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ツイングリッター  作者: シャオえる


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報告のその前に

 リリーが部屋を出て後、着替えを終えたシャーロットがのんびりと用意された軽食用のサンドイッチを食べながらパラパラとページをめくり本を読む

「お姫様にしては、ちょっとお行儀が悪いね」

 突然聞こえた声に、紅茶を飲んでいたシャーロットが驚いて咳き込む。慌てて持っているティーカップをテーブルに置くと、部屋の窓から侵入するシャロとリリーを睨んだ

「急になんなの!」

「お腹空いたから、ご飯食べに来たの」

 リリーがシャーロットに返事をしながら、少し残った食べかけのサンドイッチを見つけ、食べようとテーブルに止まる。シャロとシャーロットがリリーを見ると、テーブルに置いていた読んでいた本が突然また燃え出した

「リリー」

「違うよ。見てない。見たのはシャロでしょ」

「どちらが見たとしても、何度も燃えたら困るのよ、この家に何かあったら困るわ」

 そう言いながらベッドに置いていた開いたままの本を閉じて、片付けるシャーロットをシャロがじっと見つめている

「魔術は分かるようになったの?」

「ええ、ほんの少しはね」

 シャロの質問に自慢げにそう言い返すと、リリーのいるテーブルの近くに置いてた本を一冊取る。リリーがシャロの肩に移動し、シャーロットは本を読もうとパラパラとページをめくり読もうとすると突然、部屋の扉がコンコンと叩く音と共に部屋の扉が開いた


「シャーロット様、おやつはいかかですか?」

「ありがとう。ここに置いておいて」

 シャーロットがテーブルに目線を向けると、お菓子をたくさん入れたワゴンを部屋にいれ、家政婦達がテキパキとテーブルにお菓子や紅茶のおかわりを淹れる。その間にシャーロットが部屋にいたはずのシャロとリリーを探すように部屋の中をキョロキョロと見渡した



「リリー、戻っちゃダメだよ」

「おやつだって。いいなぁ。食べたいな」

 家政婦が扉を開ける前に部屋から逃げ出したシャロとリリーは、ディオロイ城の屋上にいた。リリーが、おやつが食べたくてシャロの周りをグルグルと飛び回る。目の前を何度も通り過ぎるリリーを気にせず、屋上から見える近くの村のニアの様子を見ている

「おやつの前にリリー、前お願いしたのはどうだった?」

「えーとね……」

「ねぇ!おやつ要らないの?」

 シャーロットが部屋の窓から顔を出し、周辺を見渡しながら叫ぶ。声が聞こえたリリーが話すのをすぐに止めご機嫌でシャーロットの部屋に向かっていった。一人残ったシャロは微かに聞こえる二人の話し声を聞きながら背伸びをしてフフッと微笑んだ

「しょうがない。リリーの話しは夜になるかな」

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