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改札の向こう側

しばらく光の中を進むと視界が開けた。

そこは小高い丘だった。青々しい草花が辺り一面を覆い、向こうには村らしきものが見える。

すると遠くから何か飛んでくる。徐々に近づいてくる。あれは・・エコバックを足にかけたハト。一直線に飛んでくる。ハトが速度を上げた!!このままではバードストライクしてしまう!!!

俺は振り向き走りだそうとして、


「うわっ!」


後頭部をガシッと掴まれた。頭にハトが着陸し、エコバックは俺の股をすり抜けていった。俺は前のめりに倒れた。


エコバックの中には手紙と腕輪が入っていた。とりあえず手紙を読むことにした。





「拝啓ソラ君 いかがお過ごしでしょうか。

何も関係のない君を私の身勝手に巻き込んでしまい申し訳ないと思っている。

そのお詫びに君には不自由のないよう能力を与えた。まず言語だ。誰が喋っても君の母国語にしか聞こえない。次に君の体を頑丈にした。軽トラに轢かれても死なないくらいには頑丈になっている。最後に天井や壁に張り付いて動ける能力だ。これは君の憧れをそのまま能力にしたものだから自分で研究してほしい。では健闘を祈る。」




どうやらやってほしいことについての詳細も腕輪についての説明もないようだ。そそかっしい人だ。さてそれじゃあ向こうに見える町にでも行くか。

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