表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/22

2話

酒臭い中ギリギリで飛行機に乗ると他の客が居ないのをいいことに作戦会議を始めた。


総「麗司、策はあるのか?」


麗「総士郎ちゃんは心配性だにゃ〜」


仁「俺は一応カタギなんだからバレないように頼むぜ。」


麗「仁ちゃんにカタギは向いてないから早く佐助ちゃんのとこで詐欺師になった方がいいにゃ!」


佐「仁!いつでも歓迎だぞ!」


仁「誰が詐欺師になるか!ふざけるな!」


修「そうだ、ふざけるな。仁は俺のカジノをデカくするために力貸してもらわねぇと困るんだよ!」


仁「待て待て!俺の意見は無視かよ!」


一方こちらではうるさい奴らを他所に相談している奴がいた。


悠「隼斗!ここどうしたらいいと思う?」


隼「あー、ここはこのコードよりこっちの方が良いよ。並列で処理するから俺と佐助と煌輝の車には必須だね。この中じゃ運転下手だから。」


悠「なるほどな。GPSでの補助運転もこのコードなら行けると思ってるんだが、どうしても修二に勝てないんだよ。」


隼「まぁ、修二と麗司は別格だからね。2人でアイツらを負かしてやろう!」


悠 隼「おー!!!」


煌「Zzz」



麗「お、そろそろ着く頃だな!着いたらまずやることを指示する。」


「アシの調達だ。」


ニヤッと笑いながらそう言う。


飛行機は着陸し韓国の浦郷空港から出て近くの住宅を抜けると昼間からバイクや車で騒ぐ若者の30人程の集団が居り、8人が見つかるとあっという間に囲まれた。


麗「まだ手を出すなよ。」


それだけ言うと麗司は流暢な韓国語でこう言った。


麗「リーダーは誰だ。」


「俺だ。お前らこの辺りの奴らじゃないな?」


麗「日本から来た観光客だ。車を4台欲しいんだが、手に入る場所は何処だ?」


「レンタカーは空港の近くにあるだろ。わざわざここに来たのはなんでだ。」


麗「おっとすまない。速い車が欲しいんだ。例えば、あれとか」


麗司が指さしたのは集団の誰かのものであろうRX-8を指さした。


すると周りは笑いだしリーダーはキーを投げてこう言ってきた。


「それならレースだ。」


ニヤッと笑いながら麗司が了承すると集団は一気に盛りあがった。

彼らの仲間であろう、もう30人の居るレース開催会場へ全員徒歩で向かい麗司は用意された車に乗った。


悠「こりゃすげー。V型6気筒ツインターボエンジン搭載のスピーラだ。10年も前の車だぞ!直線は速いが難点はカーブだな。」


修「悠聖、もしかして麗司が曲がれないかと心配してんのか?」


悠「……いや全く。」


全員「「「だよな。」」」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ