『夢の中の漆黒の廃退』・・・『詩の群れ』から
『夢の中の漆黒の廃退』・・・『詩の群れ』から
㈠
自己は夢の中で、開眼するんだろうな、だろうだ。
だろう、夢こそ真だと、言う小説家も居るしな、だろうだ。
だろうだ、それは、知れは、漆黒の廃退だろ、え?
何だって、その廃退が、一体どうしたんだ。
㈡
つまりさ、廃退の事情を無視してまで、意図は避けられないということさ、だろうだ。
だな、夢の中だから、尚更問題だよ、だろうだ。
もうだろうだ、観念の漆黒が、現世を塗りつぶしてしまうんだよ、だろうだ。
そうか、廃退は、そんな構図に適しているんだな、だろうだ。
㈢
何度もだろうだ、だが、つまりは、夢の中の漆黒の廃退ってことで、一件落着だろ。
だろ、理解安定で、廃退も撤退だろ、だろうだ。