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ツイングリッター  作者: シャオえる


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風の行方

 明朝、ディオロイ城にある木々に止まる小鳥が仲間を呼ぶように鳴く。集まった小鳥達が止まる木々の木漏れ日がシャーロットの部屋の窓に入る

「シャーロット様、おはようございます。」

 まだ寝ているシャーロットを起こすために家政婦が部屋の扉をノックをする。扉を開け部屋中に置かれたたくさんの本に呆気に取られながら部屋に入るとすぐ、テーブルに突っ伏し本を枕にして眠るシャーロットを見つけ慌てて駆け寄る

「シャーロット様!」

「起きてください!大丈夫ですか?」

 眠るシャーロットに声をかけると、シャーロットの目が少し動いて、ゆっくりと体を起こす。家政婦の声にふかふかなベッドで寝ていたリリーも目を覚まし、ベッドに下に身を隠した

「どうしてここで寝ているのですか?」

「読んでいるうちに寝ちゃったのよ」

 うーんと手を伸ばし背伸びをしながら大きなアクビもして答えると、持ってきた果物やお菓子が無くなり、ティーポットも空になっているのに気づいた

「すぐ温かいお飲み物を用意しますね」

「ありがと。ついでに軽食も用意してくれる?」

「分かりました。すぐに用意します」

 テーブルの上にある本以外のティーポットやティーカップ、果物やお菓子を置いていたお皿などを片付け部屋を出る。部屋に残った家政婦達は、シャーロットの部屋にある魔術書を見渡して困惑している

「一日でほとんど読んだのですか?」

「お疲れではないですか?」

「疲れてないわ。それよりお風呂の用意お願いするわ」

「分かりました。すぐに」

 シャーロットのお願いに残っていた家政婦達も部屋を出る。一人になったシャーロットがふぅ。と一つ深呼吸をして、ベッドの方に目線を向けた

「もう出てもいいわよ」

 シャーロットがそう言うと、ベッドの下からリリーが出てきて、羽を広げてバサバサと上下に動かし、埃を振り払い、椅子に座るシャーロットの方に向かって飛んだ

「おはようシャロ」

 本を読もうとしていたシャーロットの周りをグルリと周り、テーブルの上に止まってシャーロットの顔をじっと見つめた

「なによ」

「シャロの魔力に似てる」

 そうリリーがシャーロットに言った瞬間、二人の近くにある大きな窓が突然バンッと勢いよく開き、部屋中に風が吹き荒れ、魔術書がパラパラとページがめくられ、シャーロットが持っていた本も風の勢いに負け床に落ちた。リリーは魔術書を見ないようにぎゅっと目を閉じ、風に逆らうように窓から外へ飛び足した

「じゃあまた後でね。ちゃんと美味しいご飯、用意していてね」

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