって凄くないか。チート相手にスゴすぎる。でも、こいつ俺の顔見て何も知らないんですねって言う顔で煽って来るのがウザイ〜
ユキナは淡々とこの世界の情報を話してくれた。
まとめるとこうだ、まだ転移者に支配されてない国は、5つあって 、ハルツ王国、マルス公国、キザ帝国、サザン皇国、バル共和国しか残ってないってあとモンスターがいるってこの世界では魔獣って呼ばれてるらしい。
今思えば、ユキナってめっちゃ有能なAIではないかと思ってしまった。だってこんなにも分かりやすく説明してくれるとか天才かよって思って言ったら。
(マスターがただ単にバカだからそう感じただけです)っとやっぱりこのAI俺になんか恨みでもなるのか?それともツンデレか?って思ったらユキナから白いコードが伸びてきて俺を縛り電気を流してきた。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛........やっぱツンデア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
(マスター何か言いましたか?)
「な...にも...言っ.....てい...ま...せ...ん」
と言って俺の意識が途切れたのだった。