第24話 レベルアップと今後の課題
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ダンジョンを後にして、屋敷まで帰ってきた。今日もさしたる問題はなく。皆順調にレベルを上げているようだ。
ちなみに、屋敷に到着した段階でのダンジョン攻略組のステータスがこれだ。
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名前:黒神 色人
種族:人族
職業:死神
ジョブレベル:1
必要経験値:185/200
【ステータス】
|M P:10+(10×0.9×1)+(10×0.1×2)|=21/21
|攻撃力:8+(8×1.2×1)+(8×0.4×2) |=24
|耐久力:8+(8×0.5×1)+(8×0×2) |=12
|速 度:12+(12×1.2×1)+(12×0.4×2)|=36
|知 力:10+(10×0.8×1)+(10×0.1×2)|=20
【所持スキル】
暗殺術 レベル 2 【属性付与(毒)】【切れ味強化 1MP】
鑑定 レベル 2 【物品鑑定 1MP】【魔物鑑定 1MP】
【所持SP】
901,926P
【装備品】
死神の短剣 レベル 2
【その他】
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名前:ケビン・マイケル・フォースター
種族:人族
職業:戦鬼
ジョブレベル:2
必要経験値:21/350
【ステータス】
|M P:7+(7×0.5×2) |=14/14
|攻撃力:12+(12×1.1×2)+(12×2) |=62
|耐久力:11+(11×1.1×2) |=35
|速 度:9+(9×0.8×2) |=23
|知 力:8+(8×0.2×2) |=11
【所持スキル】
怪力 レベル 2 【爆裂拳 5MP】【投擲 1MP】
【所持SP】
370P
【装備品】
なし
【その他】
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名前:内海 航平
種族:人族
職業:槍士
ジョブレベル:6
必要経験値:12/95
【ステータス】
|M P:6+(6×0.1×6)|=10/10
|攻撃力:8+(8×0.3×6)|=22
|耐久力:7+(7×0.3×6)|=20
|速 度:8+(8×0.2×6)|=18
|知 力:6+(6×0.1×6)|=10
【所持スキル】
槍術 レベル 2【クイック 1MP】【インパクト 3MP】
【所持SP】
330P
【装備品】
無骨な槍
【その他】
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名前:一ノ瀬 真司
種族:人族
職業:戦士
ジョブレベル:6
必要経験値:21/95
【ステータス】
|M P:6+(6×0.1×6)|=10/10
|攻撃力:8+(8×0.3×6)|=22
|耐久力:8+(8×0.3×6)|=22
|速 度:7+(7×0.2×6)|=15
|知 力:6+(6×0.1×6)|=8
【所持スキル】
格闘術 レベル 2【強撃 2MP】【肉体強化 1MP/m】
【所持SP】
400P
【装備品】
なし
【その他】
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とこんな感じになった、俺以外はレベルも上がってステータスもかなり強化されている。そして俺ももうすぐレベルアップするのでさらなる強化が期待できる。
そしてスキルのレベルも上がっており、新しいアビリティを使えるようになった。
ケビンの【投擲】は物を投げて攻撃するアビリティをで、投げるものを用意する必要はあるが強力な遠距離攻撃だ。内海さんの【インパクト】は攻撃の瞬間に衝撃波を与えるアビリティで、一ノ瀬さんの【肉体強化】は1MPで一分間耐久力を、基礎ステータス分上げるというものだ。
どれも強力なスキルで今後活躍してくれるだろう。それよりも一番の出来事は鑑定のスキルがレベルアップしたことによって手に入った、【魔物鑑定】だ。
このアビリティは今まで死んだ魔物を調べるなどでしか魔物の名前や、強さを知ることができなかったが。これによって今後戦う前の魔物に対して鑑定を行い、ステータスなどを確認することができるというのもだ。
これは、これからの戦闘を大きく変えるものになる。相手が格上すぎると鑑定をはじいたり、ステータスを隠蔽することも可能なスキルがあったりと、万能ではないが、これで持っているスキルや、ステータスを調べるだけでかなり有利に戦闘を行えるはずだ。
そんなこんなで、今日も夕食後のミーティングを行う。
まだ爺から連絡が来ていないので、外についての情報はないが、この世界にも慣れてきて、着実に皆の戦力が強化されている。
まだだれ一人として命を落としてないことから考えても、かなりいいと思っている。
「とりあえず今日の報告から行こうか。七瀬さん、屋敷の警備隊の様子はどんな感じ?」
「はい、今日は小田さんと柳生さんも警備に加わり、魔物との交戦も経験しました。まだ一人では戦えないレベルですが、私たち元警備員出身がついていれば戦えると思います。なので明日以降は、屋敷の警備にあたっているのも以外は、屋敷の外に出て鍛錬と実践経験を積んでいこうかなと考えています。」
「なるほど、確かにレベルアップも考えると、実戦経験は大事ですね。でもあまり森の奥の方まで行くとホブゴブリンが出る可能性があるので十分に気を付けてください。」
「了解しました。」
七瀬さん中心にとりあえず警備隊の強化は順調のようだ。正直レベルアップに関してはダンジョン攻略のほうが効率がいいが、今は屋敷の周辺での強化のほうが安全だろう。ホブゴブリンも今のところ屋敷からかなり離れないと見かけない、おそらく初日のは遠くから明かりを見つけ移動してきたのだろう。
そうすると今度は二子さんが、
「魔法隊としては、警備隊の警備に同行して、魔術の練習を行っています。今日ゴブリン相手に【攻撃魔術】を放ったところ、かなり戦えることがわかりました。
大体一撃当てることができれば、ほとんど瀕死に追い込め、当たり所がいいと一撃で撃退もできました。しかし攻撃手段が遠距離からの魔法のみで、MPにも限りがあるので、基本警備隊と合同で動くのが一番ですね。
明日以降も魔法の練習をしつつ、屋敷の警備に当たりたいと思います。」
「わかりました。ではそのようにお願いします。MPポーションなどあまり消費したくはありませんが、緊急時などは遠慮せず使用してください。」
そういうと二子さんは優しく頭を下げて、同意してくれた。とりあえずこれで屋敷のことは大丈夫だろう。
「こっちのダンジョン攻略組としては、いろいろ報告があるんだけど。まず一番大きな報告として、かなりの魔物を撃退したから結構なpを稼ぐことができた。
具体的には今回の探索で合計1000以上の稼ぎだった。これでとりあえず屋敷の食料事情なんかの解決の見込みは生まれたね、今後生活が安定してきたら、みんなの雇用関係を見直したいと思う。
現状緊急事態につき俺の指示のもと動いてもらっているけど、これじゃただ働きみたいなものだし。命令系統もしっかりするためにもポイントを使った雇用関係も結ぶべきだと思っているから。
もう少し安定してきたら、その辺のことについても話し合おう。この話し合いは爺が戻ってきてからのほうがいいと思うし。」
ずっと思っていた、現状のいびつな関係をしっかりとするということに対して、初めてみんなに話した。そうするとみんなの反応は思ったよりも意外だった。もっと現状に不満みたいなのがあると思っていたんだけど…。
「坊ちゃん、そんなこと考えてたんですかい!?正直びっくりですね。今の現状しっかりとそこまで考えている人なんてほとんどいないと思いますよ。
俺なんて全く考えたことすらなかったですし、あんなに最前線で魔物と命のやり取りをしながら、ここにいるみんなのために動いている。さすが黒神家の次期当主ってとこですかね。」
そういうケビンに皆同調するようにうなずく。鈴木さんも、
「お坊ちゃま、さすがにそこまで先を見据えなくても大丈夫ですよ、今現在皆が生存しているのはお坊ちゃまのお陰ですし、そのことに皆不満なんてありません。
しかし今後生活が安定してくるとそういった問題が起こらないとも限りません。現状非戦闘員は戦闘員のみんなに生かしてもらっているという状態。
もちろん私たち非戦闘員がいないと生活が成り立ちませんが、武力によって制圧されたらひとたまりもありません。ですので今後のことを考えると必要かもしれませんが、今はお坊ちゃまの人徳に従っているのですよ。」
といってくれた。そういわれると嬉しいものだが、やはり俺の性格上、目に見える問題点はできるだけ改善していきたい。なので雇用関係の見直しはやるつもりだが、まだ早かったのだろう。
「なるほどわかった、ありがとう。みんながそういってくれると正直うれしいね。でも今後必ず必要になっていく制度だと思うから、みんなで協力して作っていこう。
それに鈴木さんが言ったような武力支配は恐らく外では起こっていくと思う。それに対抗するにも、ただの信頼関係での共同体ではなく、しっかりとした雇用関係で結ばれるというほうが強いから、そこを見据えていきたいと思う。」
そういって今回のこの話については終わりにする。
その後ダンジョンであったことや、攻略にはまだ時間がかかりそうなことを話し、明日も今日のメンバーで探索を行うということで合意し、明日に備えて眠りにつくことにする。
明日は今回あったゴブリンソードマンがいた広場の奥を探索しよう。おそらくより強力な魔物がいるに違いない。しっかりと戦力を強化して、何かあったときに備える必要があるからね。
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