7話
韓国に残った開発部隊…
隼「そろそろ銅線の在庫がないな。」
悠「もうねーのかよ!んじゃ、ドライブ行くか?」
隼「そうだな。」
悠「よし!試運転だ!」
そう言って『ヒュンダイ・ソナタ』YF型という韓国のパトカーと同じ形の車に乗り目的の場所へ走り出した。
隼「よし、ここで良いな。」
悠「それじゃ、頂戴しに行きますか。」
そう言い2人はリサイクル工場に送られる前のパソコンや電化製品の部品やケーブルなどを取りに倉庫の中に入った。
悠「なー、ここに何回も入ってるがよくバレねーな。」
隼「ここからリサイクル工場に送られてから数と中を確認するからな。作業員もアルバイトだし、バレる要素は皆無だな。」
悠「なるほどな。とりあえずこんくらい取れば良いだろ?」
隼「そうだな、細かい部品もしっかり取ったな?」
悠「もち!任せんしゃい!」
隼「なら行くか。」
そう言い倉庫を後にしようとすると警察車両が乗ってきた車の前に停車し2人の警官が乗ってきた車に近いていた為すぐさま身を潜めた。
この辺りは工場や倉庫しかなく盗み以外の理由で夜のこんな場所に停める者はほとんどいない。それもあり確認の為に来たのであろう。
悠「ど、どうする?」
隼「賭けだが、コレを試すか…」
そう言って取り出した箱型の物体を警察車両に当たるよう投げるとその音に警察も反応し箱型の物体に近付く。それを確認し隼斗がスイッチを押すと警察車両のエンジンと近くの街灯、警察のケータイの電源が落ちた。その暗闇に乗じて2人の警察を蹴っ飛ばし気絶させ車に乗り走り去った。
隼「あっぶねー!」
悠「一歩間違えたらこの車も動かなかったとこだぞ!ったく、見られちまったからナンバーと外装も変えねーとな。」
隼「いやー、助かった助かった!さすがは俺の開発した『小型電磁パルス発生装置』だ!範囲は2m弱って所か…上出来だな!」
悠「まー、逃げきれたから良しとしよう!電磁パルスに対抗する策は無いのか?俺たちの車が動かなくなったら本末転倒だろ?」
隼「あるにはあるがバカみたいな策だぞ?」
悠「任せろ!作ってみせる!」
隼「アルミやステンレスじゃなくて鉄板の外装、少なくともボンネットとフロントバンパーは鉄板だな。」
悠「厚さは?」
隼「1.5mmそれ以下は意味ねーかな?」
悠「んーーーー。。。やってみる!」
隼「おう!頼むぞ!」
ガシッと手を握り2人は頑張ることを誓った。