オマケ もし、「モテる~」のカレカノが異世界召還されたら(笑)
完結とか言っといて……! まぁおまけですので(笑)
夕暮れの教室にひとり。
突如眩しい光が足元から溢れ、その光が線を描き出す。魔方陣と呼ばれるそれの中心にいたのに気づくも、もう遅い。
「ーーーーっ!?」
目映い光に包まれ、全てが白に染まる。光が唐突に消えたそこには、誰の姿も魔方陣も存在してはいなかった。
光が消えると、石造りの部屋に立っていた。
ありえない景色に呆然と立っていると、周りにいた人々が動き出した。どこぞのコスプレか、と疑いたくなる場違いで派手な衣装を着た彼らは口々に言う。
「おお! 聖女さま!!」
「聖女さまが降臨なされた!!」
「救いを! この世界に平和を!」
さぁ、あなたはどうする?
case1 北川有栖
おだてられるままに(お姫さま呼び及び扱いにコロリと堕ちた)聖女を襲名。無意識にイケメンを選別。いつものごとく決め技「私、嫌われてる?」を発動し、逆ハーレムを形勢。
上げて上げて上げて上げて上げ続けられて搾取され続ける。が、気づかなきゃ幸せじゃね? で終わる。後に王子と結婚とかしてるかも。でも多分側室。気づかないけど。女王さまの頃の有栖なので、迎えに来てくれる人はいない模様。
case2 中里六花
状況を判断するやいな、逃げるように忠告。なんたって魔王その1がくるからね! と親切にも拉致誘拐容疑、並びに監禁未遂犯人共に告げてやったと言うのに、鼻で笑って無視とか。君たち後悔するぞ?
見下して適当に丸め込もうとした所に、空間が歪んだ。おどろおどろしい真っ黒々なオーラを纏いてヒーロー(と書いて魔王と読む)登場。
俺見参! てな空気で六花を抱え込むと、六花が見てないのをいいことに、犯人共に報復を開始。痛いのからえげつないのまでお好きなのをどうぞ? な阿鼻叫喚な地獄絵図開幕。ただし、結界により無音なので甘々に溶かされてる六花は気づかない。
その内楓くん(と書いて以下略)の気がすんだらふたりでお手々つないでかえるんじゃね? リア充爆ぜろ。
case3 鎌田ちな
ふーん、そうなんだー。と納得したようで全然納得してません、な目だけ笑わない他所行き仕様で対応。頭軽そうと見下して適当に丸め込もうとした王族その他諸々を、いつもの言動にさりげなく混ぜたトゲトゲで軽ーく攻撃。上げて倍落とすが得意技。
気がすむまで口撃した後、不憫君を待つことなく自力で帰還。号泣の不憫君に迎えられて宥めつつ、日常をかみしめる。……これも愛?
case4 小堺真桜
ヒーローが後からくるなんて誰が言った? 離れるわけないじゃん一緒に決まってるじゃんバカなの死ぬの? てわけで真桜と一緒にしぃちゃん登場。場の空気が凍った。ぎゅう、と抱きしめて誰の目にも触れさせない徹底ぶりに周りも引き気味。
「しぃちゃん、ここどこ? なにも見えないよ?」
真桜の声に、聖女様と声を上げようとした男が固まった。文字通りぴきーん、と。ふむ、しぃちゃん絶好調ある。異世界に来てすぐに力を理解して使いこなすとか、ひと睨みで凍らせるとか流石魔王その2である。そんな感じで縦横無尽にやりたい放題して、一回も誰にも真桜を見せることなく帰還。その際「二度と喚ぶんじゃねえぞ?」わかってるな? とお願いすることも忘れない。できる男である。
「で、結局何だったの?」
そんなもんさ(笑)
case5 間中静留。松川楓。
真桜としぃちゃん、六花と松川先輩でダブルデート中に突然光った魔方陣。とっさに恋人を突き飛ばして魔方陣から遠ざける男ふたり。結果、光が消えて残される女子ふたり。
「「…………ヤバくない?」」
ヤバいね!
場所は替わって向こうには、もんのすごく機嫌の悪い魔王その1その2がおりましたとさ。
後は推して知るべし。
あくまで遊びの想像です。いや、そうじゃない! という方は桜月までご一報くださいませ。




