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男にはどうしても買わなきゃいけない時が来るのは分かるけどね

 この本屋は、今年で80歳になったワシが1人で経営している。

 それ故に穴場と思われているのか、18歳未満の少年がエロ本を買いに来ることが多い。

 今日もまた、1人の少年がエロ本を買いにきた。中学生だと一目見て分かった。

 早く店をしまって寝たいのに、少年は閉店間際にやってきた。


「悪いけど、キミには売れないねぇ。キミ、中学生でしょ?」


「いえ! 高校生です!」


 いや中学生でしょ。というか高校生でも買えないからね?


「あー、高校生ってことは18歳未満だね。じゃ駄目だ。帰りなさい」


「いえ! 間違えました! 大学生です!」


 何を? 何を間違えてさっきまで高校生にランクダウンしてたの?


「あー、もういいから、さっさとそれ(エロ本)置いて帰りなさい」


「そうはいきません! 僕はどうしても買わなきゃいけないんです!」


 分かるけども。分かるけどもダメなもんはダメなんだよ。


「と、友達に頼まれて!」


 急に苦しくなったな言い訳。

 もういいから、こっちは早く店しまって寝たいの。


「一生のお願いだから! 一生のお願いだから!」


 小学生か。


「おじいちゃんのお嫁さんになる! って幼稚園で言うから!」


 孫娘か。なんでどんどん退化してくの? そもそも男だよねキミ。


「おじいさん、僕が18歳未満でることを証明できるんですか? できるのならば2000文字以内の小論文を書いて提出願います」


 大学生か。ここで大学生になって粘るの?

 もういいから早く帰ってくれない?

 こちとらもうオネムなの。早く店しまいたいの。


「証明できないのなら売るしかない……ですよね?」


 中学校の学ラン着といてよくもまあ堂々と言えますな。


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