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16話

「あと1時間で金塊が到着する!前の3回と同様に行くぞ!」


警備隊長がそう言うと金塊の入ったコンテナを乗せたトラック2台を真ん中に前のトラックはパトカー、後ろのトラックは自衛隊車両が3台ずつ囲む計6台の厳重体制の中、空港を出た。


麗「いよいよだ。総士郎、しくじんなよ?」


総「おう!任しとけ!」


空港のトイレで金塊の入ったコンテナを乗せるトラックの運転を担当する自衛隊の服を奪いトラックの運転席に座っていた麗司が『魂破仁怨珠』の全員と繋がっている無線で呟く。


麗『みんな準備はいいな? 作戦開始だ。』


そのセリフを引き金に建設中の建物や廃墟が爆発し倒壊しだした。

町は突然の事でパニックになり、それに追い打ちをかけるように時間差でソウル内だけでなく周辺の地域にも爆破が始まった。


「おい、どうなってる!」


麗「隊長!街で爆破テロが始まってるようです!金塊はトンネルに隠し、警備を半分程置き街へ行くようにと本部から連絡がありました!」


「おぉ、そうか。よし。パトカー2台と警護車両1台は着いてこい!」


そう指示すると4台の車はソウルへ向かって走り出した。

金塊を乗せたトラックはUターンして警護車両が先導しトンネルへ向かう。


トンネルへ着くと警備の自衛隊は正直ザルだった。

油断しきっているのか、自分が隊長から指示されずに楽な方へ回されてラッキーなど楽観的な奴らばかりだ。


総『通信妨害装置起動』


麗『了解。スニーキングミッション開始する。』


無線でそう話すと2人は外に出て車の中で談笑するやつらへ向けて歩き出し、窓をコンコンと叩き開けさせると『小型電磁パルス』の付いたスタングレネードを車の中に投げ走ってその場を離れる。いきなりの出来事で車の中の奴らは慌てることしか出来ずスタングレネードをまともに喰らい気絶した。車も電磁パルスの影響で動かなくなる。


総「よっしゃ!余裕だったな!」


麗「さっさと行くぞ!」


総「おう!」


そう言うと2人はトラックに乗り街とは逆の海の方へ向かうと海岸には潜水艦とアイツらがいた。


「麗司さん!こっちです!」


麗「久々だな!イ・ソジュンだっけ?手伝ってくれてありがとよ!」


「いえいえ!言われた通り口が堅い者を連れてきましたので安心して下さい!」


総「あ、こいつなんでこんなとこに居るんだ?」


麗「俺が呼んだんだよ。流石に3トンも潜水艦に入れるのには2人じゃ時間がかかるからな!報酬はもう渡してある。」


「積み込むだけであんな大金貰えるなんていい仕事ですよ!」


麗「ついでにこのトラックの処分もよろしくな。」


「えぇ!手配は済んでおります!」


総「なんて言ってるか分からんが手伝ってくれるんだな?」


麗「まー、そういうことだ。さぁ!積み込むぞ!」


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