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朝食は今日もパンの味

 始めまして!藍川すぴかです。今回が初投稿でとても緊張しています。多少文がおかしい所があるかもしれませんが、ご了承下さい…。


―――2200年・東京


「今日も暑いな。律」


 朝、ハツラツとした声で話してきたのは父だった。


「そうだね父さん。今日からはかなり暑い日が続くらしいから気をつけないとね。」


 2月と書かれたカレンダーを見て、律と呼ばれた少年は呟く。


「もうすぐ姉ちゃんの命日か…。」


「もうそんな時期なのか。今年も行かないとな。ってそんなに生きていられるかはわからないけど」


 父は苦笑いをして、朝食のパンの耳をかじると、仕事に出掛けていった。


「俺も学校に行かなくちゃ。」


 都立沢上中学。全校生徒7000人。規模としては小さい方だ。


「律!おはよう!!」


 後ろから音も無く現れ俺に大声で話しかける少女の名は菫。俺の幼馴染だ。ちなみに顔はそこそこの良さである

 

「律、今失礼なこと考えていたでしょ。」


 バレたか。コイツはバカなのに嘘や考えていることが大体分かるらしい。バカなのに。


「1時間目は歴史だってよ?教科書忘れてないよね?」


「私教科書忘れた。だから貸せって事だろ?」


「あ、よくわかったね。大当たり!」


 俺は呆れてその後菫とは1回も話さず登校した。


――1時間目・歴史――

 歴史の授業は好きだ。昔のことが知れるからだ。

 あの時〇〇があったから現在こうなっていた。というのが分かるというのも好きな点である。

 歴史の授業の中でも特に嫌いな単元があった。約180年程前、少子高齢化という事が問題になっていたことがあったらしい。今ではあり得無い話だ。しかし、政府はそれを解決しようと全国から独身の男女を集め、子作りをさせ、子供を増やしたらしい。その結果、人が増えすぎた。そのせいで今は食料が不足し、空気も悪くなっている。今では米や大豆まで高級食材となっていた。

 俺はそうした奴らが憎い。姉を殺した奴を殺したいほど恨んだ。


「…君?…白川君?どうしたの?」


「あ…いや何でも無い。」


 気付けば1時間目は終了して、クラスメイトが席を立って話をしていた。

 俺もその中に混ざり、話していた。

 

 その日の夜だった。急に父から告げられた一言。


「もう、食料がない。」


 絶句した。今まではかろうじてパンの耳があったが、それもついに底をついた。

 そしてともう1つ、父から告げられた一言。


「律、俺を食え。」


 それが、父の最後の言葉だった。

 見ていただきありがとうございます。今後も頑張ります!

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