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10話

見るからに古い倉庫の中に佐助は入っていった。


「これが最後の食事か…」


佐「なぁあんた。キム・ハジュンか?」


「あ、あぁ…君は?」


佐「あんたの買った漁船が欲しい日本人さ。」


「あぁ、あれの事?買ったは良いが会社が倒産したんで、仲間も居なくなった…もうあんなデカい船あっても意味ねーよ。」


佐「なんかあったのか?」


「騙されたんだよ。儲け話があるって言って。」


佐「もっと詳しく。どんな顔だったかなんて名乗ってたかとか出来るだけ多く教えてくれ。」


佐助はそう言って色々聞き出した。

騙してきた者は「ソン・ミンジュン」と言う男で『漁師支援財団』と言う財団法人を名乗り、5億ウォンの出資をすれば10倍の融資をすると言う話を持ちかけてきた。そこから金を振り込んだが融資が遅れるとの連絡が来て2週間が経ち財団の事務所に行くと丸ごと消えていたそうだ。


佐「なるほど…了解した。警察にはしっかり相談しろよ。また来るからその船売るなよ!」


「あ、あぁ。」(なんだったんだあいつは…)


ガレージへ帰ると隼斗と相談を始めた。


佐「これできるか?」


隼「もち!すぐにでも作ってやるよ!けどこんなのなんに使うんだ?」


佐「まー、船の回収にちょっとな。それより銀行に行くからついでにウイルス入れてきてやるよ。」


隼「あぁ、頼んだ。んじゃ、2日くれ」


佐「了解!」


2日後…

佐助は隼斗から貰ったUSBを持って銀行へ向かった。


佐「すみません。こういう者なのですが、詐欺に使われた口座の凍結と使われた履歴の提示をお願いできますか?」


隼斗に作ってもらった警察手帳を片手にそう言うと受付が答える。


「あれ?一昨日も来たのですがその口座とは違いますか?」


佐「では、本部とすれ違ってしまったかもしれないです…念の為見せてください。」


「少々お待ちを。」


そう言うと受付員は内線で上司と話し始めた。


「確認だけでしたらすぐ終わりますよね?」


佐「えぇ、確認して一昨日報告された詐欺事件であればすぐに上司へ報告し帰ります。」


「分かりました。では、データ管理室へ案内します。こちらです。」


データ管理室へ案内され凍結口座と口座の詳細データを見せてもらった。


佐「念の為USBに入れても大丈夫でしょうか?直ぐに終わりますので。」


「えぇ、大丈夫です。」


そう言うと佐助はUSBをパソコンに繋ぎデータをダウンロードとウイルスのアップロードをした。


佐「捜査に御協力ありがとうございました。では私はこれで。」


「いえいえ!犯人早く捕まるといいですね…」


佐「必ず捕まえますよ。」


そう言って銀行を後にし、そのデータと同じウイルスを仕込んだUSBを警察新人のポッケへすれ違い様に入れるとすぐに警察新人がUSBを開くと自分の手柄としてデータを上司へUSBを渡すと警察内部システムが隼斗のウイルスに感染した。

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