楽しい異世界
お久しぶりです。
遅くなって申し訳ないです。
ゴロゴロゴロゴロ
「スーーーーーハーーーーーー」
今日も清々しいね!
青い空、白い雲!どこまでも続く大草原!
こっちに生まれて8年たった今でもなかなか慣れない
前世じゃ体験できないことが簡単にできる。
生きてるだけで楽しいね。
「ヒビキーご飯だよー」
今の私のお母さん。ふさふさの耳としっぽが自慢の人狼族。
草原の隅っこに捨てられてた私を拾って育ててくれた命の恩人。
「あんたも飽きないねー。毎朝家の前ゴロゴロ転げまわって
何が楽しいんだか」
[楽しいんだから仕方ないね!]
「なら仕方ないか、別にどうでもいいけど。」
朝ご飯を食べながら親と会話する。ただそれだけなのにこんなに楽しい。
前世は両親が早くに死んじゃったから。もう顔も思い出せない。
まず、思い出らしい思い出がないからどうでもいいけど。
そこでふと思いついた。
[お母さん。]
「ん?何?」
[私の名前って、なんでヒビキなの?]
「ん?なんとなく。そんな感じがしたから。」
やっぱりあの神様の配慮か。
しかしまぁ、お母さんもよくなんとなくで名前を付けたもんだ。
人間と人狼族では名前の価値観が違うのかな?
こっちの人間今まで見たことないけど。
設定とかは来週追々書いていきます。