第17話 二日目始動
誤字脱字や物語の矛盾点など、ありましたらご指摘いただけるとありがたいです。
ストックにも多少余裕が出てきたので本日から三日間試験的に、12時と18時の二回投稿してみたいと思います。
その後は基本的に12時の毎日投稿に戻しますが、今後もストック状況と今回の結果を踏まえて、一日に何話か投稿するのがありなのか見ていけたらと考えています。
4月からは仕事の方も始まるので難しくはなると思いますが、試験的な一日二回投稿を楽しんでいただけたらと思います。
今後の方針が決まったところで、ミーティングは解散となった。ケビンと鈴木さんは早速人を集めて指示を出し始めている。そこで俺は爺に近づき話しかけた。
「爺、大変な役どころを頼んでしまって申し訳ない。でも爺なら大丈夫だと信じているから。」
そういうと、爺は嬉しそうに。
「そういっていただけると嬉しい限りですな、私の選んだ職業である使用人は今までやっていたことをやるだけで経験値がたまるので、レベルもすでに2になっています。それによってステータスとやらも強化されていますし、スキルもあるのでお任せください。」
そういって見せてくれた爺のステータスがこちらだ
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名前:五十嵐 半蔵
種族:人族
職業:使用人
ジョブレベル:2
必要経験値:4/50
【ステータス】
|M P:12+(12×0.3×2)|=19/19
|攻撃力:7+(7×0.3×2) |=11
|耐久力:5+(5×0.3×2) |=8
|速 度:8+(8×0.3×2) |=13
|知 力:13+(13×0.3×2)|=20
【所持スキル】
護身術 レベル 0
【所持SP】
0p
【装備品】
なし
【その他】
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ステータスを見ると驚いたことにかなり高かった。やはりジョブレベルは上げる必要があるな。また職業選択の時に手に入るスキルは人によって若干異なるようで、鈴木さんは同じ使用人を選択したが、手に入ったスキルは計算というスキルだった。
このステータスならゴブリン程度なら何とかなるだろう。爺の戦闘力なのだが、実際に戦っていることを見たことはないが、年なのにもかかわらず背筋やたたずまいから、かなり強いのではないかと思っている。実際昔ケビンから現役の時の爺には勝てるかどうかわからないと聞いたことがある。
「なるほど、このステータスなら、なんとかなるかもしれないね。それに今回は父さんたちとのパイプ役になってくれるのだし、フレンドチャットや、通話にもかなりのポイントが必要になってくる。だから100,000p渡しておくから、何かあったら使ってくれ。
くれぐれもケチって命を落としたるすることのないように。あとは俺だったら使っているという場面だったらほかのことにも使って構わない。その点誰よりも俺に詳しいからね。」
「かしこまりました、ありがとうございます。必ずや期待に応えて見せましょう」
そういって少し大げさにポイントを受け取り、爺は屋敷を出ていった。何かあったらチャットや通話で知らせてくるだろう。
ちなみに移動手段は屋敷の車を使ってる。いくつかあったのだがその中でも一番小さな軽のワゴン車を使っている。これはちょっとした買い出しなんかに使われていたやつだ。高級車や、電気自動車などもあったが今の現状高級車は使いずらいし、電気自動車は何かあったときに必要になってくるだろうということで残している。
爺が出ていったことで少し寂しく思ったが、ふらふらしてるような隙はない。屋敷内のことは鈴木さんに任せて、俺はケビンのもとに急いだ。
ケビンは屋敷の庭で、戦闘職を手に入れた元家政婦の小田さんと柳生さん相手に戦い方を教えている。
小田さんはショートカットの小柄な女性で、いつも元気なのでムードメーカー的存在の人だ。それに対して柳生さんはいつもポニーテールにしていてスレンダーな女性でどちらかといえば内向的な性格だ、どちらも魅力的な女性だがタイプが正反対だ。
しかしこの二人にも戦力になってもらわねばならず、今の世界なら十分戦力になるということだ。誰一人失いたくないので、彼女たちの自衛のために強くなってもらおう。
「ケビン、さっき爺は屋敷を出ていったよ。見送りはすましたんだけど、何か俺はやることある?」
と警備責任者であるケビンに聞くと、ちょっと困ったように、
「そうですね、今さっき警備を一ノ瀬と加藤に代わって内海と七瀬が入ったところですし、俺は小田と柳生の二人を見なくちゃいけないですよね。坊ちゃんに関して言えば正直訓練するより実践を重ねたほうがいいので、今特にこれといってやることはないですね。」
といわれたので、どうしようかと思ったが近くに魔法職についた魔術士の二子さん、波瀬さん、治癒士の南さん、そして娘の真美ちゃんがいたのでそっちに向かった。
真美ちゃんはまだ職業につけないので南さんと一緒にいるのだろう。おそらく宿題だと思われる勉強をしていた。
「真美ちゃんおはよう、大丈夫?」
真美ちゃんに話しかけると、小さなかわいらしい声で
「はい大丈夫です、ありがとうございます」
と返事を返してくれた。その声で近くにいた三人がつむっていた眼を開け、南さんが話しかけてきた。
「色人様、これはこれはどういたしましたか?」
と聞かれたので、邪魔してしまったかなと思い。
「ごめんね、座って目をつむっていたから、【瞑想】のアビリティでも使って経験値を稼いでいるのかなって思って話しかけなかったんだけど…」
「いや、邪魔だなんて、そんなことはありません。とてもよくしてもらってますのに。そうです先ほどから鍛錬していたので、今の私たちのステータスでもご覧になりますか?」
と聞かれたので、魔法職のステータスっていうものにも興味があったので、お言葉に甘えて見せてもらうことにする。
三人のステータスがこれだ。
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名前:南 真紀
種族:人族
職業:治癒士
ジョブレベル:0
必要経験値:8/10
【ステータス】
|M P:7+(7×0.5×0)|=7/7
|攻撃力:5+(5×0×0) |=5
|耐久力:9+(8×0.1×0)|=9
|速 度:6+(6×0.1×0)|=6
|知 力:7+(7×0.5×0)|=7
【所持スキル】
初級治癒術 レベル 0 【瞑想】
【所持SP】
0P
【装備品】
なし
【その他】
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名前:二子 小美華
種族:人族
職業:魔術士
ジョブレベル:1
必要経験値:2/25
【ステータス】
|M P:8+(8×0.5×1)|=12/12
|攻撃力:5+(5×0×1) |=5
|耐久力:8+(8×0.1×1)|=8
|速 度:5+(5×0.1×1)|=6
|知 力:7+(7×0.5×1)|=11
【所持スキル】
初級魔術 レベル 1 【瞑想】【攻撃魔術 2MP】
【所持SP】
0P
【装備品】
なし
【その他】
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名前:波瀬 京子
種族:人族
職業:魔術士
ジョブレベル:0
必要経験値:9/10
【ステータス】
|M P:7+(7×0.5×0)|=7/7
|攻撃力:5+(5×0×0) |=5
|耐久力:8+(9×0.1×0)|=8
|速 度:6+(6×0.1×0)|=6
|知 力:8+(8×0.5×0)|=8
【所持スキル】
初級魔術 レベル 0 【瞑想】
【所持SP】
0P
【装備品】
なし
【その他】
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とこんな感じだ、驚くことに二子さんが職業とスキルのレベルが1に上がっていた。
「皆さん、すごいですね、特に二子さんはもうレベルも上がってる。新しいアビリティの【攻撃魔術】ってどんなのですか?」
と少し興奮気味に聞くと、
「そうですね、まだ使ったことがないので何とも言えませんが、ファイヤ、ウォーター、ウインド、サンドの四種類の中から選べて、選んだ属性の初級攻撃魔術を出すことができるみたいですよ」
と教えてくれた、なるほど俺の【属性付与(毒)】と同じようにいくつかの中から選べるタイプなのか。おそらく魔法攻撃ができるということは貴重な遠距離攻撃手段を得るということだ。
「なるほど、ありがとうございます。すみません鍛錬を中断させてしまって、頑張ってください。」
そういって、これ以上邪魔をしないよにここから立ち去る。
また暇になってしまった、しかし俺もレベルを上げなくてはいけないな、
「そうだ屋敷の外に行って、魔物を狩ってこよう」
そう思い立って、ケビンに相談したところ。俺の戦闘力から大丈夫だろうとのことで、無理をせず、危なくなったら引き返すことを条件に、一人で屋敷の外に出て調査に出ることになった。
魔物駆除とp稼ぎ、そしてこの屋敷の周りを調べる大事な仕事だ。気を引き締めて当たるとするか。
そういって門を開けてもらい、一人で屋敷の外に出たのであった。
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