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俺【死神】になりました ~喧嘩もしたことない俺の、選べる職業が【死神】だった!?~  作者: 伝説の孫の手
~2章~ 山頂ダンジョン

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第18話 山の中の現状

誤字脱字や物語の矛盾点など、ありましたらご指摘いただけるとありがたいです。


試験的一日二回投稿 一日目


本日は12時に一話投稿しておりますので、まだの方はそちらもお読み下さい。

 屋敷を一歩出たが、昨日とは異なって見通しもよく、見えるというだけでこんなにも違うのかと、気持ちが軽い。


 とは言っても魔物がどこにいるのかわからないので、警戒は怠らないがさすがに勝手知ったる地形なので、地の利はこちらにある。とはいってもそんなに道から外れることもなかったので、まだまだ知らない場所も多いのだが。


 そんなことを思いながらとりあえず森の中に入っていく。俺の職業【死神】のレベル上げのためにも、なるべく多くの魔物を狩りたいところだが、第一の目的は今この森がどのようになっているかということを確かめることだ。


 そう思いながらずんずんと森の中を進んでいく。体感として五分くらい歩いただろうか、何かの鳴き声が聞こえ、近づいていくとゴブリンたちが歩いていた。


 方向としては山の上の方から来ているな、その数3体。最初に戦った時と同じ数だが、あの時とは経験が違うし、何よりアビリティの【属性付与(毒)】もある、ここはあまり気負わずに大丈夫だろう。


 ゴブリンたちを視界に収めた後、気配を消して距離を縮める。そして奴らの一人がこちらにきづいた瞬間に走りだし、先頭にいるやつの心臓を一突き。


 そのまま短剣を抜きざまに、走ったスピードを殺さずにもう一体に飛び蹴りをかます。この飛び蹴りはさすがに無理やり放ったので、大したダメージにはならなかったが体勢を崩すことには成功した。


 そのままもう一体のゴブリンに対し短剣を振りかざす。まず腕を切り裂きひるんだところで一歩踏み込み喉一突き。そこで一旦離脱し、体勢を崩したゴブリンと一対一の戦いだ。こうなってしまえばもうあとは攻撃を見切りよけたところを一突きで仕留めて終わりだ。


 こうやって見ると、かなり動き方が手馴れてきたと思う。戦いの中で考えていることはなるべく早くに致命傷となる一撃を繰り出すことと、その攻撃のために常に攻めながら有利な状態に持っていくことだけだ。


 この感じで行けば、ただのゴブリンなら4,5匹同時でもなんとかなるだろう。もし難しくてもアビリティを使用すれば大丈夫だと思う。


 またスキルの暗殺術、鑑定、それぞれアビリティ以外にもそのスキルにまつわる行動に補正が加わっているように思う。戦っていて殺すという動きがある程度わかるし、観察するときにもいつもより多くの情報を得ているような感覚になるのだ。


 そんなこんなでざっと一時間くらい森の中を巡回したところであったゴブリンの数は18体に上り、俺の職業【死神】もついにレベル1に上がった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 名前:黒神 色人(クロガミ シキト)

 種族:人族

 職業:死神

 ジョブレベル:1

 必要経験値:1/200

 【ステータス】

 |M  P:10+(10×0.9×1)+(10×0.1×1)|=9/20

 |攻撃力:8+(8×1.2×1)+(8×0.4×1)  |=21

 |耐久力:8+(8×0.5×1)+(8×0×1)   |=12

 |速 度:11+(11×1.2×1)+(11×0.4×1)|=28 

 |知 力:10+(10×0.8×1)+(10×0.1×1)|=19

 【所持スキル】

 暗殺術 レベル 1 【属性付与(毒)】

 鑑定  レベル 1 【物品鑑定 1MP】

 【所持SP】

918,027P

 【装備品】

 死神の短剣 レベル 1

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 道中何度かアビリティを使用したが、そこまでの危険はなく、順調に回っていけた。


 この一時間で思ったのは、結構な頻度でゴブリンたちと会うことと、奴らの多くはこの山の北側から山を下りるような形で歩いているところを遭遇したということだ。


 昨日ホブゴブリンと出会ったのも北側だったこともあり、奴らの本拠地は北側なのではないかと思う。


 ここで思うのはこのまま探索を続けるのか、それともいったん戻ってみんなと話し合うのかということだ。


 正直この強くなったステータスを使って戦ってみたいという思いもあるし、今ならホブゴブリンとも戦えるのではないかという思いもあるが、ここは一旦帰ろうと思う。


 そろそろお昼になるので、ご飯でも食べてから英気を養って、午後に山の北側を見よう。


 上がったステータスを確かめるためにも、帰りは走って帰ることにする。


 単純に速さのステータスが二倍になったからか、いつもより体が軽いような感覚になる。いつもの倍近いスピードで疾走しながら屋敷の途中にいるゴブリンたちを慣れた手つきで倒し、屋敷へと直行した。





 

 屋敷に帰ってみるとかなり穏やかな時間が流れており、帰ってきたと感じる。門を開けてもらい、中に入ると、厨房の方からいい匂いが漂っており、もうそろそろ昼食の時間だとわかる、いいタイミングで帰ってきたな。


 その後みんなと昼食を終えた後、情報を共有する。


 ケビンに話を聞くと、なんと昼間は襲撃はなかったようだ、しかし警備に回っていると遠目にゴブリンの姿を見つけ、その都度中から出ていって倒していたようなので、近くをうろついていることに変わりはないようだ。


 もしかすると昨日の時点で周りにはいたのかもしれない、とするとゴブリンの知能では建物を見ても人がいることには気が付かず、明かりを見つけて襲ってきたのかもしれない。


 また午前中にある程度基礎を小田さんと柳生さんには教えたので、あとはその反復練習と実践がいいということなので、午後は二人も警備に加わってもらうことになるようだ。


 魔法職の面々は皆スキルレベルが1になったことで、二子さんと波瀬さんは攻撃手段を手に入れたので、こちらも警備に加わってもらいながら鍛錬をするようだ。


 治癒士の南さんもスキルレベルが1になり、【手当】のアビリティを手に入れた、これは低級ポーションには及ばないが、貴重な回復手段であり、訓練でけがをした擦り傷なんかは一瞬で回復することができるので、かなり重宝するだろうとのことだ。


 そこで、外を見て回った結果を話すと。


「なるほど、そうしたら午後は一緒に北側を見に行きましょう。まだどれだけ危険かわからないから、取り敢えずは二人で行きましょう。そしたら屋敷の警備は一ノ瀬お前に任せた。」


 そういってケビンがついてきてくれることになったので、午後は二人行動となる。


 屋敷の警備だけならみんなに任せて問題ないだろう。しかし一応最大戦力の俺とケビンが抜けるので、一ノ瀬さんに、何かあったらフレンドチャットを使って知らせるように言い、二人で山の北側に行くこととする。


 ちなみに、ケビンは昨夜の戦闘でレベルアップ目前だったが、午前中の稽古で経験値を取得しており、レベルアップを果たしていた。そのステータスがこれだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:ケビン・マイケル・フォースター

 種族:人族

 職業:戦鬼

 ジョブレベル:1

 必要経験値:0/200

 【ステータス】

 |M  P:7+(7×0.5×1)        |=11/11

 |攻撃力:12+(12×1.1×1)+(12×1)  |=37

 |耐久力:11+(11×1.1×1)       |=23

 |速 度:9+(9×0.8×1)        |=16

 |知 力:8+(8×0.2×1)        |=10

 【所持スキル】

 怪力 レベル 1 【爆裂拳 5MP】

 【所持SP】

 40P

 【装備品】

 なし

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 とこうなっている、こうしてみるともともとの攻撃力の3倍になっており、かなり強くなったのではないかと思う。


 昨日と同じ過ちを繰り返さないように今日はなるべく明かりを灯せないので、暗くなる前に帰ってくる必要がある。今の時間が午後の一時なので、時計の針が三時を指すころには引き返さないと、日が落ちてしまうかもしれない。とりあえずタイムリミットを二時間と考えて、そのことをケビンと共有した後、北に向けて足を進める。




 

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