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今夜、会いましょう?

「今度、会いませんか?」

そんな言葉に、有頂天になりながら返信をする。


返す言葉は決まってる。

「それじゃあ、夜、会いましょう?」




       ~夜の帳の降りるころ~





出会い系サイトに初めてログインしたのは

ちょうど半年前。

ずっと好きだった彼氏にフられて、

自棄になって始めた。


どうやら18歳という年齢は、

男たちには最高の餌だったようだ。

可愛いだの、純粋だの、いろんな言葉で

どうにか取り入ろうとする男たちを見て、

まるでゲームのようだと私は笑った。

笑いが止まらなかった。


そして私は…

"男たちの欲望"、それを利用する

一つの策略を考えついた。


始めに飛びついてきたのは、25歳の社会人だった。

真面目で誠実で大人…なふりをしただけの

ただの変態だった。

最初から、彼が私に"そういうこと"を

求めているのは、簡単にわかった。


富も地位も持っている若者が次に欲しがるのは…


……自分自身を慰める、女の体だ。


私の策略に必要なのは

たった一つの合い言葉だけ。

それがやっと男の口からこぼれたのだ。

「今度、会えませんか?」


作戦の開始を喜び、にんまりと笑いながら

私は答えた。

「それじゃあ、今夜、会いましょう?」


見上げた空は

まだ十分な茜色を残していた。

新連載です。ちょっと後味悪くなるかも…。

ちょっとずつ頑張って投稿するので、どうぞよろしくお願いします。

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