1話
歴史上日本最大人数6000人を誇った伝説の暴走族『魂破仁怨珠』(コンパニオンズ)を束ねた『8人』の幹部達が解散から2年後成人式にて再会し派手に飲み明かす高級ホテル最上階スイートルームでこのアウトロー達がこれからの事を話し出す。
「みんな聞いてくれ。デカい仕事だ。俺たちにしか出来ない、やるだろ?」
「なんだ?面白そうな事か?」
総長と副総長の2人が顔を見合せ楽しそうにニヤけると他の者は飲んでいた事を忘れる程に酔いが覚めた。
総長は持っていた資料の束を机に投げ置くとキレイに見えやすく広がった資料に副総長が真顔で目を通すとニヤッと笑いながら発した言葉は。
「よし、やろう。」
その言葉に頭を抱える者、2人に同調して笑顔になる者も資料に目を通した瞬間真顔になった。
そこに書かれていた内容は来年の6月にNYの銀行から韓国のソウル銀行へ21トンもの金塊が運ばれるという資料とその時使う空路や陸路の予想経路や1回に3トンの金塊が届く等の詳しい情報が書かれていた。
「どっからこんな情報を。」
「俺は今韓国で仕事してるんだが、思ったより機密情報が筒抜けだったから調べてみたら見つけちまったんだよ。」
「相変わらずとんでもないな。」
「褒め言葉と受け取っておくよ。仁ちゃんありがとう!」
仁の疑問にそう笑顔で答えるとスイートルームのソファに深く腰かけ「俺達ならやれるだろ?」『魂破仁怨珠』創設時に放った言葉で全員を煽ると皆「ニヤッ」と笑い腕を後ろに組み総長の指示を待つ。
「んじゃ早速下見と計画を立てる。明日の韓国行きチケット8枚だ。」
取り出したチケットを資料の束を置いた机に投げ置き再び飲み明かした。ちなみに飛行機の時間に遅刻しかけたのは言うまでもないだろう。