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第6話 アイテムとスキルの購入

誤字脱字や物語の矛盾点などありましたらご指摘いただけるとありがたいです。

 まず約2,000,000pにも上るpの使い道を考えなければならない。現状戦闘員と非戦闘員がどのくらいいるのかから考えよう。


 まず戦士のような戦闘系ジョブについているのが全部で8名、魔術士、治癒士といった魔法系ジョブについているのが3名、鍛冶師1名、木工士1名、革士1名、商人1名、使用人6名、まだ選択できていない真美ちゃんの合計22人がこの屋敷の人員だ。


 この中でまず専用の道具が足りていないものは、鍛冶場は存在していないがそれは後回しとして。剣士用の剣2本、槍士用の槍1本だ。俺は屋敷にあったサバイバルナイフで当面は大丈夫だと思うのでいらないし。ケビンは警棒と素手が一番戦いやすいといっていた。銃なども購入可能だったがいかんせん高いし、弾に限りがあるので却下だ。


 とりあえずこの武器に関しては、なくては困るので購入しよう。おそらく魔法的な効果が付与されているであろう物も存在したがこれも予算の関係で断念、しかしある程度頑丈でないとお話にならないので、それぞれ無骨な剣(中級)、無骨な槍(中級)を二本と一本購入した、それぞれ2000pだったのでここで6000p消費した。


 次に防具なのだが経験豊富なケビン曰く、無理に盾を持ったり、鎧を着たりするとかえって動きずらくなって危険だとのことだ。特に兜などは視界が狭まるので戦闘においてはかぶるのはナンセンスだそうだ。


 着用するならいずれは魔法的効果で強度が強化されているものか、防弾チョッキのようなものが好ましいそうで、その防弾チョッキのようなものでさえ着用して動く練習が必要とのことなので、素人はとにかく攻撃を当たらないように立ち会うことに注意するのが現実的、なので使用経験のある希望者に防弾チョッキ(中級)を二つと、軍事用ヘルメット(中級)を5つ購入、それぞれ20000pと5000pだったのでここで65000pの消費だ。


 残りとりあえずの生活必需品の消耗品もろもろを交換して約5000p、その他アイテムでけがを治すポーション類を購入する。


 そこで思い出したのだが簡易アイテムボックスというものがステータスボードを確認したがそこから先どういったものか調べていなかった。そのことをみんなに聞いても皆調べていないとのことなので質問してみる。その解答がこうだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

簡易アイテムボックスとはステータスボードに備わっている機能の一つで。0.125㎥までの体積の物を異空間に保存する機能で、その空間内では時間の経過はせず鮮度などを保つことができる。またこの体積以上のものはそもそも入口にはじかれる。また知的生物は収容できない。

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 となっていた、この機能はかなり便利だぞ、0.125㎥ということは一辺が50cmの立方体の体積と同じだからあまり大きなものは入らないが、そこそこ容量はある。そしてなんといっても鮮度が保たれるなら食材のロスを気にする必要がなくなる!


 若干興奮しながらそのことをみんなに伝えると早速、鈴木さんと慎太郎さんが食材を簡易アイテムボックスに入れるため動き出した。そこでさらに朗報が。


 慎太郎さんが調理師(中級)に転職したおかげで、食材の購入費用が割り引かれるということは聞いていたのだがもう一つ、アイテムボックス(食材)というものが簡易アイテムボックスとは別で与えられていて、食材のみしか入らないが1㎥の容量のアイテムボックスを使用可能になっていたのだ。これで食料事情の大幅改善が見込められる。


 そんなうれしいニュースもあったが、今はポーションの購入をしてしまおう。簡易アイテムボックスの存在もあるので一人三本ポーション(低級)を配布し、今後必要になるであろうMPポーション(低級)を一人一本ずつ。魔法系ジョブの三人には一人3本ずつ配布し、治癒士の南さんにはポーション(中級)をさらに三本、ポーション(高級)を一本渡した。


 値段がそれぞれ

ポーション(低級)→1000p、ポーション(中級)→10000p、ポーション(高級)→100000p

MPポーション(低級)→10000p

 だった、正直かなり高額であったが、ここは生死に直結する部分だと判断して、思い切った。

合計で476,000pにも上った、これ使用したp合計は約550,000pにも上った。


かなり使用したがまだ1,600,000pほど残っている。100万pは今後のために取っておくとしても60万p使って現状の戦力を強化できる、そのことをみんなに話して使い道を相談しようとしたところ。


「坊ちゃんの戦力を強化するのに使うべきです。我々は十分施しを受けておりますし元々黒神家の資産、誰も反対は致しませんよ」


 そう爺が発言した。さすがにそれはと思い回りに助けを求めると、誰も取り合ってくれず、もう俺のために使うしか道がなさそうだ。しかしみんなのために使用した額が55万でおれのために60万はさすがに多い気がしたが。それならみんなの役に立てるようにしようと思いSPショップを開いた。


 まず最初に思い浮かんだのは武器だ、俺はサバイバルナイフで十分だと思ったがどうせならいい武器を購入しよう。おそらくこの屋敷の中で現状俺の戦闘力はそこまで高くない、武道の経験も学校の体育くらいだし、喧嘩などとも無縁の生活を送ってきた。そんな俺が戦って魔物とやらを殺せるか不安がある。


 しかし職業の説明で生き物を殺害したときのみ経験値を取得できると書いていたので戦闘をしないわけにはいかない。また俺とケビンの固有ジョブはほかの職業と比べて明らかにステータス加算の割合が大きい。


 このことからも俺がレベルを上げていき、そののちしっかりと戦力になっていかなければいけないだろう。そのためにもいい武器は必要だと考えた。


 SPショップの武器の欄を見ていると明らかに異様な武器が見えた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【死神】専用武器:死神の短剣 → 100,000p

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ほかのみんなに聞いてもそんな武器は販売されていないそうなので、おそらく固有ジョブ【死神】の専用武器なのだろう。そうなるともうこれ以外を買うという選択肢はなかった、専用武器ということはそれだけ強力なことが予想されるし、値段も丁度予算の範囲内だった。


「まずはこの死神の短剣ってのを購入するぞ」


 さすがに高額なのでみんなに確認を取ったが特に何もなくそのまま購入した。


 そして表れたのは真っ黒な短剣で、特に意匠をこらされたものではなく、無地の質素なものであった。しかしなぜか禍々しいオーラのよなものを感じ、気持ち悪いくらい握ったときに手にフィットした。


 つぎに【死神】の職業の特性上スピードタイプの様だし、直感で防具は違う気がしたのでスキルを購入しようと思った。


 SPショップでスキルの欄を見ると予算を上回るスキルも多々あり、50万で買えるスキルの中から探すので逆に探しやすかった。


 そして50万の予算でいくつかのスキルを購入することも考えたが、ゲームとは違い一つ一つのスキルをレベル上げすることがそこまで容易ではないようなので、無駄に多いと器用貧乏になると思い一つのスキルに絞ることにした。


 そこで上がった候補がこれだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 鑑定 → 500,000p

 分身 → 500,000p

 転移 → 500,000p

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 候補として挙がったのはこの三つだ、鑑定、分身、転移、どれも価格は同じなんだがどれも強力だ。


 鑑定はMPを消費して物を鑑定することができ、格下だった場合魔物や魔王も鑑定して所持スキルや弱点なんかを見ることができるようだ、物の鑑定はステータスボードの質問での回答より詳しくわかるようだし、実際問題先ほど購入したポーションなどは級が高いほうが効果がいいなどしか回答されず、使用方法も飲むのかかけるのかわからないのが現状だ、情報がとても価値のある今かなりほしいし、みんなの助けにもなる。


 分身はMPを消費して分身を作り出すことができるようだ、その分身は本体と同じ性能を誇り単純に戦力二倍とみていいだろう、しかし消費MPも多く、今の段階で使いこなせるかどうかわからないのが懸念点だ。


 転移は一度行ったところに、マーカーを置きマーカー間を転移することができるという名前のまんまのスキルだ、しかしこれも消費MPが多く距離に応じてさらにMPを消費する仕様と、一度行ったところというのが現状そこまで活用できず、また転移に多少時間がかかるため戦闘では使えなさそうだ。


 やはりここは鑑定にしよう、今の現状に一番あっているし、直感で戦闘にも使用できる気がする。もしそれがだめでもポーションの効果や使い方がわかるのはかなりありがたいし、個人的に死神の短剣について鑑定したい気持ちが強い。


 これもみんなに許可を取って購入した。これで残ったポイントは100万pで、こちらの戦力を拡大することもできただろう。


 最後にステータスを確認しよう。

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 名前:黒神 色人(くろがみ しきと)

 種族:人族

 職業:死神

 ジョブレベル:0

 必要経験値:0/100

 【ステータス】

 |M  P:10+(10×0.9×0)|=10

 |攻撃力:8+(8×1.2×0)  |=8

 |耐久力:8+(8×0.5×0)  |=8

 |速 度:11+(11×1.2×0)|=11

 |知 力:10+(10×0.8×0)|=10

 【所持スキル】

 暗殺術 レベル 0

 鑑定  レベル 1 【物品鑑定 1MP】

 【所持SP】

 1,027,651P

 【装備品】

 なし

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 なんと鑑定のレベルが1ですでにアビリティが使用できる状態だ、なるほど購入したスキルはレベル1で手に入れることができるのか。

読んでみてもしちょっとでも続きがみたい、面白いと思っていただけたなら、ブックマーク高評価お願いします。作者の励みになります。

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