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転生の泉  作者: 中学生かもしれないガキ
小谷
2/2

生まれた場所

目が覚めた時にはすでに感覚が戻っていた。

頭もしっかりと働いている。1+1は多分11だ。

ところでこのクソ寒い場所はなんなんだ?小谷か?

わからねえなら見に行けばいいっ!

*腕を突き出す


…あ?

腕、なんだこれ。え?赤ん坊?えぇと。ふぇ?

待ってあれだ、これは夢だ。つーか寝た覚えもねえけど。

起きろ!ぶしゅるる〜


「Salut, mon enfant.」


うをぉ!


「をぁーぇ、」


なんか出たぞ声が。つーかこの声って赤ん坊やん。

やっぱり夢だ!現実世界を思い出せないのもそのせいだ!

…つーか今俺に話しかけたの誰だ。


「En quoi êtes-vous surpris ?」


そこにいたのは中年のおっさんだった。

選ばれたのはフランス語(?)でした。

外国系か…顔はオーストラリア人に似てるな。

しかもこのジジィ、き◯に君並みに筋肉あるな。

猛者の称号が伝わってくる。しかも知らねー顔だ。

待て、知らねー顔って夢には出てこないんだっけ?

こいつまさかディ◯マン的な存在か??


「Oh, que s'est-il passé ma chérie」


そしたらおばちゃんが出てきた。

ジジィと同じ40代後半くらいか…

髪色が白いな。普通に綺麗だ。


「Ferme la fenêtre」


それにしろ何語だこれ。フランス語に近いな。フランス語聞いた覚えないけど…

つーかなんでこんな頭働くんだ?記憶がおかしい、何も出てこねえのにネタとか日本語とか…

てか英語も出てくるぞ!Hurray people!不思議とうれしくはならないな…

でもフランス語がわからん。Bonjurレベルしかわからん。

そう考えてる間におばちゃんの方が立って歩き出した。窓の方へ。

雪がすげー。つーかこの夢もリアルだな、寒いよ、ベリークール(カタカナ)

*窓を閉めるおばさん

赤ん坊がいる部屋の窓開けんなよ。猪入ってきたらどうすんだ。

猪いるかは知らんけど雪降ってるし、うぅ寒っ!


「Tu es maintenant mon fils à partir d'aujourd'hui, maintenant va dormir enfant」


なんか言われたけどわかんねえよ。ふぁ、そろそろ寝よ。

夢の中で寝るってなんなんだよ全く。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


起きた。眠くねえ。もう朝か、寒いな。

起きようと…あれ、体が起きねえぞ。くそ、体め、サボりやがって

*ジジィが顔をだす


「Bonjour mon fils」


Bonjourだけわかった。つーかなんでジジィいるんだよ。まだ夢なのか?


…ジジィ、一本腕ねえな。

そこにあったのは左手だけだった。氷のように冷たい。つーか出してくれぇ!死にたかねーよ!

*手を突き出す


相変わらず赤ん坊だな。この手ぇー(棒)。


「voulez-vous sortir」


ジジィが手を出してきた。

俺のこと掴んで窓へと連れてきた。綺麗だ。こんな景色見たことがない。


すると音がした。見ると人がいた。

急で焦った。けど話しかけてきた。


「Bonjour」


返そうとしたけどやめた。

子供として気味悪そうだから。

ジジィが話してたらおばちゃんが来た。


「oh mon dieu que s'est-il passé」


おばちゃんが出てきた。つーか母親なのだろうか。


「Qu'est-ce qui ne va pas?」


するともう二人出てきた。

はっきり言おう、めちゃくそ美形だ。

かみは二人とも白で目は黒。にいちゃんの方は十七歳くらい?そして姉ちゃんは十五歳くらいか。

兄貴とかなのだろうか。


それにしてもこの風景は美しい。

冬なのだろうか、よく雪が降る。


この景色は果たして本当に俺がいたの世界なのだろうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


この数ヶ月で色々わかった。

多分俺は転生した。死んだ覚えもクソもないのは恐らく記憶障害かなにかだ。

それとこの世界の言語だ。ついにフランス語的な言語がわかるようになった。

大体だが普通に生活していてわかるようになった。

ジジィの名前はルイス•ライアンらしい。

おばちゃんはデヴォン•ライアンで、兄貴はジョセフ•ライアンで姉ちゃんはミッカ•ライアン。

ルイスはやはり父らしい。デヴォンは母か。

ジョセフとミッカは兄と姉なのか。

まだ鏡を見ていないから自分の顔を見てないが多分美形なのだろう。うん。

兄貴似でいてほしい。

…早く動けるようになりたい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一年経ってようやく動き回れるようになった。

ここは小屋なのか広くはない。エアコンはない。

裕福なのではないのだろうか、機械自体がない。

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