第21話 ダンジョン探索開始
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試験的一日二回投稿 三日目
本日は18時にもう一話投稿します。
三日の朝が来た、今日の予定はダンジョン探索だ、中に何が待っているかわからない未知のものに入るのは怖いものがあるが、万全の体制を整えて頑張ろう。
皆で朝食をとり、いつものように今日の予定を共有しあう。俺とケビン、内海さん、一ノ瀬さんの4人はともにダンジョン探索だ。
今回は時間がかかることも視野に入れて、慎太郎さんにお弁当を作ってもらい、それを簡易アイテムボックスに入れて準備万端だ。
鈴木さんに、万が一何かあった時などはフレンドチャットなどで連絡を取る旨を伝えて、屋敷を出る。
今回の探索のために、いくつかアイテムをSPショップで購入している。中級ポーションを一人一本ずつと、MPポーションを一人三本ずつ購入しており。また緊急離脱用に煙幕を一人一つ購入している。
値段がポーション(中級)が10000p、MPポーションも10000pで煙幕は5pだった。
これらをみんなが所持した状態で探索に挑むが、ポーション類はかなり高額で、現状採算が取れないので、なるべく使用は最低限にしたいところだ。
ここで現時点の攻略組4人のステータスを確認してみよう。
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名前:黒神 色人
種族:人族
職業:死神
ジョブレベル:1
必要経験値:45/200
【ステータス】
|M P:10+(10×0.9×1)+(10×0.1×2)|=9/21
|攻撃力:8+(8×1.2×1)+(8×0.4×2) |=24
|耐久力:8+(8×0.5×1)+(8×0×2) |=12
|速 度:12+(12×1.2×1)+(12×0.4×2)|=36
|知 力:10+(10×0.8×1)+(10×0.1×2)|=20
【所持スキル】
暗殺術 レベル 2 【属性付与(毒)】【切れ味強化 1MP】
鑑定 レベル 1 【物品鑑定 1MP】
【所持SP】
901,026P
【装備品】
死神の短剣 レベル 2
【その他】
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名前:ケビン・マイケル・フォースター
種族:人族
職業:戦鬼
ジョブレベル:1
必要経験値:56/200
【ステータス】
|M P:7+(7×0.5×1) |=11/11
|攻撃力:12+(12×1.1×1)+(12×1) |=37
|耐久力:11+(11×1.1×1) |=23
|速 度:9+(9×0.8×1) |=16
|知 力:8+(8×0.2×1) |=10
【所持スキル】
怪力 レベル 1 【爆裂拳 5MP】
【所持SP】
70P
【装備品】
なし
【その他】
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名前:内海 航平
種族:人族
職業:槍士
ジョブレベル:4
必要経験値:6/50
【ステータス】
|M P:6+(6×0.1×4)|=8/8
|攻撃力:8+(8×0.3×4)|=18
|耐久力:7+(7×0.3×4)|=15
|速 度:8+(8×0.2×4)|=14
|知 力:6+(6×0.1×4)|=8
【所持スキル】
槍術 レベル 1【クイック 1MP】
【所持SP】
30P
【装備品】
無骨な槍
【その他】
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名前:一ノ瀬 真司
種族:人族
職業:戦士
ジョブレベル:4
必要経験値:35/50
【ステータス】
|M P:6+(6×0.1×4)|=8/8
|攻撃力:8+(8×0.3×4)|=18
|耐久力:8+(8×0.3×4)|=18
|速 度:7+(7×0.2×4)|=13
|知 力:6+(6×0.1×4)|=8
【所持スキル】
格闘術 レベル 1【強撃 2MP】
【所持SP】
50P
【装備品】
なし
【その他】
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とこんな感じである。レベルに関して言うと内海さんや一ノ瀬さんのほうが高いが、ステータスは俺やケビンの方が高いのでやはり固有ジョブは強いんだなっと思う。
しかしこの二人も十分な強さを誇っており、ゴブリンなんかでは太刀打ちできないだろう。また最初のうちはおそらくレベルが上がるのも早いと思うので、今日だけでもかなりのレベルアップが見込めると思う。
そんなことを考えながら、ダンジョンのところまで戻ってきた。
道中はゴブリンしか出会わなかったので、何の問題もなく到着できた。
「これが言われていたダンジョンですか…自分の目で確かめると不思議ですね…」
そうしみじみといったのは一ノ瀬さんだ、クールな見た目の一ノ瀬さんが感心したように目を見開いているので見ていて面白い。
そのままダンジョンに近づくと、山の向こうの魔界が見えてくる。いつ見てもおどろおどろしく。こんなもんがここまで侵食してきたらたまったもんじゃないな。
ダンジョンの奥の魔界を見て、より緊張感を醸し出す一ノ瀬さんと内海さんの両名をしり目に、もう二度目の俺とケビンはずんずんとダンジョンに近づいていく。
昨日の鑑定結果から、今はまだ中から魔物があふれてくることはないと思われるが、それでも怖いものは怖い。一応の警戒をしながらついにダンジョンの目の前に到着した。
ダンジョンは何もない空間に浮かんでおり、その形は縦1.5m、横1mほどの楕円形をしており、横から見ると幅は存在しない。おそらくこの楕円形の穴に入っていくことでダンジョンに行けるのだろうが、なかに閉じ込められるのではないかと心配になるな。
どこにつながっているかもしれない不思議な穴に入るなんて、自殺行為以外の何物でもないが、放っておくとまずいことがわかっており、今までの傾向から、理不尽な世界だが入ったらそれだけで死亡のような理不尽すぎる罠はないと思う。
「みんな、今からこれに入ることになるけど、覚悟はいいか?正直俺は鑑定の結果がなければ絶対に入らないが、もう覚悟は決まった。」
そういうとみんなも覚悟は決まっているようなので、意を決して中に入ってみることにする。
恐る恐る近づき、まずは腕を押し当ててみると、何の抵抗もなく入っていく。横から見ると俺の体が消えていっているようで、何かのマジックの様だ。
とにかく入れた腕に何も問題がないようなので、そのまま体全体を中に入れた。顔を付けるときには、初めて水泳で水に顔を付けるときのような恐怖感があったが、通ってみると、何も抵抗がなく。中に入ると石畳の広場につながっていた。
そのまま進んでいくと後ろの方で「ウッ」とか、「グッ」見たいなおそらく気合を入れる掛け声とともに残りのみんなも中に入ってきた。
「坊ちゃん、思ったより広いですね。これがダンジョンですかい?」
「わからないけど、広いのは俺たちにとってもいいことだ。それにしても改めて不思議な空間だな」
広場はかなりの人数が収容可能な大きさがあり、天井もそこそこに高い。中に明かりらしきものはないのだが、壁や床自体がうっすらと光っているらしく、見通しは悪くない。イメージしていた迷宮の感じだな。ここまでイメージ通りだとやはり中ボスや、ボスがいて、コア的な何かを守っていて、それを壊すことでダンジョンを破壊することができるのだろうか?
そんなことを考えていると、ケビンが一旦に出てからまた戻ってきた、どうやら無事に出ることも可能らしい。
「とりあえず今回の目標は可能だったらダンジョンの破壊、無理そうでも中を探索して情報を持って帰ることだ。この感じ、ダンジョンというだけあって、中は迷路のようになっていることが想像される。もし拠点を守るという知能があった場合、何かしらの罠も仕掛けられている可能性がある、気を付けて進もう」
俺の号令の下、4人で迷宮探索を開始する。今回マッピングを行う必要があるため、道中は一ノ瀬さんがマッピングを行い、俺を先頭に、内海さん、一ノ瀬さん、最後尾をケビンの布陣で進もうと思う。
先頭の俺は鑑定などを使いながら、進むことで少しでも安全度を高めるつもりだ。
広場の奥に道は一つしかなかったので全く迷うことなく進んでいく。
さあ鬼が出るか蛇が出るか、今までの傾向から普通にゴブリン(鬼)が出るのだろうけど、少し冒険心をくすぐられながらダンジョンの一本道に入っていく。
初めてのダンジョン探索開始だ。
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